新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第37話
吉崎の報告を基に舞人に通信を繋ぐ要。コックピット内に要からの通信が入る。
要 「そうか!!聞こえるか?!こちら、M.P.D.BRAVEの要だ!!」
マイトガイン 『舞人!!要さんから通信だ!!』
舞人 「そう来ると思ったぜ!!こちら舞人!!要さん、援軍に感謝する!!」
要 「お互い様だ。こちらの方でBLWを叩く!!舞人とマイトガインはデストリアンに集中してくれ!!」
舞人 「ああ!!わかったぜ!!」
舞人との通信を終える要。またしても出現したBLWに憤りを覚える。
要 「これ以上、BLWの出現を野放しにできるか!!一体、誰が何の目的で放つ?!!」
ファイバードとキングエクスカイザー。両者の拳がD‐23の胸部に打ち込まれる。
ファイバード&キングエクスカイザー 『はぁああああぁぁっっ!!!』
ゴガドォオオオオンッッ!!!
D‐23 『ギゲヤアアアアアッ!!!』
ドォカアアアアアンッ!!
ファイバード 『ぐああああ!!』
キングエクスカイザー 『ヤロオオッ・・・!!』
両腕のパンチで反撃を受けるファイバードとキングエクスカイザー。ファイバードは吹っ飛ばされるが、キングエクスカイザーは持ちこたえる。
キングエクスカイザー 『よくも、俺の可愛い従妹を喰おうとしたな・・・!!!ただでは済まないぜ!!カイザーブラストオォォッッ!!!』
今回の融合巨大合体でエクスカイザーは完全に勇に意識を任せていた。勇の燃え滾る感情がカイザーブラストと共に炸裂する。
ギュドォヴァゴオオオオオオオッッ!!!
ズギャドォギャガアアアアアアンッッ!!!
D‐23 「ギギャオオオオッ!!!」
近距離からのカイザーブラストで吹っ飛ぶD‐23。キングエクスカイザーは、ファイバードに振り返り、倒れた身体を起こす為に手を差し伸べる。
キングエクスカイザー 『ほらよ・・・。』
ファイバード 『ありがとうございます!ところでいつもと口調と声が違うんすが・・・。』
キングエクスカイザー 『ああ、今は俺、平沢勇の意識になってるんだ。今回からエクスカイザーは俺と融合合体した際に、完全に俺に意識を任してくれたみたいだ。』
ファイバード 『平沢・・・!?もしかして平沢唯ちゃんのお兄さんですか?!』
ファイバードもご存知の通り勇士朗の意識で闘っている。勇士朗は平沢と聞き、ピンときたのだ。
キングエクスカイザー 『唯の友達か?!話じゃ聞かされてたが、以前に助けてくれたロボットって言うのは君だったんだな!俺は唯の従兄だ。よろしくな!!』
ファイバード 『そうなんですか!?よろしく・・・。』
キングエクスカイザー 『だが、喋っている場合じゃねぇな・・・。』
会話するキングエクスカイザーの背後でD‐23が起き上がる。唾液をたらし、触覚を小刻みに動かしながら顎を開閉している。
D‐23 「ギチャアアア・・・・。」
キングエクスカイザー 『さぁ、いくぜ!!カイザーソードッ!!』
ファイバード 『はい!!フレイムソードッ!!』
ググン・・・・・ギュフォフォンッッッ!!!
それぞれのソードを取り出し、切先を向けてD‐23に振り返る。
ギュドォドォアアアアアアアァッッ!!!
そして一気に斬りかかっていく。だが、D‐23は二つの斬撃を両腕の硬質部分で受け止める。
ガガキイイイィィィッッ!!!
ファイバード 『何!?』
キングエクスカイザー 『できるな!!』
ギギギギィ・・・・ガアアンッ、ドォドォガアアアアンッ!!!
両者の刃を弾き返して、再度豪腕を打ち込んで2体を吹っ飛ばす。
ファイバード 『ぐおああああ!!』
キングエクスカイザー 『ちぃっ!!硬いヤロウだっ!!』
バック転しながら着地して体勢を立て直すファイバード。キングエクスカイザーは僅かに飛ばされるが、難なく着地する。
D‐23 「ギギゲギャアアアア!!!」
ギュゴドォオオッ!!!
咆哮しながら、口から破壊光弾を放つD‐23。ファイバードはフレイムフィールドでこの攻撃をシャットアウトし、キングエクスカイザーはジャンプしながら、D‐23の背後を捕る。
ファイバード 『フレイムフィールド!!』
ズディギャゴオオオオオオッ!!!
キングエクスカイザー 『だああああ!!』
挟み撃ちにするかのような配置図となり、ソードをかまえて互いが擦れ違うように薙ぎの斬撃で突っ込む。
ファイバード&キングエクスカイザー 『でやああああああ!!!』
D‐23 「ギギギッ・・・!!!」
ギャギャガシュウウウウウンッッ!!!
D‐23 「ギゴアアアアアア・・・・!!!」
D‐23の両端に斬撃が入る。だが、D‐23は多少程度しかダメージを受けていなかった。身体を回転させて両腕を回し、両者を背中から殴り飛ばす。
D‐23 「ギュゴガアアアアアアアアッッ!!!」
ドォドォガアアアアアアンッ!!!
ファイバード&キングエクスカイザー 『ぐはあああああ!!』
地面に倒れこむファイバードとキングエクスカイザー。この攻撃で、ファイバードは、フレイムソードを手放してしまう。
ファイバードに狙いを定めたD‐23がファイバードに接近、豪腕を叩き込む。
D‐23 「ギギギギギィィィ・・・・ギャギュゴオオオウッ!!!」
ズドォガァアアアアアアッッ!!!
ファイバード 『ぐがはあああああっっ!!!』
キングエクスカイザー 『だああああああ!!!』
ギャシュギイイイイインッッ!!! ヴィギュドォオオオオッ!!
その横から斬撃を入れ、更にカイザービームを至近距離から撃ち込むキングエクスカイザー。
更に裏拳がキングエクスカイザーに振るわれる。カイザーソードで受け止める。
ギャガアアアンッッ!! ギギギギ、ググググウ・・・・
キングエクスカイザー 『ホント、できる奴だな・・・・!!!』
再び東京。バトルフィールドには、後で出現したBLW‐01の屍がいくつも転がっていた。
BLW‐02変種が首をもたげ、ジェイデッカーに頭突き攻撃を繰り出す。胸部に直撃する。
ドォカアアアアンッ!!
ジェイデッカー 『ぐおおおお!!』
ズギャガアアアッ・・・・ズズズズズズドォオオオオ・・・!!
吹っ飛ばされながらビルに激突。ビルがへし折れてジェイデッカーがその下敷きとなってしまう。
ガンレイバー 『ジェイデッカー!!このやろッ!!』
ガァン、ガァン、ガンガンガァアアアンッ!!
ショットレイバー 『撃ちつづけろ!!』
ディドォゴォオン!! ディドォゴ、ディドォゴ、ディドォゴ、ディドゴオオオンッ!!!
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第37話 作家名:Kブレイヴ