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魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 1

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「………」

「戦いこそ俺の悦びだ!!それはお前が一番分かってるんじゃないのか!?」

「………」

「………」

互いに見つめ合い、静寂が続く。

そして――。

「……そうだな……そうだった…」

「……あ!?」

「すまない。俺の思い違いだったようだ。お前の戦場での功績は、我が軍随一だからな」

「………」

「ただこれだけは言っておく。彼女……T−900は仲間だ。それだけは肝に銘じておけ」

「………ふん…」

銃口を上に向けるガリエル。

それを見たロッジは安堵の表情と共に溜息を吐いた。

また、周囲も同じ行動を取った事は言うまでもない。

「隊長……驚かさないでください…。本気で撃つかと思いましたよ…」

「阿呆。そこまで狂ってねぇよ俺は」

「冗談でもやめてください!」

「うっせーな。わーったよ」

片手銃をホルスターに仕舞うガリエル。

間を置いてルームの扉が開き、入って来た銀髪の男性――レイルは視線をガリエルに向けた。

「第3小隊の隊長は、相変わらず姿勢がなってないようだな」

「おっ。よぉ、レイル。生きてやがったか」

「ああ、生きてたさ」

「レイル……今回の事は、感謝している」

「無事で何よりだ、クレイヴ」

「レイルが来たって事は……」

ガリエルが見つめるその先――いや、ルーム内全員が見つめるその先は、一つしかなかった。

レイルの後に入室したミレーユの、更に後に入室した一人の女性――。

T−900に、視線が集中していた。

この時もまた、小声が飛び交い、ざわついていた。

ミーティングにマシーンである彼女が初めて参加するからなのか。
議題である機械装置がスカイネットと関係しているという疑念を抱いたからなのか。

どちらにせよ、彼女が火種となっているのは確かである。

「よぉ…」

ガリエルの掛け声。その声に、親しみは微塵も感じられない。

当の彼女は、無言でガリエルを見つめる。

「今日はよろしくな…」

「はい。よろしくお願いします、ガリエル」

会話は長続きせずに終わり、T−900はレイルの傍へと向かっていった。

「……つまんねぇ返事だなぁ、おい…」





数分後、ルーム内に全ての小隊が集結しミーティングの準備が整った。

現在時刻、8時00分。

ミーティング、開始。