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魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 1

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「ぷっ……あーっはははははははっ!!……ヒビキ一佐……ぷくくっ……冗談きついっすよ!!」

お構いなしに大笑いするガリエルを見て、他の隊長や補佐官は苦笑を浮かべる。

「ガリエルッ…!!口が過ぎるぞ!!」

レディナが怒声を浴びせるがガリエルの表情は変わらない。

たまらず、レディナは立ち上がりガリエルを睨みつける。

「貴様ァアッ!!」

「静まれ!!」

ヒビキの一言で、空気は一変する。

怒鳴りつけていたレディナは申し訳ないように椅子に座り、対してガリエルはゆっくりと笑い声を消した。

「皆の反応は予測済みだ。私も初めて聞いた時は疑問に思った。だがロージェンス隊長、私が嘘を言っているように見えるか?」

「………」

「………」

「ふぅ……此処で“はい”って言ったら俺は悪者だ。それに一佐にそこまで言われちゃ否定出来ない。信じるっすよ……ヒビキ一佐」

「ありがとう、感謝する」

小競り合いが何とか収まり、ガリエルの補佐官ロッジは胸を撫で下ろす。

静けさが戻り、緊張感が漂う。

そして、再開する――。

「『魔法』………これが暗号として決まったのには、訳がある。リア…」

「はい。画面に注目して下さい」

リアの操作により、別の画面へと切り替わる。

画面には、ある遺跡の映像が映されていた。

だが、その遺跡は大きく崩壊していて未だ燻っている所が多々あった。

「この遺跡……『ルーファ遺跡』では?」

レイルがヒビキに問う。ヒビキは何も言わずに頷いた。

「今御覧になっているのは、フォスター隊長が仰った通り、約100年前に発見されたルーファ遺跡の映像です。此処で機械装置が発見されたのですが、実は……もう一つ見つかった物が存在します」

「……え!?」

説明を続けるリアに、ただ一人――ミレーユだけが反応した。

リアの手によって再び操作される画面。

映し出されたのは、壁だった物に彫られている文字。

「これは、古代暦に使われた文字で彫られた書面です。何故壁に彫って書き記したかは不明ですが、これを現代語に訳すと……こう記されていました…」

リアが訳された文章を表示させると、ヒビキはそれを読み上げ始める。

「……“我らルーファの一族が滅びぬ限り、魔法文明は栄え続ける事だろう”……」

刹那、時が止まったかのような錯覚を覚える程、周りは静まり返っていた。