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魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 2

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「私を見つめてくれたフェイトちゃんを見て、凄く嬉しかった…」

「なのは……ごめんね…」

「フェイトちゃん……う、うわあぁぁぁぁぁ…!!」

「ごめん…ごめん…ね…」

互いに涙を流し、強く抱き締める。

その光景は、強い絆を持った者同士にしか出せない、友情の証なのかもしれない。

フェイトは右手でなのはの頭を優しく撫でる。

「ひくっ…ひくっ……ひくっ…」

少し落ち着いたのか、なのはの泣き声が小さくなっていく。

「なのは…」

「にゃはは……泣いたらすっきりしちゃった!」

笑顔を向き合い、笑いが零れる。

「フェイトちゃん、もう大丈夫なの?」

「完璧じゃないけど、起き上がれるくらいは…ね」

「そっかー」

自分の顔をじっと見つめるなのはに、フェイトの頬は紅潮する。

「な、何?なのは?」

「いや、嬉しくて」

「あ、ありがとう。で、でも、だ、誰かが来ちゃうよ?」

「うーん?」

「あっ!なのは、からかってるでしょう!?」

「にゃは、ばれたか!」

起き上がり、なのははベッドの横に立つ。

「それにしてもなのは、その格好…?」

なのはは白の管理局の制服――戦技教導官の服を纏っていた。

「あ、うん。今日早退させてもらったんだ。“教導に支障が出るなら、すぐに見舞いに行ってやれ”って上官に言われちゃって…」

笑いながら言うなのはを見て、フェイトは“くすっ”と小さく笑った。

「なのはらしいね」

「あーっ!フェイトちゃん、此処笑う所じゃないよ!?」

「ごめんごめん!」

笑い声が室内に響く。

そこに、新たな来訪者が現れた。

ノックし扉を開いた人物を見て、フェイトは驚きの顔を見せる。

いや、2人いたから驚いたのかもしれない。

「シャマル先生……シグナム!?」

友――八神はやてのヴォルケンリッターであるシャマル、シグナムの姿があった。

シャマルは白衣を纏いカルテを手に持っていた。

シグナムは陸上部隊の茶の管理局の制服を着ていて、左手にはフルーツが入ったバスケットを手にしていた。

「あらっ…テスタロッサちゃん、目が覚めたのね?」

「テスタロッサ…無事か?」

「どうして?」

「この病院、聖王教会系列の総合病院なの。臨時でこの病院に来たんだけど、急患が来たって言われて行ってみたら貴女が横になっていたからびっくりしちゃって…」

「そうですか…。あ、あの…?」