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魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 2

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「Magic concord.Face concord.Physique concord.It is concluded that he is Klaus=Yeager.」――
「魔力一致。顔一致。体格一致。彼をクラウス=イェーガーと断定」

「相変わらず君のデバイスは優秀だね。羨ましいよ。僕のはストレージだから人格は無いんだ」

「………」

「そう言えばフェイト君、僕の為に部隊を作ってくれたそうだね。確か……“バスター”だったっけ?ネーミングセンス良いね」

「………」

「僕はツインテールの方も好きだけど、そっちも好きだなぁ」

「……よく喋る」

沈黙を続けるフェイトが言葉を発したのを聞いて、クラウスは笑みを浮かべる。

「その声!!やっぱり良いなぁ!!心に来るって言うか……癒されるんだよね!!」

「デバイスを放して投降しなさい」

「命令口調も良いね!!新たな発見だ!!」

「二度も言わせるな。投降しろ」

「また新たな発見!!その口調も中々……」

刹那、デバイスが擦れ合う音が響く。

彼の隙を突いて、フェイトが攻撃を繰り出したのだ。

しかし、クラウスも並の魔導師ではない。

それに対応した速さで、フェイトの攻撃を防いだ。

バルディッシュの刃と彼のデバイスである戟の刃が交錯する。

「駄目だよフェイト君、人が話している時は黙って聞いてなきゃ。小さい頃に習わなかった?」

「黙れ。お前を逮捕する」

「会話も噛み合ってない……。僕の話聞く気ある?」

「毛頭ない」

「そう。まあいいや。楽しい事に変わりないし」

するとクラウスは高く飛び上がり2階部分に着地する。

「ねぇ?今から遊ばない?僕と一緒に?」

(魔法を使わずにあの跳躍……!?基礎能力は相変わらずか…)

フェイトが分析している事を意に介さず、クラウスは話し続ける。

「ルールは簡単!一番多く敵を倒した方の勝ち!」

「……!?」

「僕が気付かないとでも思った?甘いよフェイト君。工場全てに結界を敷いて遮断していた事は、最初から知っていたよ…」

笑みから無表情に急激に変え、言い放つ。

当のフェイトは焦りからか、一滴の汗が頬を伝う。

「数は大体40か……みんな僕のファンかな?」

再び笑みを浮かべて楽しそうにする。

「何をするつもりだ?」

「だから……競争!!聞いてなかった?」