二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 3

INDEX|10ページ/30ページ|

次のページ前のページ
 

「お前達は大丈夫か?」

モニターが不揃いに消え、クロノは室内の局員を見渡す。

「な、何とか…」

「大丈夫です」

ぐったりするシャリオに対して、フェイトは冷静に答える。

「しかし、さっきの揺れ……異常な程大きかったですね…」

「もしかして、呂琥海に近づいている証拠かもね。そうでしょ、シャーリーちゃん?」

「は、はい!確かに近いですね」

ティアナ、グレースの会話に急かされ、ずれた眼鏡を直しながらモニターを見つめる。

「恐らく、クラウスの魔力に呼応して次元震が発生したのかもしれない…」

「クラウス…」

「艦長、呂琥海、見えました」

遠方から微かに光が見え、照準がそれに合わさる。

「よし、突入するぞ。全速前進!」

操舵士が発進レバーを前に押す。刹那、艦船が光に包まれ光速化する。

そのまま――光に入っていった。











ブリッツ山岳基地。

隊長室。

室内には、装置保管室に向かった面々が集まっていた。

ミリィは隊長席に腰掛け、他は正面に直立している。

「さて、敵はどう出るか…」

不敵に口元をつり上げ、ミリィは呟く。

その風貌はやはり、美しい。

「当然、進軍してきましょう」

「そうかな?」

「はい?」

レイルの答えに、ミリィは意外にも疑問を返す。

「奴らは機械だが頭脳は人間以上だ。猪ではない」

「私なら突入せず、潜入を試みる…」

「うむ。T‐800の生産も活発化しているし、確率は高いだろう」

「しかし、最近のT‐800は識別が難しいとか…」

「時代がそうさせたのだ。仕方がない」

人間が進化すれば、スカイネットも進化する。

だが、その速さは人を凌駕する。

「言い訳はいりません。迎え討つだけです」

「ふふふっ…そうだな、T‐900。ならば、対策が無ければ向こうから来るのを待てばいい」

「なっ……正気ですか…!?」

目を見開いてクレイヴが問い掛ける。

その姿を見て、ミリィは小さく笑う。

「安心しろ。……負ける気は……しない」





山岳基地第3ゲート。

ゲートは、山脈下部に位置する此処を含み6箇所配置している。