二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 4

INDEX|19ページ/28ページ|

次のページ前のページ
 

自動的に球体のある人物を分析する。

すると、脳内画面に信じられない結果が映し出された。

『TEAMINATOR―T‐Ω(オメガ)』

その結果を知り、咄嗟に脳内を通常化する。

「レイル!!」

「!……どうした、T‐900?」

「ターミネーターですッ!!新型のッ!!……何故この世界にいるか分かりませんが、此処の最上階にいますッ!!」

「何だと…!?スカイネットは既に魔法世界の存在を知っていたという事か!?」

「可能性は高いですッ!!それに、ロストで見たあの碧い球体と似た反応がありましたッ!!」

「何ッ!?……まさか、魔法を先越された…!?…いや、まずは今の状況を打開しなくては…!!」

「敵はハヤテのいる司令室にいます!!」

「くッ……敵は何の為にヤガミを狙ってる!?」

レイルは両手首を動かすが、ビクともしない。

「クソッ、外れない!!」

レイルに掛かるバインドに目を向けると、突如彼女の視界が赤くなった。

「……!?」

予測出来ない事に戸惑いながらも、視線を維持し続ける。

すると、視界が不規則にブレ出しバインドを調べ始めた。

『MAGIC RELEASE』=『魔法解除』

不意に現れた未知の結果に、T‐900は従うままに口を動かした。

「マジック……リリース…」

その刹那、レイルに掛かったバインドがガラスのように砕け散った。

「なッ…!?どういう事だ!?T‐900…!?」

両手を見て驚きを隠せないレイルを余所に、彼女は自分に掛けられたバインドを解析する。

「マジックリリース…」

バインドが砕け散り両手が解放された。

「T‐900…T‐900!?」

直後に瞳の色が正常に変わると、彼女は掛け声に気付きレイルを見つめた。

「すみません…今の状況……私自身も予測出来なかった事です」

「そうなのか?だが魔法を消去するとは…魔法が使えないのにどうして…!?まぁ今はこの状況に感謝しなくてはな!」

立ち上がり扉に向かうが、それにも魔法で鍵が掛かっていた。

「チッ!!此処もかッ!!」

「下がって、レイル」

T‐900の殴打により、扉は吹き飛び酷く凹む。

「ふっ、これでは魔法もクソも無いな」

「…!!……貴様ら、どうやって…!?」

「見つかったか。面倒事は御免だ。急ぐぞ」

「武器は突き当たりの部屋にある筈です」

「分かるのか?」

「はい、先程の感覚が残っているらしく、武器を識別出来るようです」

「そうか、分かった。それを信じてみよう」

局員が集まる中、レイルとT‐900は突き当たりへと走り出した。