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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 移動・到着編

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ミラーナイト「ぐん!」

ナイス「だん!」

4人が痛みに耐えられずにうずくまる。

ジャンボット「……?私はまだか?」

笑ったのに罰が行われないジャンボット。
しかしすぐにそれは起こった。

ブンッ!

ジャンボット「な…」

ドガシャッ!!

ジャンボット「ぐわっ!!」

ジャンボットの尻に直撃したのは…巨大なハンマーだった。
あまりの威力にジャンボットは少し吹っ飛んだ。

メビウス「スミマセ〜ン言い忘れていました!ジャンボットさん“だけ”笑った場合、尻にハンマーの一撃をくらってもらいます♪」

ジャンボット「なん…だと…不幸だ…」

メビウスが微笑みながら説明するのと、ジャンボットが暫く気を失うのがほぼ同時に起こった。

グレンファイヤー「ハハハ〜不運だな」

デデーン

グレンファイヤー「あ……」

『グレンファイヤー OUT』

スパン!

グレンファイヤー「ぐぇ!」

ゼロ「なんてことだ…まだ到着すらしてないというのに…」

ゼロが言い終わる前に、バスがようやく運転を再開した……



バスが運転再開して、既に数分後……何故か笑いの刺客が現れず、静かな時間が経過していた。

グレンファイヤー「あ〜なんだか逆に居づらいな…」

ナイス「…激しく同意」

ジャンボット「もう私は笑わない!絶対に笑わないぞ!」

あの痛みを思い出し、固い決意を誓うジャンボット。

グレンファイヤー「言ったな?」

ジャンボット「そうとも!」

グレンファイヤー「んじゃ期待しましょうか〜」

この二人が小競り合いをするのはいつものことである。
やがて、二人の揉め事が頂点に達しようとした時だった。

停留所らしき場所で、バスが止まったのだ。
その停留所にいたのは……

ゼロ「んな……!」

ゼロは驚愕の表情を浮かべた。停留所にいたのはウルトラマンタロウとウルトラマンボーイだったからだ。

ボーイ「先生…僕はもう付いて行けません!」

タロウ「…またそうやって諦めるのか?」

何やら複雑そうな二人。何故かタロウの背景に時折炎が見えるが。

ボーイ「どうせ僕なんか…“ピカット光線”しか出せないんです!」

タロウ「諦めんなよ!ウルトラ兄弟だって最初から強い訳じゃなかったんだから!」

ボーイ「さようなら!」

ボーイはそう叫ぶと、一人バスに乗って、ゼロ達の前方にある座席に座った。

一方タロウは、唖然とした状態で立ち尽くしている。そして沈黙を破るように、バスが出発した……

ゼロ「……なんだったんだ?」

ミラーナイト「わからない…だけどとても暗い雰囲気なのは確かだね」

ゼロ「……」

一同までも暗くなってきたが、その終わりは突然やって来た。

ナイス「アレ?誰か走ってる?」

「「「「え?」」」」

ナイスの言葉に、思わずバス側面の外を見る。
其処には、残像が出来る勢いで、今にもバスを追い抜きそうな速度で走るタロウが見えた。

タロウ「頑張れ頑張れ出来る出来る!!やれる!もっとやれるって!やれる!気持ちの問題だ!其処で諦めるな!頑張れ!ピグモンだって頑張ってるんだから!!」

タロウが指差す先には、ジープに追い回されているピグモンが決死の走りを見せていた……

一同「アハハハ!」

※全員笑いましたが最後までご覧ください。

ボーイ「運転手さん!止めてください!」

ゾフィー「チョリース!」

ボーイの呼び掛けでバスが止まり、降りたボーイは息を切らしているタロウの下へ駆け寄った。

タロウ「ハァ…ハァ……世間はさぁ、冷てーよな!どんなに頑張っても誰も見てくれないんだよ……でも大丈夫!きっと見てくれているヤツがいる!そう!俺についてこい!!」

タロウが両手を広げた。

ボーイ「センセ〜!!」

ボーイがその熱い胸に飛び込んだ。

メビウス「いい話しですね〜」

メビウスが涙を流す中…

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4 ドガシャッ!!

ゼロ「もっと!」

グレンファイヤー「あつ!」

ミラーナイト「くっ!」

ナイス「なれ!」

ジャンボット「よぉぉぉ!!」

熱い抱擁を交わす二人を尻目に、罰が敢行された…

数分後…

ゼロ「なぁ、一体何時になったら着くんだ?」

メビウス「もうすぐですよ?」

と、次の瞬間バスが急に止まった。

グレンファイヤー「おいおい!誰も笑ってないだろ?」

率直な意見に運転手のゾフィーが答える。

ゾフィー「え〜と、なんだか止まれって外の三人がぁ……」

ジャンボット「三人?」

何が何だかわからない一同を尻目に二人のウルトラ戦士が乗り込んできた。

ゼロ「アイツ等は…ウルトラマンスコットにチャック?」

一際目立つ二人の名前をゼロが言った。

ミラーナイト「知り合いかい?」

ゼロ「…まぁな」

ゼロは何故此処にいるんだ?という思考になっている。

チャック「メビウス、ちょっといいか?」

メビウス「どうしたんですか?」

スコット「実はこのバスに爆弾が仕掛けられているという情報が入ったんだ!」

「「「「「爆弾!?」」」」」

突拍子もない発言に、一同は思わず席を立ち上がる。

ナイス「マジで?」

ゼロ「(スコットの声…何処かで聞いたことがあるような……)それは本当か?」

スコット「あぁ。一刻も早く見つけて処理しなければ……」

チャック「スコット、ココはやはり爆弾処理の彼女を…」

スコット「わかった!ベス、頼む!」

チャックの提案を受け入れ、スコットが外に向かってベス、つまりウルトラウーマンベスを呼んだ。

ベス「わかったわよ」

ゼロ「へ?」

ゼロは困惑した。
ベスと言えば女性戦士。しかし外からの声は野太い男の声であり、しかも昇降口から言い様のない圧迫感が漂う。
そして、ゼロの不安は的中することとなった。

ベス「私に任せなさいよ」

入って来たのは…ウルトラウーマンベス(?)、というよりどう見てもマ〇コ・デラ〇クスです。本当に(ry

一同「アハハハ!」

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4 ドガシャッ!!

一同「わふー!」

スコット「なぁベス、キミの腕なら爆弾を探せるはずだ。頼んだぞ!」

ベス「ハイハイ」

ダルそうにしながらも、ベスは爆弾探しを……と思いきや、ベスはおもむろにミラーナイトの身体をペタペタと(必要以上に)触り始めた。

ミラーナイト「な…」

見る限り、ベスの目が何かを狩るような目だった…
対するミラーナイトは困惑、スコットやチャックは我関せずといった表情だ。

ベス「あら?アンタダメね」

ミラーナイト「へ?」

ベスはそう告げると……

パシッ!

ミラーナイト「ぶっ!?」

ミラーナイトに強烈なビンタを放った……

グレンファイヤー「ダハハハ!何だこりゃ〜」

ナイス「プププッ」

デデーン

『グレンファイヤー ナイス OUT』

スパン!×2

グレンファイヤー「ビッグ!」

ナイス「ボンバー!」

ベス「んじゃ、次アンタね」

ゼロ「な…」

既にベスの目が獲物を見つけた猛獣さながらだった……

ゼロ「や、やめ……止めてくれぇぇぇぇ!」