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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 突入・スイッチ編

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メビウス『この中でお尻を叩かれてほしいのは誰ですか?』

早速メビウスがカネゴンにマイクを向け、ボードを見せた。

カネゴン『うーん。ゼロかな?』

メビウス『何故ですか?』

カネゴン『無い!』

メビウス『ありがとうございました!……それでは〜』

メビウスが手を振り、映像が途切れた。直後、

デデーン

『ゼロ OUT』

ゼロ「?…おい、俺笑っていないぞ?」

暫く映像を鑑賞していたゼロは、突然の宣告にとぼけた表情。

その間にダークロプスが入って来た。

ゼロ「待て待て!笑ってないって言ってるだろ!?」

グレンファイヤー「いやいや、さっきの映像見ただろ?」

スパン!

ゼロ「ぐぁっ!……なるほど、そういうことか…」

四つん這いの姿勢のまま、ゼロはようやく自分が罰を受けた理由を察した。

ジャンボット「つまりこの黒いスイッチを押すと誰かがOUTになるのか」

ナイス「けっこうヤバイかも…」

黒いスイッチの正体を知った為、用済みとばかりにスイッチを片付けようとしたが……

ゼロ「寄越せ!」

スイッチを無理矢理持ったゼロが、勢いのままスイッチを押した。

『♪デ〜ンデデ〜ンデデンデデデンデデンデデデ〜ン♪』

再び軽快な音楽が流れ、テレビの電源が点いた。

グレンファイヤー「ゼロ!?」

ゼロ「リベンジだ!二度目はねぇだろ!?」

ジャンボット「勝手なことを!」

ナイス「あ、始まったよ〜」

ナイスの言う通り、映像に改めてタイトルが表示される。今度は趣向が変わっており、5回選ばれると罰を受ける仕組みだった。

セブン『もちろんゼロだな』

ゼロ「親父ィ……」

セブン『昨日のバーベキューパーティーをサボったしな!』

ゼロ「どんな理由だッ!」

グレンファイヤー「フフフッ…」

※既に笑いましたが最後までお楽しみください。

マグマ星人『ナイスに決まってるでしょ?www』

ナイス「マグマェ……」

マグマ星人『だってアイツ面白くねーしwww』

ナイス「おい!」

ナイス、場面に向けてツッコミ。

ゼロ「クククッ」

ジャンボット「フフン」

ゾフィー『彼(グレンファイヤー)だな』

グレンファイヤー「俺?」

ゾフィー『なんか…気に入らない』

グレンファイヤー「おいおい…」

ペダン星人『コイツ(ジャンボット)だ』

ジャンボット「私か…」

ペダン星人『キングジョーと被る。二番煎じだ』

ジャンボット「無礼者!全く似てないだろ!?」

バルタン星人『フォフォフォ……』

ゼロ「プププ…」

ナイス「日本語でおkwww」

バルタン星人『フォフォフォフォ〜フォフォ!』

※ゼロに一票入りました。

ゼロ「待て!アイツフォフォしか言ってないだろ!?」

ナイス「アッハハハ!」

ブラックギラス『ヌガーヌガー?』

レッドギラス『モガーモガー?』

グレンファイヤー「またwww」

ブラックギラス『ヌガーヌガーwww』

レッドギラス『モガーモガーwww』

※ゼロにまた一票入りました。

ゼロ「だ・か・ら!」

エメラナ姫『ジャンに一票〜♪』

ジャンボット「ひめぇぇぇぇぇえ!!」

ゼロ「プハハッ!」


エメラナ姫『面白そう♪』

ジャンボット「絶望したッ!姫の好奇心に絶望したッ!!」

グレンファイヤー「クククッ…」

ゼロ「暴走するなジャンボット!」

ラン『ゼロだ』

ゼロ「うぉい!?」

ラン『俺の身体で遊びやがって!』

ジャンボット「ゼロ…キミにそんな趣味が…」

ゼロ「いやいや!しかもリーチだし!」

ゼロ、リーチ。

ベリアル『もちろんゼロだ!』

ゼロ「うわぁぁぁぁぁあ!!」

ベリアル『悲鳴を聞いてみたいしな!』

パンパカパ〜ン。優勝はゼロでした〜。

デデーン

『ゼロ OUT』

テレビの映像が消え、音声が流れる。

ゼロ「こ、これは罠だ!!」

スパン!

ゼロ「ぐわっ!!」

グレンファイヤー「あーあ。見てらんないぜー(棒読み)」

デデーン

『グレンファイヤー ジャンボット ナイス OUT』

グレンファイヤー「あ…」

ジャンボット「確か…途中で笑ってたな…」

ナイス「結局罰を受ける仕組みかい…」

スパン!×2ドガシャ!!

ミラーナイト「いいよなぁ…盛り上がれて…」

ミラーナイトは益々負のオーラを増大させていた。
そう。彼はアンケートの中でも一度も選ばれてなかったのである…!!

ミラーナイト「もう鏡の星もエメラナ姫もねぇんだよ!」

負のオーラを出しながら、ふらふらと立ち上がるミラーナイト。

ゼロ「ヤバイ!このままだとマイナスエネルギーが増大して…!」

ナイス「地獄〇弟の仲間入りだ!」

グレンファイヤー「それは面倒だな…」

ジャンボット「80来てくれ!」

結局、数分間の説得の末、なんとか正常に戻ったミラーナイトだった……



ナイス「残るは……」

グレンファイヤー「この2つだな」

一つの机に置かれた2つのスイッチ。

それをじっと睨む五人。
尚、ミラーナイトは正常にこそ戻ったが、席がないので残りの四人は立っている。

ゼロ「先ずはこのGAスイッチから押すか?」

ミラーナイト「待ってくれ。“GA”の意味がわからない今は止めておいた方が……」

ジャンボット「ではキミは“絶対に押すな!”のスイッチを押せというのか?私は断固辞退する」

グレンファイヤー「と言ってもよ〜。押さないと読者の皆さんがガッカリするぞ?」

ジャンボット「ちょっと待て。その発言は大丈夫か?」

グレンファイヤー「大丈夫だ。問題ない」

こんな調子の会話が続いていた。

ナイス「あの〜。お話しの途中よろしいでしょうか?」

ジャンボット「何だ?」

ナイス「ゼロさんが押してるんですけど……」

ジャンボット「なっ……」

ナイスの言う通り、ゼロがいつの間にかGAスイッチを押していた。

ジャンボット「何をしている!?人の話しを聞いていなかったのか?……万死に値する!」

ゼロ「俺が…ウルトラm」

ズドーン!!

五人「!?」

二人が揉めている時に、突如何かが天井を突き破って落ちてきた。辺りを土煙がもうもうと上がる。

グレンファイヤー「な、何だよ?」

ミラーナイト「あれは……」

五人が見たのは……

ガイア「………」

ウルトラマンガイアがOPの最後にやるあの着地をやっていた。

五人「………」

ガイア「………」

ガイアはゆっくりと立ち上がると、唖然としている五人をチラ見し、歩いてその場を去った……

ガンッ!

と思ったら、低い天井に頭をぶつけ、舌打ちをしてから出て行った。

ナイス「フフフッ…」

デデーン

『ナイス OUT』

スパン!

ナイス「ぎゃん!」

ミラーナイト「今のは……」

グレンファイヤー「何だったんだ?」

ゼロ「さぁ?」

終始ビミョーな空気の中、ジャンボットが突然、

ジャンボット「ポチッとな」

あろうことかGAスイッチを押してしまった。

ゼロ「うぉい!またビミョーな空気を作る気かお前は!?」

ジャンボット「いいじゃないか…どうせスベるし……」