絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 崩壊・大運動会編
ナイスのリアクション芸人のような弁明を見て、四人は笑ってしまった。
デデーン
『ゼロ ミラーナイト グレンファイヤー ジャンボット OUT』
スパン！×４
？「旦那ぁ！コイツの処分は任せてください」
キング「あ、いいの？」
不意に台の上に上がってきたのは、何故かレイブラット星人だった。声も何処かの格闘家に似ている。
ゼロ「げ！？なんでアイツが……」
グレンファイヤー「何だ？」
ゼロ「かつて宇宙の全てを支配したと言われる、レイブラット星人だ！！」
ミラーナイト「なんだって！？」
ゼロ「アイツは既に死んでいるはずだ…何故だ…」
それは……この小説がギャグだからである。
レイブラット星人「旦那ぁ、いいだろ？」
キング「…じゃあ頼むよ〜」
ナイス「えぇぇぇ……」
ナイスは絶句した。キングよりも明らかに怖そうな宇宙人だからだ。
レイブラット星人「お前な、たるんでいるんじゃないか？」
開始早々レイブラット星人がナイスに掴み掛かった。
ナイス「いや、そ、そそそその〜」
ナイスは恐怖感丸出しになっていた。
それを見た四人に、笑いの衝動が込み上げて来た。
レイブラット星人「なぁ、ちょっと歯ぁ食い縛れよ？」
ナイス「え…？」
突然、レイブラット星人が拳を構えた。
何が起きるのか想像がつき、顔色が青ざめてきたナイス。
レイブラット星人「お前を鍛え直すから、歯ぁ食い縛れ」
ナイス「ま、待ってくださいよ〜！！」
四人「クックククwww」
今にも殴りそうな様子を見て、結局笑いだす四人。
デデーン
『ゼロ ミラーナイト グレンファイヤー ジャンボット OUT』
スパン！×４
レイブラット星人「よし行くぞ！歯ぁ食い縛れ！」
ナイス「ウソ！？ま、待ってくださいまだ心の準備が……」
レイブラット星人「行くぞ！」
ナイスの弁明を途中で断ち切り、殴る準備に掛かったレイブラット星人。
ナイス「ヒィィィ！！」
バシン！！
会場に、レイブラット星人の強烈なビンタの音が響き渡った……
その衝撃は、ナイスが仰向けに倒れる程のモノだった。
四人「プギャーｍ９(＾Д＾)」
同類が悲劇に会ったにも関わらず、最早お約束とばかりに指を差して笑う四人であった……
デデーン
『ゼロ ミラーナイト グレンファイヤー ジャンボット OUT』
スパン！×４
こうして、まだ開会式だと言うのに、五人は何度も何度も痛い目に会ったのだった……
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実況「何が始まるんです？」
解説者「大運動会だ…」
観客「ざわざわ…」
大運動会会場、実況解説の席があり、その向かい側にゼロ達五人が座る“特等席”、そして観客席がある。さぁ、注目の実況解説は……
ゼアス「さぁまもなく始まります大運動会！会場はかなり盛り上がっております！実況はわたくしウルトラマンゼアス！解説は……」
マグマ星人「ど〜も、マグマ星人でぇ〜すwww」
ナイス「ゼアスに〇島ェ……」
二人の姿を見てから、ナイスは一人ぶつぶつ言い始めた。それもそのはず、二人とナイスは知り合いなのである。
グレンファイヤー「ナイスのヤツ…さっきからあんな感じだぜ？」
ミラーナイト「何か恨みでもあるのかな？かな？」
ジャンボット「それにしても…何故また私達だけ“特等席”なのだ？」
ジャンボットの言う通り、五人が座っている席は、会場や選手の様子が非常によく見える通称“特等席”だった。
何故此処に五人が座っているのかは読者諸兄にはわかっているだろう。
ゼロ「まぁまぁ、笑わなければどうということはないだろ？」
ミラーナイト「ゼロ、それは今までの出来事にでも言えることなんじゃないのかな？」
ゼロ「あ…」
墓穴を掘ったゼロを余所に、いよいよ大運動会が始まろうとしていた。
ゼアス「さぁさぁ！先ずはFIRSTステージをご紹介しましょう！」
グレンファイヤー「FIRSTって…」
ミラーナイト「SECOND以降もあるってこと…？」
ナイス「何であそこにいるんだ何であそこにいるんだ何であそこにいるんだ………」
独り言が続くナイスを除いた四人は、大運動会の形式に絶句した。
ゼアス「FIRSTステージはこちら！一見ただのプールのようですが……中身はサザーンのヘドロと、ガンザの泡、レイロンスのヨダレ…等々がたっぷり詰まったキングカッパーのプールです！！」
会場のど真ん中にあるプールの水の色は、もしもあの中に入っていたら問答無用でレイキュラが起動しそうなくらい、スゴイ色とスゴイニオイだった。
ちなみにプールの元になったキングカッパーはどうなったかというと………お察しください。
ゼアス「ルールを説明しましょう！事前に二人一組になった参加者は、一人が中に飛び込んで、プールの底にあるボールを取って来なければなりません！！その間もう一人の方は、パートナーが限界になったら交代してあげることが出来ます！制限時間は1分です！！」
マグマ星人「ちなみに失敗するとだね〜www教えねぇwww」
ゼアス「では、参加者一同の入場です！！」
ゼアスの声が号令になり、参加者一同が行進してきた。
ゼロ「んなっ！」
参加者一同の一人を見たゼロが、思わず声を上げた。
グレンファイヤー「どうした？」
ゼロ「親父が……」
そう、ゼロの親父であるウルトラセブンがウルトラマンとパートナーを組んでいたのだ。しかも、参加者全員なぜか女性用の競泳水着を着ていた。
ジャンボット「これくらいではもう笑わん…」
ゼロ「親父ィ…何でだ……？」
ミラーナイト「まぁまぁ、後で一人用のポットで逃げ出そうした時に問い詰めればいいんじゃないかな？」
ゼロ「ナジェダー！！」
ナイス「あぁ、あいつらはいいよなぁ…」
叫びで滑舌が悪くなるゼロと、地獄に堕ち始めるナイス。
ゼアス「さぁ！スタートです！！」
ゼアスの宣言と共に、大きな横断幕が現れた。其処に書かれていたのは……
「FIRSTステージ:ボールと一緒にシチョーリツも取るんだなぁってユリアンはユリアンは宣言してみるんですのっ！！」
五人「ハッハハハwww！」
完全に斜めからの攻撃に、五人は笑ってしまった。
こうなったのは腐女子のユリアンってヤツの仕業なんだ…
デデーン
『全員 OUT』
スパン！×５
こうして、FIRSTステージが開幕した………
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ゼアス「先ず最初に挑戦するペアは、ゾフィー&バードンの“チームミスターファイヤーヘッド”です！！」
拍手と共にプールの飛び込み台に上がって来たのは、女性用の競泳水着を着たゾフィーとバードンだった。
ゼロ「またゾフィーか……」
この時点でため息を吐くゼロ。
ゾフィー「よい子のみんな、元気かな？私がゾフィーだ」
バードン「クェェェェ！！」
自己紹介するゾフィーとバードンだったが、察しの通りバードンは雄叫びしか上げることが出来ない。
ゼアス「自信のほどは？」
ゾフィー「ふぅん、すぐにクリアしてみせるさ。私はゼットンやタイラント、Ｕキラーザウルスネオ、ベリアルを倒したことがあるからな」
マグマ星人「捏造乙wwwwww」
作品名：絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 崩壊・大運動会編 作家名：バルタン星の人