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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 鬼ごっこ編

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ゼロ「さっきまでの気合いは何処に行ったんだよ!?」

プレッシャー星人「いくらなんでもゼットンは……」

グレンファイヤー「ごちゃごちゃ言ってねぇで行けっての!」

グレンファイヤーが、プレッシャー星人を無理矢理押し出した。

プレッシャー星人「何すんねん!?」

プレッシャー星人は最初は反発したが……

プレッシャー星人「こうなったら…やったるで!」

芸人魂が芽生えたのか、目の前で仁王立ちしているゼットンに向かって猛然と突進を始めた。

プレッシャー星人「うおぉぉぉ!!」

ゼットン「……」

プレッシャー星人がゼットンの目前にまで来た。しかし………

ゼットン「…!」

プレッシャー星人「おぶっ!」

ゼットンに足を引っ掛けられ、バランスを崩してスライディングしながらゾフィーみたいに転んでしまった。
四人「ハッハハハ!」

四人は思わず笑ってしまった。
一方ゼットンは、これに満足したのか帰って行った。

プレッシャー星人「イデデデ…何笑っとんねん!?」

ゼロ「いや違うんだ…あまりにも面白い転び方だったから…」

プシュー!!

五人「またかぁぁぁ!!」

五人が逃げる準備を始める。現れたのは……

レギオノイドα『ウィーン…』

地上型であるレギオノイドαが二三体出てきた。
罰名は“けつドリル”だった。

プレッシャー星人「アカン!アレはアカン!」

レギオノイドαの姿を見たプレッシャー星人が、何故か必要以上に怖れ始めた。

レギオノイドα『ウィーン…』

レギオノイドαも、わかっているかのようにプレッシャー星人に狙いを定める。四人はただ見つめることにした。

プレッシャー星人「おいお前等!何で助けへんのや!?」

岡村じゃなかったプレッシャー星人は必死に助けを求めるが、四人は聞こえないふりをして談笑まで始める始末だった。

レギオノイドα『ウィーン…』

そうこうしている内に、意外と素早いレギオノイドαに捕獲されてしまった。

両手のドリルが勢いよく鳴り響く。

プレッシャー星人「アカンて!昨日痔が治ったばかりなんや!!」

どうやらこれがプレッシャー星人の怖れていたことらしい。まさに“怖れていたプレッシャー星人の痔再発宣言”である。

キユィィィン!

プレッシャー星人「イヤアァァァ!!」

※あまりにも悲惨な為、音声のみでお楽しみください。

プシュー!!

プレッシャー星人が倒れている間にも、鬼が出現した。

ジャック「俺の体はペラペラだ!!」

ゼロ「今度はお前かぁぁぁ!?」

ウルトラランスを手にしたウルトラマンジャックが、雄叫びと共に走り始めた。

罰名は“カンチョー”である。

ジャック「うおぉぉぉ!!」

ジャックが狙いを定めたのは…

プレッシャー星人「何でまた〜!?」

またプレッシャー星人だ…

ジャック「アキィィィ!!」

愛した人の名前を叫びながら、勢いよくウルトラランスを掲げた。

プレッシャー星人「勘弁してくれぇぇぇ!」

※あまりにも悲惨な(ry

プシュー!!

プレッシャー星人「もうイヤや……」

3連続で鬼が現れた。

プリズ魔「キイィィィン!」

ラミエルじゃなかったプリズ魔が威風堂々と立っていた。
罰名は“光になれェェェ!!”である。

プレッシャー星人「アカン!今度こそホンマにアカンて!!」

プレッシャー星人は必死に逃げ始めた。

ミラーナイト「アレは…けっこうヤバいんじゃ…」

三人「大丈夫だ。問題ない」

ミラーナイトの指摘に、三人は爽やかな顔で返答した。

プリズ魔「キイィィィン!!」

プレッシャー星人の末路を表すように、プリズ魔の全身が光輝いた…



ゼロ「アイツ…大丈夫か?」

グレンファイヤー「何だかんだでしぶといよな〜」

四人が見つめる先で、プリズ魔の光になれェェェをくらって真っ黒こげになっているプレッシャー星人。
一応、生きているようだ。

プレッシャー星人「何でや…何でこうなるんや…」

プレッシャー星人は仰向けで大の字になって倒れている。

ナイス「けっこうナイスなリアクションでしたね」

ミラーナイト「流石芸人…」

プレッシャー星人の状態など放っているかのように、四人はプレッシャー星人のリアクションを査定するなど相変わらずだった。

ミラーナイト「せっかくだから……手当てでもしてあげたら?」

グレンファイヤー「別にいいぜ?」

というわけで、“とりあえず”(←ここ重要)プレッシャー星人の手当てをすることにした。



プレッシャー星人「すまんなぁ」

ゼロ「まぁ一応ウルトラ戦士だし」

ナイス「そうそう」

プレッシャー星人を含めた五人は、体育館の中央付近で体育座りをしていた。目線の先には、鬼が出現するお立ち台がある。いつ鬼が現れても大丈夫なようにする為だ。

グレンファイヤー「そういえばよー。お前何で来たんだ?」

グレンファイヤーが、頭の炎を掻き上げながらプレッシャー星人に問い掛けた。

プレッシャー星人「今度光の国でおもろいことやるから、よかったらどうやと言われたんや」

グレンファイヤー「なるほどな…」

ミラーナイト「はぁ…何故だろう…?この座り方をしてると、自然とネガティブな考えになるよ……」

ゼロ「…ミラーナイト?」

そんな中、ミラーナイトがどんどん後ろ向きな考えになっていた。
理由は簡単、ミラーナイトは体育座りに嫌な思い出があるからである。

プレッシャー星人「おい、大丈夫かコイツ」

ナイス「あ、気にしなくていいっすよ〜」

プレッシャー星人「そう…」

ミラーナイト「あぁ、見ないでくれ……ヒッキーになった姿を…見ないでくれ……」

ゼロ「ミラーナイト、戻ってこ〜い」

ゼロが独白を続けるミラーナイトの肩を何度も叩く。

プレッシャー星人「…マズイんやないの?」

グレンファイヤー「大丈夫だ。時々コイツああなるから」

プレッシャー星人は一人心配するが、他の三人は慣れてるように冷静だった。

ゼロ「…ったく。しょうがないな…」

まだ回復しないミラーナイトにイラついたのか、ゼロは不意に立ち上がった。

ゼロ「歯ぁ食い縛れ!お前みたいなネガティブなヤツは修正してやるゥ!!」

ボカッ!

そう叫ぶとゼロは、ミラーナイトの顔面を思い切り殴った。

ミラーナイト「ぐっ!……これが若さか……」

そう呟いて仰向けに倒れるミラーナイト。

グレンファイヤー「結局殴ったか」

ゼロ「こうしないと治らないだろ?」

プレッシャー星人「強引やな…」

やがてミラーナイトはムクリと立ち上がった。

ミラーナイト「ゼロ、ありがとう!おかげで自分を取り戻せたよ!」

ミラーナイトは実に爽やかな笑顔でゼロに礼を言った。

ゼロ「わかったわかった…」

ゼロはやれやれ、と頭を抱えた。

プシュー!!

五人「ぶっ!」

しかしそんな更正劇の幕は突如として降りることとなった。

ナイス「このタイミングでですか!?」

グレンファイヤー「そんなこと知るか!」

五人は急いで逃げる準備を……しようとした時だった。

ミラーナイト「…アレ?鬼が出ないよ?」

四人「えっ?」