二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

望んだ先には

INDEX|2ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 


第一章 戦火

ついにその瞬間は訪れる
俺達は短剣を取り出し持てる力の全てで兵士達の列に体当たりする
直撃した兵士は吹っ飛び地面に叩きつけられた
歌が止んだ
直撃を免れた兵士達が襲い掛かってくる
短剣で戦うなんてたかが知れている 
俺達は蹴りや体術で応戦したが敵が多すぎた
肩で息をしているとそんな俺を見たデルタは途端に表情を険しくする
そして 無謀にも奴を守ろうと守りを固めていた兵士達に体当たりして行った
「デルタっ――」
「アルム・・行け!!」
俺に向かってデルタはそう叫ぶと兵士達を次々と押し倒していく
道が開けた
「・・・・・ありがとなっ・・!」
一直線に走る
奴は動く事もなくただ俺を見つめているだけだ
いける――!
俺は全身全霊を賭けた大ジャンプをした
邪魔をしようと前に踊り出てきた兵士をも飛び越え   
奴・・オスマン帝国に飛び掛った
腕を伸ばし首を掴んだ 
その勢いで馬から引きずり落とす
「・・・ぐっ・・」
地面に叩きつけられた衝撃で奴はうめき声を漏らした
奴が動けられない今しかない・・!
俺は馬乗りになり両手で短剣を頭上高く掲げる
短剣を握る手に力を込めそして
力強く 振り下ろした



その場にいた全員が凍りついた
余りの出来事に皆釘付けになっている
「・・アルム・・・」
デルタが見守るその先には――



手応えがあった
振り下ろした短剣は今や奴の胸に深々と刺さっている
だんだん服を紅く 黒く染めている
オスマン帝国を・・・倒した・・?
嬉しいんだか悲しいのかも分からない けど
倒した・・・・!
仲間達の・・・皆の仇がとれた・・・!
そう確信し俺がデルタの方を向こうとした時


「痛ってぇ・・じゃねぇか」


下の方から聞こえた
慌てて俺は奴の方へ向く
生きている・・・!?
その時目が合った 鋭い眼光に貫かれる
動けずにいる俺を起き上がりざまに吹き飛ばす
重症を負っているとは思えない力で
堪らずに尻餅をつく俺
「・・・ガァッ・・・グッ・・・」
呻き声を漏らしながら奴は立ち上がる
素早くこちらも立ち上がり間合いを広げた
「いい・・度胸してんじゃぁ・・ねぇか」
奴はおもむろに胸に刺さった短剣に手をかける
短剣を引き抜こうと引っ張た
だが短剣でも深々と刺さっていてなかなか抜けない
当たり前だ あんなに力を込めて刺したのだから 簡単に抜けてもらっては困る
「グッ・・・アアアアアァァア!!」
咆哮を上げてやっとの思いで短剣を抜きさる 
鮮血が飛び散り地面を塗らす
荒い息遣いで短剣を地面に放り投げた
すると傍に一人の兵士が歩み寄る
その兵士から一振りの大きく弧を描く剣を受け取ると俺の方へ切っ先を向けた
反射的に身構える俺
奴はその剣を天高く投げる
誰もが曇一つない晴天を仰ぎ 食入るように見つめる
回転しながら光を浴びて光り輝く剣は太陽と重なり三日月のように見えた
やがて剣は俺の真横の地面に突き刺さった
剣を引き抜き奴へ真っ直ぐ切っ先を向ける


作品名:望んだ先には 作家名:raidou