二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第43話

INDEX|2ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 

    ドォドォドォドォドォドォオオオオッッ!!!

  レイバーズ 『うおあああああ!!!』

  発光弾にも似た生体弾がレイバーズと周囲の地面を攻撃。爆煙と土煙が舞い上がる。その時、変異したバイオ・バグ03がガンレイバーに飛び掛った。

  変異態バイオ・バグ03 「クキャコアアアアアアッッ!!!」

  ガンレイバー 『何っ??!』

    ガドォガガッッ・・・・ズギャドォオオオオオオッッ!!!

  ガンレイバー 『ぐあああああ!!!』

  変異態バイオ・バグ03は4本の腕でガンレイバーのボディーをガッチリとホールドして地面に押し付ける。そして背中から生えた腕でガンレイバーを殴り始める。

    ズドォガァアアアッ!! ギャガゴオオッッ!! ドォズスンッッ!!

  ガンレイバー 『ぐごあっ・・・・がはっ・・・がっ・・・・・くそったれ・・・・!!!』

  ガンレイバーの胸部、ヘッドユニットに拳が打ち込まれる。仲間の危機に即座に銃口を向けるショットレイバー。だが、すぐ側面に突進する変異態バイオ・バグ02が迫る。

  ショットレイバー 『ガンレイバーッ・・・・このやろっ・・・・!!!』

    ドォドォドォ・・・ズギャドォオオオオオオッッ!!!

  ショットレイバー 『がはあああああああ!!!』

  吹っ飛ばされたショットレイバーは、スライドするように建造物をなぎ倒しながら倒れる。嘲笑するように口を大きく開口させてみせる変異態バイオ・バグ02。その奥でバイオ・バグ10が微動だにせずこの光景を窺う。

  一方でジェイデッカーは高速精密射撃を敢行しながら低空よりバイオ・バグ01を駆逐していた。

    ピピピ・・・・ズドォオオオッ、ズドォッ、ズドォッ、ズドォ、ズドォ、ズドォオオオ!!!

  狂い無くJバスターの銃口から放たれるビームが、バイオ・バグ01を1体、1体確実に仕留めていく。その最中、超AIの思考回路に焦りが生じていた。

  ジェイデッカー 『一刻も早く・・・・レイバーズと合流をっっ!!!』

    ズドォオオオオオッッ!!! ズドォオオオッ、ズドォオオオオオッ!!!

  時を同じくし、エクスカイザーが多摩に向けて走る。車内のワンセグテレビにはケミカルコーポレーション摘発の生中継が報道されていた。そう・・・彼もまた要達の特別な別働隊なのだ。同じ警察である故に。エクスカイザーは更に加速して道路を蹴るように走り抜けていく。

  レイバーズの状況は芳しくなく、連続でダメージが与えられ続ける。変異態バイオ・バグ02がショットレイバーに向けて生体砲を撃ちこむ。

  変異態バイオ・バグ02 「クキュグカアアアアア!!!」

    ドォシュパパパパパパパパパァアアアアアアッッ!!! ドォシュパパパアアアアッ!!!

    ドォドォドォドォズドォドォガアアアアアアアア!!!

  ショットレイバー 『ぐおぉっっ・・・??!』

  斜め上より降り注ぐ速射弾。シールドでガードしながら何とか耐え凌ぐショットレイバー。装甲にもダメージが及ぶ。

  変異態バイオ・バグ03 「キュグルクカアアアアッッ!!!」

    ドォガアアゴオ、ドガギャア、ズドォガアアアアンッッ!!!

  ガンレイバー 『ぐおおおおっっ・・・!!!』

    ギグギギギギギィィ・・・・!!!

  頭部を何度も殴打。更にはホールドした両肩をひん曲げようと力を入れる。コンディションの警告アラームがJバギー内に鳴り響く。吉崎はこの状況に焦りを隠せない。  

  吉崎 「ガンレイバー、ショットレイバー、共にダメージが増大!!損傷率、47.6%!!隊長!!ジェイデッカーを早く回してください!!このままでは・・・!!!」

  要 「くっ・・・・(どうする?!!どうすればいい??!)!!!」

  判断に躊躇する要。このままではレイバーズが危ない。かといって今ジェイデッカーをこちらに回せばバイオ・バグ01の行動範囲が広まってしまう。

  まさにジレンマ。その時、レイバーズの声が聞こえてきた。

  ガンレイバー 『結構・・・しんどいスけど・・・ここは俺達で・・・・!!!』

  ショットレイバー 『我々の・・・底力を・・・!!!』

  要は、はっとなった。まだ諦めず闘おうとしているレイバーズの姿勢がそこにあったのだ。要は改めて彼らの意思に気づかされた。

  要 (レイバーズはまだ諦めてはいない・・・!!!ならば、隊長として彼らを信じてやるのが勤めだ・・・よしっ・・・!!!)

  要は力強く指先でイヤーマイクを握り、次なる命令を下した。

  要 「俺はレイバーズの底力を信じる!!!ジェイデッカーが合流するまで闘い続けろっ!!!」

  レイバーズ 『了解っ!!!』

  この判断に吉崎は意見せずにはいられなかった。

  吉崎 「隊長っ!!!レイバーズの損傷率は約半分近くの損傷を受けているんです!!!ジェイデッカーのサポート機として造られた彼らには限度が・・・!!!」

  要 「吉崎・・・俺は彼らの根性に・・・想いに賭けてみたい・・・・闘い続けようとする意思を酌んでやりたいんだ・・・!!!」

  吉崎 「隊長・・・!!」

  吉崎は再びモニターに集中した。現在のバイオ・バグ01の駆除率を割り出す。すると既に半分が駆逐されている状況にあった。

  ジェイデッカーも必死に奮戦してくれている事が窺えた。レイバーズも己たちの底力を見せつけようとしていた。上手く動かないレフトアームを補うように、ライトアームの下腕部を少しづつ動かす。

  ガンレイバー 『そろそろ・・・どいてくれよな・・・!!!』

  変異態バイオ・バグ03 「カアアアア!!!」

    ドォガアアアアッ!!!

  ガンレイバー 『がはっ・・・・んのやろっ・・・・!!!』

  今の一撃の攻撃で胸部の装甲が一気にへこんだ。同時にエネギーガンの銃口が変異態バイオ・バグ03の腹に触れる。超零距離射撃の攻撃が加えられた。

    ビィディギャア、ビィディギャン、ビィドォガァアアアアアンッッ!!!

  変異態バイオ・バグ03 「クルグウウウウ??!」

  皮膚が爆発し、一部が抉れた。一方でショットレイバーも反撃に出た。速射弾雨が一時的に止んだ隙を狙い、シールドをかざした。

    シャギンッ!!

  電磁警棒の先端が飛び出した。だが、それは警棒ではなかった。先端部から連射性の高いレールガンが撃ち出された。

    ディディディディディディディディディギイインッッ!!!

    ディドォドォドォドォドォドォドォドォギャズズズズウゥゥッ!!!

  頭部に連続で撃ちこまれ、頭部の先端の皮膚がはがれた。

  変異態バイオ・バグ02 「キュグルゲッッ!!!」

  エクスカイザー 『要警部!!聞こえるか?!エクスカイザーだ!!』

 更に次の瞬間、Jバギー内に通信が入った。その通信はエクスカイザーからだった。要はM.P.D.BRAVEには特別別働隊である彼がいた事を思い出した。