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届かない君へ

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「失礼します。」
「おお、ユーマか。久しいの」
「お久しぶりです。マクガヴァン元帥」

ヒゲの生えたおじいちゃん。
この人はマルクトの元帥だった人。
今は退職してこのセントビナーにいる。

「あの、外にコレが落ちていたんですけど」
「おぉ・・・さっきの子、落としていったのか・・・」
「通行書落とすなんて・・・カイツールいく時は必要不可欠ですよね」
「せっかく発行したのにの・・・」

あ、行くんだ・・・。

「あの、よろしければ・・・私はキムラスカに行くのでついでに届けてきますよ。
どうせ向こうで止められていますよね。」
「そうか、頼んでもいいか」
「はい。それで、私のも更新してほしいのですが・・・」
「わかった。少し待ってなさい。」
「はい、では、外で待たせていただきます。」

セントビナーには任務で来ていたりしていたがゆっくり来たことはなかった。
外に出てゆっくり見てみよう。
そう思い、外に出た。

作品名:届かない君へ 作家名:鳴滝