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なでこスネイプ
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魔法少女リリカルなのは ギルガメッシュ転生記 Ⅰ

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私は金ピカが壊れた場所に行く。

・・・・・・・・・・

で、金ピカの所にこの子が居た。というわけである
しかもなんか寝顔が可愛い

「・・・ここは?」

タイミングよく目が覚めたらしい

「あ、起きた?」

「えっと・・・まずここはどこなんです?」

「私の部屋だよ」

「で、貴女は誰でしょうか」

「私、高町なのは。なのはでいいよ」

「で、君は?」

sideギルガメッシュ

「で、君は?」

さて、不味いことを聞かれましたね。
そりゃあ初対面の人にはまず名前を聞くんでしょうけど
生憎僕が本当の名前を言うわけにもいきませんし
言っても信じてもらえないでしょう。
さて、どうしましょうかね。

「ん?どうかした?」

「!?いいえ、なんでもないです」

「そうか、よかった」

とりあえず急場凌ぎの名前でも名乗っておきますか。

「もう一回聞くけど君は?」

「言峰ギルフォードです。よろしく」

とりあえず今はこの名前で凌ぎますか


sideフェイト

今私は気が気ではいない。
実際普段出さないようなスピードで飛んで
落ちそうになったりしている。

と言うのもなのは以外の六課メンバーが出張中に
捕獲したり実験に使っているガジェットがいきなり暴走した
なんて事を聞いたからだ。

で、その追加連絡でなのは以外の管理局員は全滅。
つまり今現在なのはは1対無数の戦いをしていることになる。

なのはの強さは十分分かっているし何度も見ている。
それでもなのはは無茶をすることが多いのでとにかく心配になる。
実際1度それで大変なことになった。

とにかく急がなければ。

・・・・・・・・・・

「これは・・・」

ここは庭・・・なんだよね?
近くの建物が削られてたり庭の真ん中に大穴が空いてたりと大惨事だ。
て言うかよく考えたらここまで壊せるガジェットは少なくとも管理局内には無い。
つまり・・・

「よし、なのはを探さなきゃ」

これはなのはの砲撃だろう

・・・・・・・・・・


sideなのは

「ギルフォード君か~。じゃあギル君でいいよね?」

「ええ、構いませんよ」

目の前の金髪の美少年。ギル君が年不相応の返事の仕方をする。
ギル君って見た目的にはヴィヴィオよりちょっと上くらいだけど本当に礼儀正しい。
一体何歳なの・・・?
9歳か10歳くらいだよね多分

「はい。10歳です」

うん。年齢はいいんだけどやっぱり年不相応だった
どうやったらその年でそんなに身につくんだろうね。

「ん~。どうやったらって聞かれても自然と身についたものなので」

どんな成長環境だったんだろう
親の顔が見てみたい。いい意味で。

そういえばギル君に夢中でガジェット掃除した庭の後始末してなかったんだ。
あとでやっておかないとフェイトちゃんや、はやてちゃんに怒られる。

「なのは!」

すべてを見ていたようなタイミングでフェイトちゃんが走ってきた。

「なのは大丈夫!?心配したんだよ!一人で戦ってるなんて聞いたから!」

「大丈夫大丈夫。この通り無傷だから」

「良かったぁ~。なのはにまた何かあったらどうしようかと思ったよ」

「も~。フェイトちゃんは心配しすぎだって」

「結果的に無傷だから良かったとして。なのは、この子は?」

フェイトちゃんがギル君を見て言う。
そういえばまだ紹介してなかったっけ。

「言峰ギルフォードです。よろしく」

「ギルフォードな・・・じゃあギルでいいよね」

「ええ、構いえませんよ」

私が紹介するより先にギル君が名乗った。
頭をペコリと下げている。

「えっと・・・年に似合わず礼儀正しい子だね」

フェイトちゃんも驚いている。
ギル君と初対面な人なら大抵の人は驚くだろう。

「そう言う貴女は?」

「フェイト・T・ハラウオン。フェイトでいいよ」

やっぱり10歳と19歳の自己紹介じゃないよねこれ
こういう子は大人になると急変しそうな気がするのは気のせいかな

「ところでギルはなんでここにいるの?」

「えっとね・・・・・」

それから私は金ピカの話の顛末を話した。
なんかギル君が深刻な表情をしてるけどどうかしたのかな

「すいません、その金ピカってもしかして黄金の鎧とか来てませんでしたか?」

ギル君が唐突に聞いてくる

「よく分かったね。文字通り金ピカの鎧着てたよ。
 あと、なんか剣?みたいな物持ってたよ。」

「その剣のようなものは刀身が螺旋状になってましたか?」

「その通りだけど・・・ギル君どうかしたの?急に真剣になって」

「いいえ、ちょっとその金ピカのことが気になりまして」

まぁギル君がそう言うなら問題はないのだろう
何かあるならそれとなく分かるだろうし

「ところでギルはこれからどうするの?」


sideギルガメッシュ

「ところでギルはこれからどうするの?」

さて、一番問題なことを聞かれてしましましたね。
いつまでもここになのはさん達にお世話になるわけにもいきませんし。
僕の黄金律で舞い込んでくる金で家を建ててもいいですが
それは色々と問題がありますしね。

「冬木という街に家があるのですが、そこまで行ければ」

「冬木?ちょっと待ってて。今調べてくるから」

なのはさんが部屋を出て行った

・・・・・・・・・・

なのはさんが冬木について調べに行ってから1時間がたった。
未だに調べがついていないのだろう。

冬木に帰れないようならこちらに住むことも考えておきましょう
て言うか帰っても歓迎される気がしないです。
やっぱりこっちに居たいですね。

そういえばここ、文明進みすぎじゃないですか?
国が違うにしてもここまでは有り得ないはずです。

「?」

フェイトさんが不思議そうに僕を見てますね。
ちょっと聞いてみましょう

「ここの文明ってやけに進んでないですか?」

「そうかな?ギルのいた冬木ってどんな場所だったの?」

「少なくとも浮遊するパソコンや宝石で変身する人は見たことないです」

「私が降りてくるところ見えてたの!?」

「ちょうどそこの窓際から見えましたよ」

そういえって僕は近くの窓を指さす

「本当だ。私が降りたところが見える」

「でしょう?」


sideフェイト

一体この子どこまで有り得ない子なんだろう。
あそこの窓からは確かに私の降りてきたところが見えるけど
余程注意を払ってないと見えるものではない
絶対何かあるよねこの子。

「フェイトちゃん!」

そんな事を考えているとなのはが急いで戻ってきた。
なにかあったのだろうか

「またガジェットが湧いてきてる!今度は完全に敵が使ってるもので!」

「!なんでまた!?さっきなのはが全滅させたんじゃ?」

「なんでもいいから早く迎撃に!どの道六課メンバーは今日中帰ってこない
 から私達がやらないと!」

「わかった!ギル、絶対にここを出ないでね!」

「はい、分かりました」

「じゃあちょっと行ってくるね」

私たちは外に出る
庭の風景はもうガジェットで埋め尽くされていた
兎に角すべて壊さなければ

「フォトンランサー!」

「ディバインバスター!」

・・・・・・・・・・