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ARMORED CORE Another Story

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014


「結構使える部品あるんですね。」

「そりゃお前さん、単機で基地に攻撃したりするんだ。頑丈じゃなきゃやっていけないだろ?」

「まあ、そうなんですけど。」

 いまレヴィンたちは撃破したハルベルトのACから使えそうな部品の回収作業に当たっていた。

「ただまあ、コアはもう無理そうだけどね。誰かさんがやり過ぎたせいで。」

「すみません・・・。熱が入っちゃって。」

「まあいいさ。どうだいヘイレン?」

「あらかた終わった。コア以外は使えそうだ。」

「オーケー、上等ね。んじゃ撤収するわよ!」

 他のメンバーたちもてきぱきと作業を進める。
 基本的にはヘイレンが率いるメカニック達が手の開いているメンバーに指示を出すと言った流れ。

「シェーナ終わったぞ、出発できる。」

 チーフであるヘイレンが報告に来た。

「おっしゃ、んじゃ出るとするか。 そうだレヴィンちょっとこれからの事で話があるから後で来てもらえるかい?」

「え? ああ、はい。解りました。」

  ~~~~~~~~~~~~

「で、何でしょう? これからの事というのは?」

 あれからトレーラーは出発し今は次の街、つまりレヴィンが降りる所へ向かって走っている。
 順調に行けば2日後にはつくだろうと操縦士は言っていた。

「なぁに、そのままの意味さ。」

「そのままの・・? 順調に行けば次の街で交代のパイロットと入れ違いに降りるって予定じゃ?」

「やっぱり?」

「やっぱりも何も初めからそう言う契約じゃ・・・?」

 レヴィン自身も少々予定外なことは有ったがそのつもりでいた。

「まあ、そうなんだけどね。 お前さんここに残る気は無いかい?」

「・・・・えっ?」

 てっきり向こうの街に着いてからの何か説明があるのかとばかり思っていたレヴィンは素頓狂な声を上げてしまった。

「ハハハ! なんて面してんだい、当たり前だろう? レイヴンとは聞いていたけれどあそこまで凄腕だとはねぇ~。」

「元です。それに戻る気なんて」

「本当にかい?」

 戻る気なんて無い。そう言いきる前にダルシェナが遮った。

「どういう意味です?」

「どうもこうもそのままさ。 ウチは何が戦闘中に有ったかを詳細に調べるために戦闘記録を取ってることにしてる。」

「それが? 結構どこも同じようなことしてますよね?」

「ああしてるな。 問題は記録そのものさ。お前さん相手の実力を測ってただろ。」

「っ!!」

「図星かい、全く・・・。あの記録を見れば誰だってそう思うんじゃないか?」

 記録をメカニックから見せられあからさまな動きの変化があるのを知り、そう思ったようだ。

「楽しくて仕方なかったんだろ? ACで戦うのが。違うか?」

 痛いところを突かれレヴィンは無言で出てってしまう。

「まあ、決めるのはレヴィン自身だしアタシがとやかく言えるのもこれくらいかね?」

作品名:ARMORED CORE Another Story 作家名:TaMaNeGi