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ARMORED CORE Another Story

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第五話

 
村に戻るとそこには5機程のMTがいた。

「なんでこんなところに・・。」

驚きを隠せないレヴィン。

「企業の部隊・・、ではなさそうだ。じゃあ、ゲリラ・・?!」

レヴィンはそう思った、何せ襲撃に来ていたMTはメーカーがバラバラだったのだ。
十中八九ゲリラであろう事は容易に想像がついた。

「しかし、なんだってこの村を襲っているんだ?」

一般的に考えれば、物資の強奪とも思えるだろうが、そうするのであれば脅して物資を引き渡させれば事は済む。

なのに、彼らは村ごと焼き払っているのだ。

レヴィンも同じことを考えていたようで、

「物資の強奪が目的でないとすると一体・・、まさか!!あの時の報復に・・?」

あの時とは、レヴィンがラミュを助けた時だ。
威嚇のために撃った銃弾が、ゲリラの足に当たってしまったのを思い出した。

「そんな事が原因とは考えにくいけど、だとするとマズイな、目標は俺かもしくはラミュ・・。」

と思考を巡らせていると、

「レヴィンさん!!」

と彼を呼ぶ声が。

「ラミュ! 大丈夫だったのか!?」

「ハイ、何とか。村の皆の非難は終わりました。後は私とレヴィンさんだけです。」

「非難って、どこに?」

「北のほうに洞窟があってそこを万が一の時の避難場所にしているんです。」

「ここからどれ位?」

「3キロといったところでしょうか。」

 『3キロじゃ駄目だ、誰もいないと分かったとたんにこの周囲を捜索する筈。それで見つかったらひとたまりもない。』

「レヴィンさん・・? どうしたんです?」

「ん、ああ。ラミュだけで先に行っててくれ。こいつらは俺が。」

「俺がって、一体どうするんです?! そんなことより早く非難を!!」

ラミュが心配するのも無理はない。何せ彼が元レイヴンで、西の大きな洞窟にACがあることも知らないのだから。

「大丈夫! 西の方にあった洞窟にACがあったんだ、それに乗って奴らを追い払う。」

「西の洞窟に? あそこはここの土地神様の祠があるはず・・。」

「そうなのか? とにかくそこのACを使う!! だから先に・・・。」

先に非難をしててくれ、そう言おうとした時燃えた家の破片が二人の間に落ちてきた。

「うあっ!!?」

「きゃっ!!」

間一髪二人はかわしたが、ちょうど二人の真ん中に落ちたためにお互い相手から離れてしまった。

「レヴィンさん!」

「先に行ってるんだ! こいつらを片づけてすぐ行くから!!」

そう言ってレヴィンはあのACの元に走って行った。


作品名:ARMORED CORE Another Story 作家名:TaMaNeGi