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魔法少女リリカルウィッチーズvol.1

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「助けていただいたことに感謝します。私は時空管理局戦技教導隊所属の高町なのは一等空尉です。失礼ですが、あなた方は…」
自己紹介をし、言葉が通じるかと思いながらも相手が何者なのか質問するなのは。
 
「私達の所属は第501統合戦闘航空団…通称ストライクウィッチーズです。そして私は、この部隊の代表のミーナ・ディートリンデ・ヴィルケといいます。以後、お見知りおきを」
相手に聞かれると、赤っぽい髪に同色の瞳の色をした女性は自己紹介をする。

「ミーナさん、ですね。では私達と一緒に来ていただいてもらってもよろしいですか?」
お互いの自己紹介が終わったため、ミーナに向けてなのはは提案し、またミーナ達もそれを拒否する理由がないのでなのは達についていくことにした。 
 
時空管理局地上本部へと到着した一向は、応接室に通された。
その場にいたなのは達、元・機動六課組の四人が彼女らから話を聞くことになった。
 
「ではまず、あなた方が何者なのか説明していただけますか?」
単刀直入に質問に入るなのは。
これに対し、相手側の代表であるミーナが答える。
 
「先程も申した通り、私達は第501統合戦闘航空団の者です。この第501統合戦闘航空団というのは、世界各国からウィッチと呼ばれる少女達を集め、我々人類の敵であるネウロイと呼ばれる存在と戦うための部隊の名前です。」
何から話すべきか考えたミーナは、まず自分達の所属する部隊について、また自分達の敵について説明することにした。
 
「そのネウロイというのは、何なんですか?」
先程、自分達が戦った未知の敵について訊くなのは。
 
「ネウロイは私達人類の敵であるということ以外は、まだ詳しく解明されていません。ただ、私達に敵意を持っていることは明らかです」
「なるほど…。では次に、あなた達がどうしてこの世界に来てしまったのかを教えていただけますか?」
ミーナの解答を聞いた後、続けてなのはは質問する。
 
「それについても、よく解っていません。ネウロイの反応を追ううち、光に包まれたと思ったらこちらの世界に来てしまっていたのです」
「だとすると……そのネウロイというのが関係しているのかも知れないな」
二人の会話にシグナムが口を挟む。ウィッチーズ隊の視線はそちらに向けられる。

「そうか。まだ高町以外は自己紹介をしていなかったな。私はシグナム。今ここには居ないが、主はやてに仕えるベルカの騎士だ。そしてこちらが…」
と、ヴィータの肩に手を置く。
 
「ヴィータだ。シグナムと同じで八神はやてって人に仕えてるベルカの騎士だ。よろしくな。で…」
フェイトの方を見るヴィータ。
 
「私はフェイト・T・ハラオウン。時空管理局で執務官をしています。どうぞよろしくお願いします」
微笑みつつ自己紹介をするフェイト。
 
「では、こちらも軽く自己紹介をした方がいいわね。私はさっきしたから…美緒」
と、ミーナは眼帯をしている人物へ声をかける。

ーーーーーーーーーー
 
「と、これで全員ね」
ミーナが全員が自己紹介を終えたのを確認して言う。

「話が逸れてしまいましたね」
「でも、お互いのことを知るのは大事ですよ」
ミーナが言うと、なのはがそう返す。
 
「それで、今後なんですが…」
ミーナがそう切り出す。
 
「とりあえず、501航空団の皆さんは管理局宿舎の空き部屋を使えるように申請しておきます。まずは、身体を休めてください」
「明日からまた、どうするか決めましょう」
フェイトとなのはがそう答え、この日は解散となった。


時空管理局・局員宿舎。
ここは急遽宿泊することになった第501統合戦闘航空団の話題で持ちきりとなっていた。宿舎へ向かった彼女らを待っていたのは、盛大な出迎えだった。
 
「わぁ…」
「すごい…」
芳佳とリネットが、通されたパーティールームで感嘆の声を漏らす。皆、先程の活躍ぶりを見て感謝の意を示しているのだ。
 
「ごはーん♪」
「だらしないぞ、ハルトマン。カールスラント軍人たるもの…………」
「まーた始まったよ。トゥルーデのお説教が」
ああだこうだと説教を始めるバルクホルンを呆れたような目で見ながら呟くエーリカ。説教には、まるで聞く耳を持っていない。
 
そんな中、食前酒(お酒が飲めない者はジュース)がグラスに注がれて各員に配られ、司会の管理局員の音頭で乾杯し、晩餐会の開始となった。
 
各々が交流したり、食事を食べたりしていく。
 
「リーネちゃん、どれも美味しそうだけど、どれにしよう?」
「えっと…」
あれもこれもと美味しそうな料理を取っていく芳佳。リーネは控えめに取っていく。
「まったく……品がありませんわね」
芳佳の様子を見たペリーヌが溜め息混じりに言いながら料理を一口口に含む。
 
「ん〜〜美味し〜〜〜っ!」
「ルッキーニ、あんまがっつくと喉に詰まるぞ?」
ガツガツと食べていくルッキーニに向けて言うシャーリー。
 
「ふふ、凄く美味しそうに食べてるわね」
そんな二人に声をかけたのは、シャーリーと同じオレンジ色の髪をした女性。

「アンタは?」
その女性に向けてシャーリーは訊く。
 
「私はティアナ・ランスター。時空管理局でフェイト執務官の補佐をやってるわ。階級は一等陸士よ」
この女性はティアナ。2年前よりも背が少しだが伸び、今はフェイトの補佐として働きながら執務官を目指している。
 
「ティアナっていうのか。私はシャーロット・E・イェーガー。シャーリーで良いぞ」
軽く自己紹介を済ませると、お酒を口に含む。
 
「じゃあ、私もティアでいいわ」
相手がニックネームで呼んでいいと言ったため、ティアナも自分もそう呼んでいいと返す。
 
「私はフランチェスカ・ルッキーニだよ」
もぐもぐとご飯を食べながらティアナに名乗るルッキーニ。
 
「よろしくね」そんな彼女に向けて微笑みながらティアナは返した。
 
「そういえば、さっきから気になってたんだけど一等とか階級なのか?」
シャーリーが質問する。
 
「その通りよ」
シャーリーの質問に答えていくティアナ。
 
「なるほど…私達の階級とは呼び方が違うんだな」
そう言いつつシャーリーは料理を口に運んだ。
 
 
「サーニャ、何が食べたい?」
「えっと…じゃあ、それ」
「わかった。これだナ」
サーニャが指した料理を皿に取って渡してやるエイラ。
「ありがとう」エイラにお礼を言って料理を口に運ぶサーニャ。
 
「や、こんばんは」
そんな二人に声をかける瞳がパッチリとした青髪の女性。
 
「誰だ?」
首を傾げエイラは質問する。
 
「私はスバル・ナカジマって言うんだ。時空管理局で特別救助隊のフォワードトップをやってるんだ。よろしくね」
ニコッと笑顔でスバルは自己紹介をする。今日は時間があるためか、このパーティーに参加したようだ。

「スバルさん…ですね。私はサーニャ・V・リトヴャクと言います。主に夜間哨戒を担当してます。よろしくお願いします」
サーニャは自己紹介してペコリと頭を下げる。
 
「エイラ・イルマタル・ユーティライネン中尉だ。よろしくナ……おっ」
何かに気付いたエイラはスバルの背後に回り込む。
 
「?」