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にょろさん
にょろさん
novelistID. 39510
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P3X~ERROR WORLD~ 1‐1

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 とりあえず職員室行こうぜ」
「わかってるよ!!」
「っちょ、耳元で叫ばなくてもいいだろっ!?
 ほら、みんな変な目で見始めたからさっさと職員室行くぞ」
「しきるな!」
「うるさい」
2人は喧嘩しつつ職員室にむかった

~職員室~

「おっと転校生ツインズね」
「「誰がツインズだ!!」」
「うん、元気でよろしい」
女性教師はそう言いつつ話を続ける
「へぇ…2人とも結構転々としてるのね
 妹さんの方が2回多いわね」
メイは勝ち誇った顔をしている
(べつに嬉しいことではないだろ…)
ミコトはあきれる
「ご両親は……あ…」
「別にいいですよ気にしてませんし」
「そうなの?よかった」
ミコトはメイとちがい勝ち誇った顔はしなかった
「私は国語の鳥海
 こんごともよろしく」
「「なぜにメガテン!?同じアトラスだから!?」」
「2人とも元気ビンビンねー
 私そういうひとすきよー」
鳥海先生はわらう
「クラスはもう見た?あなた達は私が担任のFクラスよ」
「「わかってます」」
「あら~情報が伝わるの早いわね~
 でもこの後すぐ始業式だから、さきに講堂ね
 案内するわね、こっちよ」


~講堂~


「えー君ら一年の―――」
「めんどくさいから△ボタンですっ飛ばすぞ」
「あんた顔通りのめんどくさがりなんだね」
「ほっとけ」
校長の話が高速で流れていく
すると男子生徒がみことに話しかけてきた
「なぁなぁ、おまえ岳羽さんと登校してきたんだろ?
 めっちゃ噂になってんぜ?
 岳羽さんとどーゆー関係なわけ?
 つーか岳羽さんって彼氏いんの?
 その辺誰も知らなくてさぁ」
「しるか」
「だよなぁ……」
質問に答えるとほかの男子生徒がしゃべり始めた
「なぁ?しってるか、今回の転校生男女ふたりなんだってよ」
「俺見たみた、岳羽さんと登校してきたんだって?」
「おやぁ?なんか話声が―――」
「△」
「江古田の数少ない音声アリのセリフを飛ばすなよ」
「めんどくさいもん」


~放課後~


2人の席は
ミコトはいつも通りで
メイはその右上にある
そこに男子生徒が近づいてきた
「よっ転校生」
「「だまれ順平」」
「ひどっ!なに!?
 まだ話しかけたばっかじゃん
 てか自己紹介したっけ?」
「「した」」
「あ~…そういえば自己紹介のじかんあったっけ
 まぁとにかくだ、おれも中2の時ここにきてさ
 おなじ転校生仲間として仲良くなっておきたくてな」
「まったく相変わらずだね
 新しい仲間とくりゃ話しかけるとか……
 ちょっとは相手の迷惑考えるとかしないの?」
「なんだよ…ただ親切にしてるだけだって!」
「ふ~ん、ならいいけど」
ゆかりはこっちに話しかける
「なんか…偶然だよね
 同じクラスになるとか」
「そうだね」
「運命を感じる」
「おいおい、俺だって同じクラスだぜ?
 仲間に入れてくれよー」
順平が割り込んできた
「てかおまえらって知り合いかなんか?
 あさ仲良く登校してきたみたいだしさー
 こいつミコトっていうんだっけ?
 レベルの高い2人のあいだを歩いてたからみんなから殺意を感じる視線を浴びせられてたって」
「うっさいバカだまれ」
「つっこみがさっきからつめたい…
 オレっち胸が痛くなってきた…」
順平は困った顔をしている
「と、とにかくだ
 困ったことがあったらいつでも相談してくれよな!」
「「まちがってもおまえ(あなた)には相談しない」」
「うぅ……つめたい…冷たすぎる…
 まぁこうして普通にしゃべれてるんだから仲良くできそうだな」
そしてそのまま流れで順平と3人で帰ることになった
「そういや、お前ら部活はいるの?」
「あたりまえだ」
「もちろん!」
「へぇ…まぁあきがくるまで待っとけよな
 それにしても思ったんだけどよぅ、その……
 なんで2人とも同じ漢字の名前のなの?」
「順平?世の中に走っていことと悪いことがあるんだよ~?」
「どうしても知りたいなら教えてやる、来世で」
「怖ッ!!何!?名前の由来聞いただけじゃん!?
 何で二人ともそんな怒りにみちてるんだっ!?
 ごめんなさい!とりあえずごめんなさい!」
3人は結構楽しく話しながら帰った
ちなみに2人は名前の理由など知ってるわけないのである




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授業中順平に間違えた答えをわざと教えてややにやけてるミコトにメイは小声で何回も
「…キモ」
といっていっていた
そしてそのたびにミコトはにらんでいた
そんなやり取りをしながら2人は寮へ帰った
~寮のラウンジ
「あ、帰ってきました」
寮へ帰ると眼鏡をかけた紳士がゆかりとまっていた
「なるほど彼らか……」
「こんばんわ」
「どうも…」
2人は座って話を聞くことになった
「こんばんわ、私は幾月 修司
 君らの学園で理事長をしているものだ
 イ・ク・ツ・k――――」
「なるほど言いにくいですね」
「……まだ最後までいってないよミコト君
 部屋割りが間に合わなくて申し―――」
「だいじょうぶですよ」
「……メイちゃん、君まで………
 さてと、何かほかに訊いておきたいことはあるかい?」
「「眼鏡ふきください」」
「えぇ…急にそんなこと言われてもねぇ…」
「こらこら!理事長の前でふざけないの!」
2人はゆかりに注意されてしまった
しょうがないので2人は部屋に戻った
~メイの部屋
「はぁ…荒垣先輩とのコミュ早くとりたいなぁ…
 あの必死な姿とか…フフン♪」
\おい、うるさいぞ!休めって言われたろ!さっさと寝ろ!/
「うるさいのはどっちなのよまったく…携帯使いなさいよ…」
メイはミコトに今度から携帯で話すようにメールを送って寝ることにした
~ミコトの部屋
メールが届いた
「ん?メイからか…なになに…?」
『あんた近所迷惑もいいところだよ?
 携帯ってのがあるでしょけ・い・た・い
 今度からこれで話さなかったら美鶴さんに言うよ?』
「んだと…さっさと寝なかったのが悪いんだろうが…
 チッ…まぁいいか、ねよう」
こうして夜は更(ふ)けていった
「ゥヮァァァ………」
どこからか悲鳴が聞こえたが2人はすでに寝ていた

~深夜~

ふたりは夢の中で誰かに呼ばれ
すいこまれるかのように扉に飛び込んだ
中には老人がいた
「ようこそベルベット―――
 なにをしておられるのですか?」
「「つっかかりました」」
2人で同じタイミングではいったためつっかえたようだ
「てかなんで!?
 何で夢の中なのにつっかかるんだ!?
 おかしくねっ!?」
「でも夢のなのは確かだよ!
 痛くないもん!」
2人は騒いでいる
「どうでもいいですが
 はやく入ってもらいたいのですが」
「「……それもそうですね」」
2人はなんとかしてはいった
「さて…私の名はイゴール…
 お初にお目にかかります」
「すいませんイゴールさん」
「なんでしょうか?」
みことがイゴールに話しかける
「あの、さっきからツッコミたかったんですけど…
 どうしてこいつは普通に椅子で俺はござなんだ!?」
ミコトは正座しながら訴えた
「申し訳ありません
 急な客人でしたので急いで用意できたのがそれしかなく…」