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魔法少女リリカルウィッチーズvol.3

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「市街地に突入したらウィッチ隊を航空戦部隊と地上戦部隊に分けます。今回は私も出撃しますので、それを踏まえてウィッチ隊は坂本班を航空班とし、私の班を地上班にします。魔導師陣は高町一尉率いる航空部隊と八神二佐が直接指示を出す陸戦部隊に分けます。ネウロイの巣への直接攻撃は航空隊が中心になります。地上部隊はその間、航空部隊の援護をお願いします」
「この間みたいに高射砲等の対空砲火を無力化すればいいんですね?」
挙手してエリオが問いかける。
「そうです」
「それから今回の作戦には陸士部隊も協力してくれるそうや」
「陸士…108もですか?」
スバルが訊く。
「もちろんや」
「じゃあギン姉もくるんだ…!」
スバルは心から嬉しそうに言った。
「ギン姉って誰なんだ?」
シャーロットがスバルに訊く。
「私の姉さんです。ギンガっていいます」
「スバル、ギンガ…。なるほど漢字にすれば昴に銀河か。星をテーマにした良い名だな」
美緒が二人の名前を聞いて考え、言う。
「ありがとうございます」
ニコニコしつつスバルは礼を言った。
「話が逸れましたが、まだ終わりではありません。航空部隊はネウロイの巣に突入後、コアを破壊します。ただし、これは一筋縄ではいかないでしょう」
「確かに巣のコアが相手じゃあな…。でも何か策があるんだろ、中佐」
ニヤリとしながらシャーロットが訊く。
「ええ。一撃でコアを破壊するため、ウィッチ隊はサーニャさんのフリーガーハマーのミサイルの数倍の火力を持ったロケット砲を使用します」
「私の武器より強い…いつの間にそんな兵器を開発していたんですか?」
「あの撤退の後、ベルカ自治領に行ってすぐよ。シャリオさん達技術班に頼んで新しいロケット砲を開発してもらえないか打診していたの。正確にはこれは地対空ミサイルなのだけれど……今回に限れば、それも関係ないわ」
「どんな兵器ナンダ?」
「その名もRPG-7。ロケットランチャーとでも呼ぶべきかしら?」
「ちょ…」
「それって、なのは…」
「うん。地球にある兵器だよ」
「え!?」
「何だと」
芳佳、バルクホルンが反応する。
「シャーリーさん、一体いつの間にそんな技術を…。でも確かにRPGならネウロイのコアも吹き飛ばせるかもしれない…」
「だけど、問題が1つあるの」
「その問題とは何だ、ミーナ」
「弾がね、一発きりなのよ」
「たった一発…?」
皆が呆気に取られる。
「ええ。製作にコストがかかりすぎてしまったらしくて。サーニャさんのフリーガーハマーのミサイルに使う火薬の量も考えると、一発分しか作れなかったんですって」
「そんな…じゃあもし外したら…」
「ええ。下手をすれば打つ手が無くなる可能性があるわ。もっとも外さないとは思うけど、効かなかった場合が問題ね」
「大丈夫だ、ミーナ。いざとなれば私が烈風斬で…」
「ダメよ。少佐、貴女はも…」
「それ以上は言うな。言っただろう、ウィッチに不可能はない、と。私は最後まで戦ってみせるさ」
ミーナの言葉に被せるように美緒が発言する。
「とまぁ、ここまでがプランAや。続いてプランBにいくで」
はやてが続きを開始する。
「プランBは不測の事態が起こった場合…つまりネウロイ側がこっちの予測しえない行動を起こした時の対策案や。と言っても、基本パターンはプランAと一緒。変わるんは部隊配置やね。もしもネウロイが聖王のゆりかごを使うてきた場合、その規模は計り知れんくなってまう。そうなったら、ウィッチ隊のミーナ班には突撃部隊の援護に回ってもらうことになると思うんよ。もちろん、私も機を見て航空部隊の支援に向かおうと思てるけどな」
「ちなみに中佐、ウィッチ隊はどういう編成になるんですの?」
ペリーヌがミーナに訊く。
「坂本班は少佐、宮藤さん、サーニャさん、エイラさん。残りは外で地上部隊援護を行います」
「サーニャが突撃部隊にいる理由は?」
エイラが問いかける。
「サーニャさんが入っているのは部隊の中で誰よりロケット砲の扱いに長けていると判断したからよ。よって、サーニャさんには当日フリーガーハマーの他にRPG-7を装備して作戦にあたってもらいます」
「わかりました」
サーニャが返事をする。
「プランBはこんな感じや。他に質問がある人はおらへん?」
挙手等は無い。
「作戦決行は3日後の正午。それまでに各自、準備を整えておいてください」
ミーナが言って解散となった。

二日後。
早朝、美緒は日課の真剣の素振りを行っていた。そして、精神統一。
「……烈風ゥゥゥゥ斬ッ!!」
魔力を纏った真剣を振ると地が裂け、その先にあった岩を真っ二つに割った。
「くっ、この程度で…」
額に一筋浮かんだ汗を拭いながら呟く。烈風斬は、自らの魔力を烈風丸に吸わせることで発動する諸刃の剣。それをたった一回発動したくらいで汗が出てしまう程に美緒の魔力は減衰してきていた。
「中々の一撃だな」
と、背後から声がかかった。見れば腕を組んでシグナムが立っていた。
「シグナムか。早いな」
「目が覚めてしまってな。まぁ、朝の散歩といったところだ」
「緊張しているのか?」
「緊張か…。ふふ、確かにそうなのかも知れないな。ベルカの騎士として幾千、幾万と戦ってきたのだがな」
「いくら戦えど、戦いとなれば緊張くらいするだろうさ」
「そうなのだろうな。どうだ、決戦前に1つ手合わせしてみるというのは」
「ふむ…いいだろう。朝食後、仕合ってみるか」

「ん…ぅ…」
『もう朝なんだ…』
思いながら、なのはは目を覚ます。
『今日は久し振りのオフシフトだっけ。あ、そういえば…』
隣で眠っているフェイトを見ながら、なのははある約束を思い出す。

話はセイバーズ結成前に遡る。
「ヴィヴィオ、ちょっと良いかな?」
「なぁに、ママ?」
「ママね、また大事なお仕事が入っちゃったの。それでしばらくお家に帰ってこられなくなっちゃうんだ。だから、お隣のエスメラルダさんの所にママが帰ってくるまでいてくれるかな?」
「コロナおばさんのところ?」
「うん。お休みの日には帰ってくるから。だから良い子でお留守番、出来るよね?」
「うん!ママ、お仕事頑張ってね」
「ありがとう、頑張ってくるね」

『あれから色々あって、全然会いに行けてない…。今はベルカ自治領にエスメラルダさんと一緒に避難してるって話だけど…』
「なのは…?」
なのはが考え込んでいると、目を覚ましたフェイトが話しかける。
「あ…フェイトちゃん、おはよう」
「難しい顔して、朝から考え事?」
「うん…。ヴィヴィオと約束したのに全然会いに行けてないなぁって…」
「しょうがないよ。ここのところ色々立て込んでてマトモな休みも無かったんだから。でも、今日はなのは、オフだったよね?」
「うん。だから今日、行ってこようと思うんだ」
「そっか。うん、ヴィヴィオも喜ぶと思うよ」
「じゃあ、行ってくるね」
そう言うと、なのはは着替えを始めた。

芳佳は厨房で朝食作りに励んでいた。
「お味噌汁はオッケー。次は…」
卵を割り、溶かしてフライパンに流し入れて卵焼きを作り始める。
「芳佳ちゃん、いつ見ても手際が良いわねぇ」
厨房で同じく朝食を作っているおばさんが芳佳に話しかける。