二次創作小説やBL小説が読める！投稿できる！二次小説投稿コミュニティ！

　　アーマー・レン　「よっしゃっ！！そうと決まったら早速行動しようぜ！！！」

　　平沢家から出撃しようとする彼らに唯達がまたエールを送る。他の女子達も声には出さずとも表情でその気持ちを見せている。

　　唯　「みんな、いってらっしゃーい！」

　　律　「死んで帰ってくるんじゃねーゾ！！」

　　梓　「待ってますから頑張ってきてください！！」

　　戦場に向かう際に送られる女子たちのエール。先程バカのようにはしゃいで闘いに赴いた光の気持ちが俊や蓮にもわかった。増してや意中の女の子であればなお更だ。

　　ターボ・シュン　「ああ！！俺達に任せてくれっ！！！」

　　アーマー・レン　「っしゃああ！！なんかさっきの光の気持ちがわかるぜ！！！それじゃ頼んだぜ、涼！！！」

　　ウィング・リョウ　「はいっすっ！！！」

　　エクスカイザー　『では、急ごう！！今はこの近隣の人々だけでも助けなければな・・・そうだ！！ダグコマンダーについて言っておくべき事があった！！』

　　ターボ・シュン　「言っておくべきこと・・・？？」

　　エクスカイザー　『最低三人のダグオンの力を結集する事で、更なる闘う力を召喚できる！！君達の場合、ダグコマンダーを四人揃って一点にかざすんだ。その時、もう一度「トライ・ダグオン」と叫ぶ。すると四人のダグコマンダーから光が放たれ、ロボットを召還できるんだ！！いつ、それをやるか、何が召喚されるかは君達次第だがね。』

　　ダグオンチーム　「ロボット・・・！！！」

　　三人の漢心に炎が燈ったところで、早速駆逐行動に出るエクスカイザーとダグオンチーム。周囲に蔓延(はびこ)るＣ‐０５群へと攻撃を加える。

　　エクスカイザーは腕をかざし、スパイクカッターを撃ち出した。高速回転するカッターが唸りながらＣ‐０５の身体に食い込んで爆発する。

　　エクスカイザー　『スパイクカッターッ！！』

　　　　シュシュシュシュガッッ！！！

　　　　ズギャギャドドドガッ・・・・ズドォドォヴォオオオ！！！

　　Ｃ‐０５　「ギュキイイイイイッ？！！」

　　胸部を爆発させながら仰向けに倒れるＣ‐０５の１体。別の個体がエクスカイザーに向かって溶解液を撃ち放つ。

　　　　ビュシュウウウッ・・・！！

　　エクスカイザー　『むッ！！』

　　エクスカイザーはしゃがみながら攻撃をかわし、攻撃してきたＣ‐０５の頭部に向かって腕をかざした。

　　エクスカイザー　『ジェットブーメランッ！！』

　　　　ドォシュ、ドォシュゥウウウウウッッ！！！

　　　　シュゴオオオオオッ・・・ズドォドォガアアアアアアアンッッ！！！

　　放たれた２発のジェットブーメランがＣ‐０５の頭部と右肩に直撃。直撃部が爆発し、Ｃ‐０５を絶命させた。それはエクスカイザーに違和感を覚えさせる。ファイバードやジェイデッカーが味わった違和感と同じものだ。

　　エクスカイザー　『なんだ・・・？！！最初に私と闘った個体に比べて弱すぎる・・・！！！一体どういうことなのだ？？』

　　一方でターボ・シュンとアーマー・レンが初の戦闘を繰り広げる。ターボ・シュンは軽快に両肩の三連マフラーと足首のホイールを駆使して攻撃をかわしていく。

　　Ｃ‐０５　「ギギギギギッッ・・・！！！」

　　　　ビュビュビュドォッ・・・！！！

　　ターボ・シュン　「中らないぜっ！！はぁあああっ！！！」

　　　　ギュゴオオオオッッ・・・シュダッッ！！！

　　加速を付けて高く舞い上がるターボ・シュン。舞い上がりながら持てる技の一つを繰り出す。

　　ターボ・シュン　「キック・ブレイカーッッ！！！」

　　　　ドォガゴオオオオオオッッ！！！

　　高速の回し蹴り技・キック・ブレイカーがＣ‐０５の頭部に炸裂。足首のホイールを高速回転させて繰り出し、蹴りの破壊力を付加させる技だ。頭をけり砕かれて後方へと吹っ飛ぶＣ‐０５。

　　ターボ・シュンはそのまま着地しながら、次なるＣ‐０５にアタックをかけるべくダッシュする。襲い来る叩き潰しの攻撃をかわし、懐に飛び込む。

　　ターボ・シュン　「はぁっ・・・・ターボ・ラッシュッッ！！！」

　　　　ドォドォドォドォドォドォドォドォゴオオオオオオッッ！！！

　　Ｃ‐０５　「ググエエッッ！！？」

　　腹部を集中的に高速連打の拳が打ち込まれる。文字通り自身の能力をパンチの加速力に生かした技だ。Ｃ‐０５は後方へと吹っ飛んだ。

　　一方のアーマー・レン。胸部のガトリング型ユニット、ブレスト・レールキャノンをぶっ放す。

　　アーマー・レン　「いくぜっ！！ブレスト・レールキャノンッッ！！！」

　　　　ディドォドォドォドォドォドォドォオオオオォォォ！！！

　　　　ディドゥギャギャギャギャドォドォドォガアアアアッ！！！

　　ガトリング砲の発射方式で撃ち放たれるレールガンがＣ‐０５の身体を粉砕していく。胸部の甲殻部が砕け散り爆発する。

　　Ｃ‐０５　「ギガアアアア？！！」

　　アーマー・レン　「おっしゃああ、撃破ぁ！！！どんどんいくぜぇっ！！！これでちっとは聡と張り合えれるな！！！」

　　　　ディドォドォドォドォドォドォドォドォオオオオッッ！！！

　　次の標的に体を向けて同様の攻撃を撃ち込むアーマー・レン。頭部に集中して撃ち注がれていく大量のレールガン。Ｃ‐０５の頭部が蜂の巣になり砕け散った。

　　　　ドォドォドォドォドォギャゴオオオオンッッ！！！

　　唯の家に待機中のウィング・リョウ達にこれらの巻き起こる戦闘音が響く。普段は平和だった街並みにこのような音が広がる事で、非日常に切り替わってしまった事を物語っていた。

　　みんなを守るべくウィング・リョウが姫子達の前にたたずんでいる。すると姫子はすっとウィング・リョウの横に来て、彼の手を握りながら言った。

　　姫子　「涼・・・あっちこっちで戦いの音がする・・・もう、戻らないのかな？平和な時間。」

　　いつになく姫子は憂いの表情を見せていた。これから先、夜になっていくという時間帯がよりそうさせていく。それは、これからの不透明な未来を示すかのようにもとれる。

　　ウィング・リョウ　「姫ちゃん・・・。」

　　姫子　「正直、恐いよ。今までこんな事に出くわした事なかったからさ・・・。」

　　不安を紛らわす為に、ウィング・リョウの手を強く握る姫子。涼本人にも彼女の不安が伝わる。だがその時、唯が思い出したように叫んだ。

　　唯　「ああ！！隣のおばあちゃん大丈夫かなぁ！！？すごく心配っ、憂、私見てくる！！！」

　　姫子　「え？！！」

　　慌てて駆け出す唯を和と憂が止める。

　　和　「ちょっと待ちなさい、唯！！！」

　　憂　「今出て行ったら危険だよ！！お姉ちゃん！！！」

　　唯　「だってっ・・・もう！和ちゃんも憂もおばあちゃんが心配じゃないの？！」

　　和　「そんなことないわよ！！けど・・・！！！」

　　姫子も止めずに入られなかった。一旦、涼から離れて共に行動を止めに行く。

　　姫子　「唯っ、二人の言うとおり今は無茶だよっ！！外で化け物達が暴れてるんだよ？！！」