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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第47話

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  唯 「うううっ!!おばぁちゃ〜ん・・・・・ぐすっ・・・。」

  現状の切なさに唯は悔しさにも似た感情があふれ、半べそをかき始めてしまった。

  エクスカイザー 『唯っ!!その心配は要らない!!』

  その時、エクスカイザーの声が響いた。エクスカイザーが一旦平沢家に戻ってきたのだ。その手には隣のおばあちゃんを乗せている。

  唯 「おばあちゃん!!」

  エクスカイザーはそっと手を下げて、おばあちゃんを下ろす。その手を降りたおばあちゃんはゆっくりと唯達の許に歩み出し、振り返りながらエクスカイザーにお礼を言った。

  おばあちゃん 「唯ちゃん・・・!!憂ちゃんに和ちゃんも・・・!!!ありがとね、ロボットさん・・・。」

  エクスカイザー 『いえいえ・・・。』

  唯 「よかったああ!!」

  おばあちゃん 「あらあら!」

  唯は思わずおばあちゃんに抱きついていた。混沌の中に芽生える微笑ましい光景。だが、直後にエクスカイザーの側面からC‐05が迫り、エクスカイザーに殴りかかった。

  C‐05 「ギイイイイッ!!!」

    ドォガアアアアアアッッ!!!

  エクスカイザー 『がはぁ?!!』

  唯 「エクちゃん!!!」

  不意を突かれたエクスカイザーは吹っ飛んで地面をスライドする。この影響で近所の家屋が破壊されてしまう。気をつけながら闘っていたエクスカイザーの気遣いも空しいものとなってしまった。

    ズウウウウウウン!!!

  一行 「・・・・・!!!」

  平沢家の門を踏み潰し、唯達を見下ろすように立ちはだかる。面前にそびえるC‐05の恐怖に皆が絶句する。勇もキングエクスカイザーと融合できない以上戦えない。正にこの瞬間がウィング・リョウの力量の見せ場だった。

  勇 「ちきしょう・・・俺も闘えればな・・・!!!」

  ウィング・リョウ 「下がってくださいっ!!ボクがやりますっ!!!」

  勇 「ああ、今は君が頼りだっ!!頼むぜ!!!」

  姫子 「涼・・・っ!!!」

  ウィング・リョウはぐっと構えて胸と左右の背中の翼のファンを高速回転させて、超低温の冷凍突風を撃ち放つ。

  ウィング・リョウ 「はぁあっっ・・・・ブリザード・ハリケーンッッ!!!」

    フュフィゴオオオオオオオオオオオッッッ!!!

  C‐05 「ギュギギギギガッッ・・・!!!」

    ピキピキ・・・パキカキ・・・ベキベキバキャキキキキキッッ・・・

  超低音の空気波がC‐05の身体を襲う。季節の気候を無視して見る見るうちに胸部と腹部から凍結していく。そして右腕を振り払い、ブーメラン状の氷の武装をその手に召喚する。

  ウィング・リョウ 「クリスタル・スライサーッッ!!!でやああああああッッ!!!」

  右手に握り締めたクリスタル・スライサーを振りかぶって飛ぶウィング・リョウ。凍りついた部分目掛け、クリスタル・スライサーの太刀を連続で入れ込んだ。

    フュフィンッ・・・・ザギャギャガガガガガガァアァッッ・・・・・!!!

  凍りついたC‐05が粉々に斬り砕かれた。シュタッと着地するウィング・リョウ。初の戦闘による戦果をキメた。崩れ落ちるデストリアンの身体をバックに姫子に振り向く。

  普段の涼からは想像もできない働きに姫子は驚きと感動が入り混じった感覚に見舞われた。

  姫子 「涼・・・なんだよね・・・??」

  ウィング・リョウは驚きを隠せない姫子にサムスアップして見せた。




    ドォドォドォガアアアアアッッ!!! シュドォガッ、ドォッドドォオオ!!!

  その一方で、ターボ・シュンが殴打・蹴りの格闘攻撃のバリエーションを駆使して奮戦する。人知を超えたパワーでC‐05達を吹っ飛ばしていく。だが、急所である頭部に攻撃が入らない限り、完全なる撃破には至らない。

  ターボ・シュン 「・・・流石に体の大きさに差があるか!!なら・・・っ!!!」

  ターボ・シュンは腰に装備されていたニードル付きのタイヤを装備したホイールを手にする。ターボ・シュンの手持ち武装・ブレイクホイールだ。

  手裏剣状のブレイクホイールを目の前に投げて巨大化させると、ホイールのセンター(中心)に飛び乗った。次の瞬間には、ターボシュンを乗せたブレイクホイールが浮かび上がり、タイヤの部分が高速で回転し始めた。

    キュイイイイイッッ!!!

  ターボ・シュン 「いくぜっ・・・ターボホイール・ブレイカーッッ!!!」

    ギュゴッ――――ズドォガアアアアアアアアアッッ!!!

  その場から一気に高速で飛び立つ。頭部に直撃し、激しい爆発が起こった。そのまま爆煙を突きぬけ、ターボ・シュンは次のターゲットへとかっ飛んでいく。

    シュギュドォゴオオオッ―――ッ・・・ドォガギャシャアアアアアッッ・・・・ヴァギャガアアアアアアンッッ!!!

  一気に3体のC‐05の頭部を射抜いたターボ・シュン。駆け抜けたターボ・シュンの背後で彼らの頭部が立て続けに爆発した。

    ズズズドォウウウウウンッッ!!!

  アーマー・レン 「アーマーミサイルッッ!!!」

    ドォシュドォドォドォオオオオオオッッ!!!

    シュゴオオオオオ・・・・ズガドォドォドォガギャアアアアアアアン!!!

  両肩に装備した4基のアーマーミサイルを撃ち放ち、頭部に命中させた2体づつ撃破するアーマー・レン。続いて背後から襲い来るC‐05に振り返る。

  アーマー・レン 「早いとこ律っちゃん達の避難経路を確保しなきゃならないんでナ!!!」

  右手に銃口の形が四角い銃を召喚する。専用銃・アーマーカノンだ。銃口を接近するC‐05に向ける。ゴーグルに備えられたロック・オン機能でC‐05の首の付け根に狙いをつけた。装着者の蓮の脳裏に「ガンダム00」のロックオン・ストラトスが過ぎる。

  「あの」名台詞を言わずにはいられない。不敵な笑みをマスクの下に浮かべ、エネルギーをチャージし始める。

  アーマー・レン 「へへへ・・・やってみたかったんだよな、コレ!!!」

    ピピピピピ・・・

  アーマー・レン 「律っちゃん達は・・・絶対に守る・・・だから・・・狙い撃つぜぇええええええええっっ!!!」

    ギュドォゴォオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

  アーマー・レン 「うおおおっ?!!」

  予想よりも激しい攻撃反動にアーマー・レンはビビル。チャージショットされたビームが撃ち出され、C‐05の首の付け根周りを熱で溶解させながら身体を突き抜ける。

  C‐05 「ギギッ・・・??!」

    ドヴァガアアアアアアアアアアアンッッ!!!

  首と両腕を吹っ飛ばすように爆発するC‐05。アーマーレンの持てる火力が成した結果だ。左手で思わずアーマー・レンはガッツポーズをとって見せた。

  アーマー・レン 「よっしゃあああ!!!狙い撃ったぜぇえええ!!!」

  ファイヤー・コウ 「おらおらおらおらああああ!!!」