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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第48話

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  そしてズンと身体を構え、気合を撃ち出すように叫んだ。

  グレンラガン&聡 『度胸ドリル合体っ・・・グレンラガンっっ!!!』

  C‐02 「シャギャアアアアアアアッッ!!!」

  グワッと大口を開けてグレンラガンに襲い来るC‐02。だが、グレンラガンは攻撃をくらう前に上段蹴りを見舞う。

  グレンラガン&聡 『おっしゃあああああっ!!!』

    ドォズガアアアアアアアアアアッ!!!

  つま先のドリルでダメージを与えながら横へ吹っ飛ばしたが、絶えずC‐02達の攻撃がグレンラガンに襲い掛かる。これに対して鋼の拳をC‐02の頭部に素早く打ち込む。

  グレンラガン&聡 『だりゃああああっっ!!!』

    ドォドォドォッッ・・・・ドォガアアアアアアアッッ!!!

  数発の素早いパンチの後、重い一発をブチかます。中央の一つ目に直撃し吹っ飛ばした。

  グレンラガン 『せええええええいっっ!!!』

    シュドォガアアアアアアアンッッ!!!

  背後から襲い掛かるのを予想していたように回し蹴りを繰り出し、頭部を蹴りながら圧倒した。

  C‐02 「ミシャアアアアアッッ!!!」

  続けて接近してきたC‐02が尾の攻撃を繰り出す。クワガタ状の尾が襲い掛かる。

    ヒュゴオオオオオッッ・・・・ガシイイイッッ!!!

  グレンラガン 『甘いっっ!!!』

  グレンラガンは見事に掴み取って見せた。その掴み取った尾をしっかりとホールドしながら回し始める。ジャイアント・スイングをかます気だ。

  グレンラガン 『お・・・うおおりゃぁ・・・・・っっ・・・・・!!!』

    グ・・・・グググオッ・・・・グフォ・・・グフォン、グフォン、グフォンッ・・・!!!

  遠心力と共に持ち上げられたC‐02をグルグルとブン回す。そして十分な遠心力が掛かったところで一気にブン投げた。

  グレンラガン&聡 『おおおおおおお・・・っだりゃぁああああああああああっ!!!』

    シュドォゴッ・・・・・・・・・ドォゴゴガアアアアアアアアアアアッッ!!!

  投げ飛ばされたC‐02は、頭から地面に突き刺さるように激突する。だが、どの個体もダメージは与えたが、致命的なものには至っていない。そこでグレンラガンは胸のサングラスを取り外し振るって見せた。

  グレンラガン 『こうも数が多いと・・・持久戦は必死だ・・・ならば、ブッた斬るまでだぁああああああ!!!グレン・スラッシャーッッ!!!』

  持っていたサングラスが巨大化。ブーメラン状の武器となった。だがグレンラガンはウィング・リョウのクリスタル・スライサー同様、接近戦の武器として使う。

  脇を引き締めながら振りかぶり、面前のC‐02を一気に薙ぎ払った。

  グレンラガン 『しゃああああああっっ!!!』

    フュズダシャアアアアアアアアアアッッ・・・・・・ズドォオオオンッッ!!!

  寸断された頭部の部分が回転して落下した。その場からグレンラガンはジャンプして天空からの斬撃を咆哮するC‐02に見舞う。

  C‐02 「ミシャアアアアアッッ!!!」

  グレンラガン&聡 「天空斬っっ!!!」

    ズドォガシャアアアアアアアアッッ!!!

  斬撃を喰らったC‐02は、真っ二つに叩き斬られ分断されながら崩れる。だが次の瞬間、C‐02が助走をつけてグレンラガンに飛び掛る。

  C‐02 「シャアアアアアアアアアア!!!」

  グレンラガンは向かい来る敵をかわすことなく、グレン・スラッシャーを振るう。

  グレンラガン 『はぁああああああっっっ!!!』

    ザガシュドォオオオオオオオオッッ!!!

  グレン・スラッシャーの一振りがC‐02の長い身体を上下に破断した。グレンラガンの後方に撃破された亡骸が突っ込む。

  グレンラガン 『ウォーミングアップはこんな所だな!!』

  聡 「ああ!!俺達の街は俺達が守るぜっ!!!」

  グレンラガンは次の敵を目指し、駆け出す。街ではC‐02の不快な叫び声がエコーのように木霊している。

  そして時折、十数体が同時に身体を持ち上げ上空へ向かって咆哮する。夕暮れをバックにしたその不気味な光景はこの世の終わりのようなものを髣髴とさせてしまう。  

  その中に突っ込んでいくグレンラガン。助走をつけたジャンプキックを体を持ち上げ咆哮する1体に喰らわした。

  グレンラガン 『おおおおっっ・・・・だりゃあああああああっっ!!!』

    ズドォガァアアアアアアアアッッ!!!




  招集ポイントを目指すファイバード。だがどうしても眼下で好き勝手しているデストリアン達が気にかかり、一時の戦闘に向かう。斜めに下降しながらフレアミサイルをC‐03群に撃ち放つ。

  ファイバード 『やっぱり・・・見過ごすのは釈然としない・・・せめて目に留まる人々だけでも・・・!!!』

    ギュゴッ・・・・ドォシュシュシュシュシュウウウウウッ!!!

    ズギャガドォドォドォゴォオオオンッッ!!!

  C‐03 「ボオオオオオオオ??!」

    ギュゴオオオオッ・・・ギュガッ・・・!!!

  そのまま地面から2mの低空を舐めるように滑空するファイアージェット。フレイムキャノンをD‐14達に撃ち放つ。

    ギュドォオオオオオオッ、ギュドォッ、ギュドォオオオオオオオオ!!!

    ズズズドォガガギャゴォオオオオオオッッ!!!

  それから間も無くして、自衛隊のヘルトルーパー部隊が各地で展開を開始した。パラシュートユニットを広げて各機が降下して行く。

  被害が甚大な埼玉県南部、東京都北部において自衛隊の対特殊生物部隊が一斉に展開を開始する。

  着地した各機のヘルトルーパー。右腕の甲に装着されたレールガンを構え、銃口をデストリアン達に向けた。一人のパイロットがその場の各機に攻撃開始の通信を送る。

    ギュググググウィン・・・ガガガガガガシシシイッ・・・

  自衛隊パイロット 『ザガッ!!各機、レールガン構え!!目標、ハカイジュウ!!この作戦は、かつての我々の汚名の返上にも等しい!!!必ずハカイジュウを駆逐しきるんだ!!!撃ぇ!!!』

    ディディディディディディディディディンッッ!!! ディディディディディディッ・・・

    ディガガガガガガガガガガズズズズズズドォオオオオッッ!!!

  D‐14 「ミシャアアアアア!!!」

  C-03 「ボオオオオオオオオオォォ!!!」

  高速で撃ち飛ばされるレールガンがD‐14とC‐03に向かって注がれていく。各市街地で本格的な戦闘が始まった。

  先程の警官がその報告の為に冴島の許へと駆けて来た。敬礼して失礼する警官。 

  警官 「警視総監殿、失礼します!!たった今、自衛隊が攻撃を開始した模様です!!」

  冴島 「そうか・・・ついに攻撃が始まったか・・・!!私は勇者達が集結し次第、例の発足宣言をする!!それまで各員は待機!!」

  警官 「はっ!!」