新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第50話
轟龍は加速していた状態から一気に速度を止め、ホバリングする。丈は射程範囲内のターゲットを全てにロックをかけていく。
丈 「ザコがうじゃうじゃと・・・轟龍!!チャージショットいけるなっ?!!」
轟龍の左サイドモニターに表示された各部とバスターキャノンのコンディションデータを照らし合わせて確認を呼びかける丈。
轟龍 『無論だ・・・!!!』
轟龍の直線上には、D‐14がいくつも道路上に俳諧していた。骸骨のような頭部にある赤い複眼が光っている。それを睨みつけて丈はチャージングボタンを親指で押しながらトリガーを引く。
丈 「バースターキャノン、エネルギー圧縮っっ!!!」
銃口にエネルギーがチャージされていく。充填されていくエネルギーの数値が瞬く間に上昇していく。そして充填率が200%付近に達した。
丈 「消し飛びなっ・・・・ハカイジュウ野郎共っっ!!!」
轟龍 『破壊するっっ・・・・!!!』
ヴィイイイイィィ・・・・ギュゴォヴァアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!
トリガーを開放すると同時に紅いビーム過流が突き進む。それは群れるD‐14は勿論のこと、ほかに跋扈していたD‐24群、C‐02群を各数体を呑み込んだ。
ヴァギャズドォドォドォドォドォドォドォゴオッ・・・・・・ズダシャアアアアアアアアアアァァァ・・・・!!!
戦闘中のマイトガインもこの光景を確認した。彼の参戦に闘志を高ぶらせた。
マイトガイン 『あれが轟龍の力・・・・スゴイッ!!!彼も加わってくれれば鬼に金棒だっ!!!』
舞人 「そうだなっ・・・・マイトガインッ、右側面っ!!!」
マイトガイン 『むっ?!!おおおおおお!!!』
ザギャゴオオオオオオオオオンッッ!!!
斬りかかろうとしていたC‐03をマイトガインは逆に斬り伏せた。その背後から2体のC‐03が同時にカマを振り下ろした。
フォゴアアアアアアッッ!!!
その方向に振り向きながら、マイトガインは2体の半身を薙ぎ払って斬り飛ばす。
マイトガイン 『っ・・・はぁあああっっ!!!』
ザギャギャガシュウウゥウウウンッッ!!! ドォドォォオオオン・・・
ジャキンと動輪剣を構えなおすと、マイトガインは別方向に視点を変える。その向こうには多数の目を光らせてD‐14が射撃体勢に入っていた。マイトガインはこれに向かって加速する。
マイトガイン 『次の群勢・・・!!!』
ギュドォオオオオオオオオオオオッッ・・・・!!!
舞人 「はぁああああっ!!!特攻、連斬剣っっ!!!」
ザガギャギャギャギャギャギャザザザザザガアアアアアアアアッッ!!!
特攻しながら高速で動輪剣の連撃を繰り出す。駆け抜ける斬撃の嵐を巻き起こしマイトガインが突き抜けた。地面にスライドしながらブレーキをかけて止まるマイトガイン。その後方でD‐14群が次々とバラバラになって崩れ落ちた。
ズズズズズウウウウ・・・・
一方でジェイデッカーは撃ち放たれる液体弾を交わしながらD‐14群にJバスターを撃ちつづける。
ビュドォッ、ビュビュドッ!! ビュビュビュブドォッ!!
ジェイデッカー 『中るものかっ・・・・狙いはこうつけるっ!!!』
ジャキッッ・・・ドォズドォオオオオオオッッ、ドォズドォッ、ドォズドォッ、ドォズドォオオオオオ!!!
ズギャンッ、ドォズギャガァッ、ズズズドォガガガドォオオンッッ!!!
高速で走るビームがD‐14達を撃ち砕いていく。これに対し、D‐14群は一斉に飛び掛って攻撃をかけた。
D‐14群 「ギギギギイイイイィッ!!!」
ジェイデッカー 『無駄だっっ!!!』
一瞬の内に飛び掛った5体をロック・オンした。これらに向かって高速かつ正確にJバスターのビームが撃ち込まれる。
ドォズドォッ、ドォズドォッ、ドォズドォッ、ドォズドォッ、ドォズドォオオオオオッ!!!
ヴァドォズズズズズゥゥゥウウウンッッ!!!
次の瞬間、背後からもう1体が突き刺すように飛び掛る。瞬時に振り返ったジェイデッカーはこれを射抜いた。
ギュィッ、ズドォオオオオオオオオオオッッ!!!
ジェイデッカー 『・・・・・さぁ、次のポイントだっ!!まだまだいるんだ!!!』
彼らのサポートメンバーも戦闘を繰り広げていた。数対のD‐14にレールキャノンを撃ち飛ばすバスターボンバー。
ディギャギャギャガンッ!!! ディディディディディギャンッ!!!
ズドォダダダダギャガガガガァアアアアンッッ!!!
身体の四肢が撃ち砕かれてバラバラになる。
バスターボンバー 『おっしゃああッ!!上々、上々!!!』
その発言に答えるかのように渦巻くようにC‐02の群れが押し寄せて迫る。
C‐02群 「ミシャアアアアアアッッ!!!」
バスターボンバー 『・・・・これだけ群れているとイライラするぜっ!!一気にぶっ飛ばす!!!バスターランチャーッッ!!!』
バスターボンバーは、右肩のバスターランチャーの銃身を下ろした。そして群れながら迫るC‐02群に重火力の一撃をぶっ放す。
コオォ・・・・・ディギュゴオオオオオオオオオオオオッッ!!!
高出力光弾が一点に撃ち込まれた。直撃を喰らったC‐02は勿論のこと、その周りの群れもろとも半球型の爆炎が吹き飛ばす。
ヴァギャドォゴォガァアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!
C‐03 「ボオオオオオオッ!!!」
バスターボンバー 『?!!』
背後に響いた咆哮に振り向くバスターボンバー。C‐03が4体こちらを警戒していた。バスターボンバーはこれらに向かって胸部のバスターブラストを撃ち放つ。
バスターボンバー 『うるせーッ!!!バスターブラストッッ!!!』
ヴァギュドォオオオオオオオオオオオッッ!!!
ズダシャアアアアアアアアアアアアッッ・・・ズドォドォドォドォゴオオオオオンッッ!!!
高エネルギービームが肉をかき消して撃破する。フレアダイバーも同じくC‐03を相手にして奮戦していた。ブレストファランカーとツインバスターシリンダーが呻る。
フレアダイバー 『はぁあああっっ・・・!!!』
ヴィヴァドォドゥルルルルルルルルルルルルゥゥッ、ヴァゴアッ、ヴァゴアッ、ヴァゴアッ、ヴァゴアアアアッッ!!!
ズズズズズズドォドォドォドォズシャアアアアッッ、ドォゴゴゴドォガァアアアア!!!
C‐03群を駆逐すると、ホバーダッシュして加速する。交差点のコーナーをスライドしながら曲がっていく。
フレアダイバー 『ひどい光景だ・・・こんな光景が東京都の半分に広がっているのか?!』
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第50話 作家名:Kブレイヴ