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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第50話

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  そのとき、生態センサーが次の標的を捉えた。次の瞬間にはD‐24がガサガサとビルの陰から現れた。フレアダイバーは咄嗟にブレーキをかけた。

  D‐24 「ギュギョギョオオオオオッッ!!!」

  フレアダイバー 『むっ?!ぞろぞろと出てきたな!!』

    キュウウウウンッ・・・・ズムッ!!

  右手に持ったフレアライフルを構え、D‐24の1体に向けて撃ち放った。

    ジャキッ・・・ズドォシュウウウウウッッ!!!

    ドォゴヴァアアアアアンッ!!!  

  楕円形の口にビームが直撃し、破裂するように爆発。ほかの固体にもフレアライフルをシュートさせていく。

    ズドォシュウゥゥッ、ズドォシュウウッ、ズドォシュウウッ、ズドォシュウウッ!!!

    ドォゴヴァッ、ズギャガアアッ、ズドォギャンッ、ゴゴガアアァアンッッ!!!

  撃破を確認すると、フレアダイバーはバックパックから青白い炎を噴出して飛び立った。

  レイバーズは2機1体となって闘う。エネギーガンとリニアランチャーによる一点同時攻撃を駆使して攻撃する。

    ビィドォディズゴアアアアアアアッッ!!!

    ドズギャゴオオオオオオオッッ!!!

  直弾を浴びたC‐02の頭部が爆発した。同じ要領でC‐03、D‐24を個々に撃破していく。

    ビィズディドォオオオオッ、ビィディズドォオオッ、ビィディズドォアアアアアッッ!!!

    ドォゴガァッ、ヴァズゴオオオッッ、ギャズドォォオオオンッッ!!!

  ガンレイバー 『よっしゃあ、俺達でも十分にやれるじゃねーかっ!!!』  

  ショットレイバー 『油断は禁物だぜ!!言ってるそばからドジるなよな!!!』

  ガンレイバー 『わかってるってよ!!』



  各超AI勇者達の戦闘状況を確認していく要。かつほかの状況やコンディションにも気を配らなければならない。今回はドライバーではないため、葉山も手伝う。思っていた以上にその作業は難しいものだった。

  要 「吉崎はこのような作業をしてきたのか・・・結構思っていた以上にハードだっ!!」

  葉山 「そっすね・・・しかもこれだけ機体が展開していると余計に・・・。」

  要 「それでもこれこそが俺達の望ましい在り方だったんだ・・・葉山。これからが闘いだからなっ!!」

  葉山 「はいっす!!」

  モニター画面上に各街の殲滅状況が表示されているが、まだ始まったばかり。目標数値には程遠いものだった。だが、ここからが闘いだ。

  要 「俺達はやつらと闘う為に編成された部隊だ。この闘い、なんとしても勝利するぞっ!!!」



  立川の一角でカイザーソードの一刀が呻る。

    ギュフォオオオッッ・・・・・ザガギャドォシャアアアアアアアアッッ!!!

  一振りで4体のC‐03を切り払ってみせるキングエクスカイザー。そのライトグリーンに光る眼差しは、まさに勇者の眼光。C‐03の闘争本能さえねじ伏せる。

  C‐03 「ボオオオオォ・・・!!!」

  キングエクスカイザー 『うおおおおおおおっっ!!!』  

    ザギャザヴァヴァヴァドォオオオオオオオオオオッッ!!!

  はびこるC‐03を圧倒する。その場から加速し、今度はD‐24を叩き斬る様に斬り伏せた。

  キングエクスカイザー 『でりゃあああああああッッ!!!』

    ズガギャドォオオオオオオオオッッ!!!

  シェルターに向けて逃げ延びようとしていた市民が危うく喰われるところであった。逃げる市民にキングエクスカイザーが呼びかけた。

  キングエクスカイザー 『さぁ、早くっっ!!シェルターへ逃げるんだっ!!!』

  市民A 「ありがとおー!!助かったぜええ!!」

  市民B 「ひょっとしてこれがうわさのロボットか・・・!!?なんか前にも立川で戦っているのみたことあるぜ・・・!!!」

  デストリアンとBLWが同時多発した時の事だ。勇の意識をもったキングエクスカイザーは、しみじみと想う。

  キングエクスカイザー (そうか・・・あのときの闘いの中で見ていてくれたんだな・・・ん??何で今一瞬和がよぎったんだ??へへっ・・・そういえば待ってくれてんだ・・・約束もしたしな・・・・っしっ!!!)

  その時何故かふと、待ってくれている和の姿が脳裏をよぎった。その想いで自らの指揮を上げて気合を入れた。ふと視線を向けた先の遠方よりガサガサとD‐24が複数体姿を見せる。

  キングエクスカイザーは、気合十分でカイザーソードを振るい、切っ先からカイザー・フレイムを放った。

  キングエクスカイザー 『っしゃあああっ・・・・・カイザー・フレイムッッ!!!』  

    シュファアアッッ・・・・ズギュゴオオオオオオオオッッ!!!

    ドォズガギャアアアアアアアアアアアアッッ!!!

  ドーム状の紅い爆炎がD‐24群を吹き飛ばした。一方でファイバードもフレイムキャノンのチャージショットを見舞う。撃ち飛ばされたエネルギーの火線がC‐02群の肉をかき消す。

  ファイバード 『フレイムキャノン、チャージショットッッ!!!』

    キュオアアアアァァ・・・・ヴィギュドォオオオオオオオオオオオッッ!!!

    ズズズズズズドォギャアアアアアアアアッッ・・・・ドォゴゴゴゴガァアアアアッッ!!!

  次々と爆発していくC‐02。射撃体勢で身構えていたファイバードの側面から口を開けてC‐02が襲い掛かる。

  C‐02 「シャアアアアアアッッ!!!」

  ファイバード 『―――!!!』

  ファイバードは瞬時にフレイムソードを振りかぶり、片手でラケットを振るかのようにC‐02を斬り裂く。

    シャフォッッ――ザガガガガズバァアアアアアアアンッッ!!!

    ズズズゥゥゥゥゥ・・・ヴァゴアアアアアアッ!!

  上下真っ二つに破断されるC‐02。破断された身体が落下して燃え上がった。

  姿勢を持ち直して周囲に視線を配ると、道路の向こうよりD‐14の群れがこちらに目掛けて突き進んでくるのを確認した。ファイバードはフレイムソードを構えてその群れに低空ダッシュしながら突っ込んでいく。

  ファイバード 『次から次へと・・・・でやぁっ・・・・!!!』

    ギュゴオオオオオオオオオオッッ・・・・!!!

  突っ込んでいくファイバード。D‐14も刃を振るい応戦しようと試みる。だが、勇者の炎剣の剣速の方が数段上だった。ファイバードは群れの中へと一気に斬り込む。

  ファイバード 『おおおおおお!!!』

    ズギャシャアアアアアアアッッ!!! シュズバババァアアアアアアッッ!!!

  斬り込んだ刹那に薙ぎの回転斬りを見舞い数体を瞬時に斬り飛ばす。そこからダッシュして鮮やかな剣捌きで斬り裂いていく。

  ファイバード 『でやあああああああっっ!!!』

    ザギャシュッ、ズバシャアアアッ、ドォズバアアアッ、ガズシュウウウッ、ザバァアアアアァアンッ!!!