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第二章「世界一の武器商人」
ブランカの東の砂漠で足止めされるソフィア一行。
砂漠を渡るためには、馬車が必要である。
しかしその馬車の持ち主のホフマンが、以前親友に裏切られて以来、心を閉ざしてしまっているのだ。
そのためソフィアたちは、その事件があったという裏切りの洞窟へ行くことになった。
ここでソフィアは洞窟の罠にはまり、再び一人で戦うことになってしまう。
しかし、今はもう一人で泣いていたころとは違う。
実戦経験も積んだし、強力な武器も装備し魔法も使える。
ソフィアは確実に強くなっていた。
こうしてソフィアは洞窟のボス「裏切り小僧」を倒し、「信じる心」を持ち帰る。
「信じる心」で心を開いたホフマンが馬車とともに同行してくれることになり、心強い仲間が増えた。
だが、同年代の男の子と話す機会は今までほとんどなかったため、ちょっと恥ずかしいソフィアであった。
途中立ち寄ったアネイルでは、温泉で胸の大きさをからかわれたり、戦士リバストの英雄伝説や、リバストの魂から話を聞いたりする。
失われた伝説の鎧の謎を残したまま、港町コナンベリーを目指す。
コナンベリーについた一行は、有名な商人が船を建造中であることを耳にした。
しかしその船主は、魔物が大灯台に住みつき邪悪な炎を灯して海を荒らし、船の出港を妨げていることを聞き、魔物退治に出かけたという。
半ばあきれながら、ソフィアたちは船主を救いに大灯台に向かう。
大灯台の一階にその船主、トルネコがいた。
ここまで来たのはいいが、敵が強くて立ち往生しているというのだ。
長い説明をいやな顔もせず何回もしてくれるのはいいが、説明が終わるとソフィアたちに後を任せさっさと帰ってゆくトルネコに、どういうおじさんなのかしら、と思いながら塔を上って行く。
最上階に大灯台のボス「灯台タイガー」が待ち構えていた。
だがもはやソフィアたちの敵ではない。
ボスを倒し、「聖なる種火」で邪悪な炎を消し去り、大灯台を後にした。
コナンベリーへ戻るとトルネコが待っていた。
魔物に恨まれているので、一緒に連れて言って欲しいと頼まれる。
やっぱりちゃっかりしたおじさんねとソフィアは思ったが、口には出さなかった。
だが後ろで何かを占っていたミネアが、あっと声をあげる。
どうやらトルネコが三人目の仲間であるらしい。
船は商売の神様ヒルタン老人の住むミントスへと向かう。
しかしソフィアはしばらく口を開けたまま動けなかった。