緋弾とニートと愚昧な武偵
「・・・いや、僕も行くよ、さすがに転入初日に休むのは気が引けるし...。」
・・・僕自身も、意外なことを言ったと思う、僕は以前の高校ではたびたび、自主休講(サボったり)したり、そもそも、学校に行かないで事件の捜査をしていたり............。我がことながらここに来る以前にも『普通の高校生』じゃ無かったんだよな。と僕はベットに座った状態で起き上がろうとする、多少よろめいたけど何とか大丈夫なようだ。 利き手以外は......。
「そういえば、君の名前を聞いていなかったね、なんていうの?」
「・・・アリア、 神埼アリア、それじゃ 行きましょ、・・・・・鳴海。」
これが、僕とアリアとの初めて交わした会話だった、それから僕は記していくこととなる、多分、神様のメモ帳に書かれている ほんの少しの人たちとのいくつかの事柄を.....
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場面はすこし 進む 僕らは配属されたクラスに向かっていった、神崎さんは教務科(マスターズ)という科に行って僕たちの配属された教室を聞いてきてくれた、
・・・・えっ? 何故お前が行かなかったって?、・・・・・どうやら僕はいろんな意味で有名らしい、悪い意味が若干多いが......。
配属クラスが神崎さんと同じらしく、僕は神崎さんに手を引かれる形で連れてってもらった、足はは大丈夫なんだけど、上半身は破れて血痕の付いている制服に、包帯をしている腕....。まぁこうしてなければ、ぶっちゃけ 不審者だよね?
突然だが、転入生が転入初日にする仕事は何でしょうか?
1に自己紹介
2に質問攻め
では3番目は何でしょう?
「れ、恋愛なんか下らないっ!!、今後そういうことを言う奴は、風穴空けるわよ!!」
答、いきなりの騒ぎの収拾役、では無いと思います。 藤島鳴海
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物事が起こるきっかけには、大きく分けて二つあると思う、一つ「個人の見解の違い」 二つ「周知に対する誤解」であると思う、・・・・・・できれば今回だけは。
僕らは病棟から着いた教室で ごく普通に自己紹介を終えた、神崎さんの自己紹介は良い掴みだったけど
僕の場合は
(藤島ってあの藤島か?)、(うそ、ホントならこわ〜い)、(諜報科(レザド)の情報久々の当たりか?)
(でも、噂通りなら相当やるぞ、あいつ)
・・・・なんだか、明らかに自分には関係ない単語が飛び交っているようだ、特に怖いとかなんで?
「コホン、皆さん静かにしてくださ〜い、変な噂が飛び交っているようですが彼は立派な武偵ですよ〜」
変な空気にならないよう先生が制してくれようとするが、
ガラッ
と教室のドア特有の引き戸の音が響く、ここでようやく冒頭の彼が出てくることとなった。
僕の期待が桜の如く散っていく 不安の積もる初登校の日だった。
作品名:緋弾とニートと愚昧な武偵 作家名:札守