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緋弾とニートと愚昧な武偵

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第一章 今、物語のページが開く
第五話 記憶のフラッシュバック (Flashback memories)
キンジside

ありえんだろ、何の因果だよ、訳わかんねぇよ。俺が何したってんだよ
↑(主に痴漢まがいことだヨ、by赤松中学




・・・・・・・チッ!!



 俺がこんなにぼやくのには少なからず理由がある、専ら 今朝俺に絡んできた桃色の悪魔(アリア)のせいだが..... 話は少しさかのぼる。

・・・・・・・・・











・・・・・・・









・・・・・


 今年の春、転校生が来る噂は俺の元悪友たち(強襲科(アサルト))の連中から聞いていた なんでも、そいつはどこぞの国の武偵局から転校してくる凄腕の武偵だそうだ。まっそれはどうでも良いが、もう一つ妙な噂が立っていた。

 俺は直接事件に関わっていたわけではないので詳しい事情は知らないのだが、俺が一年のときの冬、ある新型の麻薬が出回っていたそうだ、結局の所 警察も俺たち武偵も事件の立件ができずにその事件は闇に葬られたという。

 しかし、非公営のとある私立探偵団がその麻薬売買ルートの元締めをぶっ潰した......と俺たちの間では噂されていた そしてその中に一般高校の生徒が関わっていた.....といわれている。

 真相はさておき、今朝の件の人物について話そう。



「先生、あたし、あいつの隣が良い」
               
                  ええっ!?ΣΣ(゜Д゜;)

 新学期初日 あいつは俺のほうを指差し、わがままな注文を吐いている。その悪魔を助長するように、クラスの連中が騒ぎ立てる。

「良かったなぁ、キンジ、なんか知らんが お前にも春が来たらしいぞWW」

DA☆MA☆RE!! 武藤!! 

「先生!! 俺、くじで キンジの隣の予定でしたけど転校生さんに譲りま〜ス!」

 余計なことをほざいている こいつはの名は武藤剛気(むとうごうき)、車輌科(ロジ)の優等生で外見は兄貴風スポーツマンだがその実態は飛行機から原子力潜水艦まで乗り物と名の付くものなら何でも操縦できる乗り物オタク、がこうした余計な気を使うため異性及び俺は奴のことは好きにはなれない。

「あら〜そう、じゃ、遠山君の隣は神崎さん、ってことで」

 ゆとり先生!! 何勝手に決めてんの〜?、俺の意思は関係なし? アレですかさっき脅したことへのささやかな仕返しですか?

 俺の声にならない抗議は周りの連中の騒ぎで掻き消され、目の前の悪魔は俺の前に歩いてきて

「さっきのこれ、返すわ」

と俺がかしてやったベルトを投げ返してきた。ここまでならスルーできる奴はできるだろう..........だが

「リッコ、わかっちゃった!!わかっちゃった!!、これ、フラグバッキバキに建ってるよ!!」

・・・・・俺が甘かった.... ここは天下の馬鹿高校、武偵高であったことを....そして.....こういうことに反応しまくる奴がこのクラスに居たことを......。

 ついでだから紹介すると今の発言者の名は 峰理子(みねりこ)本来なら御法度であるフリフリの改造制服に 軽くウェーブのかかったブロンドの髪の女子だ、そして.......

「キー君はベルトしていない、そのベルトをツインテールさんが持っていた、この謎はつまりッ!.........」

「キー君が彼女の前でベルトを取る、何かをしたってこと〜〜!!!!」

 彼女は体をくねくねさせながらとんでも推理を暴露している。

・・・・わかる人はわかるだろう、そう、彼女はいわゆる『腐女子』。それも男×男の標準的な(世間的には標準的ではない、絶対に)恋愛作品の愛好者ではなくいわゆるR指定ゲーム(ギャルゲー)を愛好する残念な人であるが。


「なるほど、つまり彼女と恋愛中と......」

 コラ!!、そこ!!、納得すんじゃねぇ......。\(゜Д゜)


 周りが騒ぎ立てる中で冷静に勘違いをしているこの人物、不知火亮(しらぬいりょう)は人呼んで『武偵高の良心』何か気に入らないことがあれば銃の発砲を許可されている武偵高において彼ほどの人格者はいない、しかし、
容姿はイケメンといえるはずなのに何故か浮いた話が無いのが謎だ。・・・・・一部では魑魅魍魎(ホモ)の疑いがあるらしい.....できれば信じたくない。

その間にもクラスの連中は騒ぎ立てる

「クソッ!!、何でこんな可愛い娘がキンジなんかと!!」


「お前地味だと思ってたのに、予想を裏切りやがって!!」


「女に興味なかったんじゃないの!?」

「・・・・・不潔......。」

 最後の方の奴出てこい!、普通ないほうが不潔だろう!?

 ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!

 周囲を黙らせるが如く教室中に硝煙の煙と共に45ACP弾が空を切る、その最中に。

             「なァァァァにッ!!、やってンダァァァァ!!」

もう一人の転校生が教壇から駆け出して 

                 ドコッ!!

・・・・・・・包帯をしていないほうの腕で殴り飛ばしやがった、我を忘れて発砲しまくった神埼を......。
神埼は殴られた勢いで教室の後ろまで転がっていきピクピクと痙攣してから伏せってしまった。

・・・・・・・やりすぎだろう、転校生。 今後は夜道は気をつけろよこれだぞ
y=ー( ゜д゜)・∵. ぱーんってな。

キンジside end
作品名:緋弾とニートと愚昧な武偵 作家名:札守