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グレートゴンザレス
グレートゴンザレス
novelistID. 39578
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バイオの世界で武器商人に

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その声を聞いた村人たちがぞろぞろと集まり、出口を塞がれてしまった。

(ここ、安全圏じゃないのかよ!)

レオンは既に臨戦態勢を取っている。

「いくぞ、レオン」

「ああ、?何で俺の名を」

「今はそれどころじゃないだろ。切り抜けたら、タダでショットガンやるよ。」

「それはありがたい話だ。見ておけ」

レオンは走り出した。
俺も後ろから手伝うか。

レオンが先頭の村人にハンドガンの洗礼を浴びせる。
村人が回転しながら後方に吹っ飛び、周りの村人を巻き込む。

「チッ、キリがない」

サムが呟く。

「手榴弾がある。だが、あまりにも敵がバラバラすぎる。たった1つしかないから一撃で決めたいんだ。勿体無いだろう?」

勿体無いって、そこかよ

「わかった。どうすればいいんだ?」

「まず、敵を、フッ!集中させる必要がある。ハッ、どうにかしてッ、できないか?」

途中途中で村人を体術で弾き返しながら俺に話しかけてる。
すばらしいね,レオン君

「レオン!彼らは音に反応するんだ!さっきの鐘の音だってそうだろ?!」

「そうか!分かった!」

レオンはさっき来た小屋に窓から飛び込む。
手頃な鉄の棒を2本持ってくる。
レオンは鉄の棒を駆使し、村人を倒しながら中央へと向かう。
途中、腕なんかを掴まれたりしたが、回転蹴りで吹っ飛ばす。

中央に着き、思い切り鉄の棒を叩いた。

ギーーン

レオンを中心に村人が一斉に集まる。
作戦成功のはずだった。

「あ、手榴弾どうしよう。俺ごと木っ端微塵になるのはゴメンだぜ」

馬鹿、あいつ馬鹿
手榴弾ケチるからだよ。

仕方ない。

「おい!レオン!!手榴弾こっちによこせ!!」

レオンが手榴弾をこっちに投げてきた。
それを受け止める。

「レオン!目を閉じろ!」

閃光手榴弾の出番だ。
来る途中で拾ったが、一個しかない。
だがそんな事言ってる暇はない。

閃光手榴弾が弾けた。
強い光が放たれる。

「レオン!こっちだ!」

俺は手を振ってレオンを呼び出す。レオンも、まともに動けない村人達を押し倒してこっちに向かってきている。

「今だ!武器商人!」

俺は手榴弾を投げた。きれいにレオンのいたところに落ちる。
手榴弾が爆発した。
村人が肉塊を散らして手榴弾を中心に吹っ飛ぶ。
村人の肉で出来た華が、サムにはとても憂鬱に思えた。



「レオン、やるじゃないか。さすがだ、約束だし、ショットガンくれてやらぁ。」

俺はショットガンを差し出した。
しかし、レオンはそれを受け取らず、目を細めて

「さっきの質問に答えてもらうのが先だ。お前は何者だ?」

と聞いてくる。俺はフッと笑って

「少なくとも、アンタの味方さ」

と答えてやった。
レオンはショットガンを受け取り、まだ警戒の色を窺わせるレオンの目は、サムから逸れ、渓谷の方へと移る。

「アタッシュケース、買ってけよ」

レオンは黙って金を出す。

「センキュー、またな」

レオンは走り去ってしまった。


「悪いな、今、正体を明かす訳にはいかないんだ」

赤い炎を消し、出かける準備をする。レオンは、既に行ってしまったようだ。
あとからゆっくり安全に行くとしよう。
レオンが次の武器商人に出会えば、俺とある相違点を見つけるはず。
赤い炎と青い炎。レオン君なら気づくはず。

とりあえずはこの渓谷を抜けな。
ちゃんとショットガン使えよ。


「さて。おい、出て来いよ。いるんだろ?」

近くに紅いチャイナドレスを着た女性が振って来て、きれいに着地する。

「エイダ・ウォンだな。」

「そうよ、よく知ってるわね。サム・スリーパー?」

俺の名を知っている?
もしかして、何か秘密があるのか?

「何故俺の名を?」

「あなたこそ、何故私の名を?」

そういえばそうだった、ゲームやってたからなんて言えない。

「あとは、アルバート・ウェスカー、ジャック・クラウザーぐらいかな」

ああああ!!!これ絶対言っちゃいけないことだ!!
少し調子に乗りすぎたか;。

「!!   思ったより、危険ね、あなた。ここで始末しておこうかしら。」

やめてェ・・・
だが、ここで弱気になってるようじゃこの世界で生きていけない。

「できるか?」

同時に、エイダがハンドガンを向けてきた。
それと同時に俺もブラックテイルを構える。

「ほう、同じ銃か。」

「フフ、楽しくなりそうね。」

エイダが急接近し、至近距離で頭に発砲しようとする。
コレを狙っていた俺は、すぐさま銃を捨て、ナイフに持ち変える。
そして、逆手に持ったナイフを首に突きつける。

「お前は死んだ。いいことを教えてやろう。接近戦ではナイフの方が速い」

エイダの顔に汗がツーと流れるのが分かる。
俺もコレは興奮した。

エイダと互角以上に渡り合えたことに。
レオン君の教を使わせていただいたけどね。ごめんねレオン君。

「私の負けね。今日は引くとするわ。また会いましょう、招かれるべき者」

「招かれるべき者だと?・・・」

エイダはいつの間にか消えていた。
招かれるべき者。その言葉が妙に引っかかった。

語呂がなんか合わない気が

招かれざる者ならわかるけど、招かれるべき者って・・・
この意味は、ずっと先に知ることになる

まあ、エイダちゃんとのおしゃべりも終わったし、レオンの後を追うか。そろそろ村長の家に着いたころかしら。

sideエイダ

サム・スリーパー
なかなか恐ろしい男ね。彼のことはウェスカーに報告するべきかしら。
まあ、いいわよね。

それにしても、手加減したとはいっても、侮れないわ。
興味がわいたのね、彼に。

またいつか会うのが楽しみだわ。
接近戦ではナイフの方が速い、か。
いいことを教えてもらったわ。

sideサム

ただいま俺は、レオンが切り抜けてくれた渓谷を優雅に歩いてわたっている。
レオン君に感謝。

今更だが、寂しいな。

連れの一人や二人くらい居たっていいじゃないかい?神様さんよぉ

なんたって俺をこんな・・・

生き残った村人が俺を見つめて叫ぶが、俺に蹴られて真っ逆さま。さすがに生きていないだろう。
それにしても、衣服だけは結構まともなんだよな。

それはいいとしてw

今、何かよく分からない建物の前にいる。

「ここを抜ければ村長の屋敷だな。よしよし」

普通にドアを開けてはいる。

「ヌフウゥウ(イテテテ)」

「ペアイイラ~(あいつか~?)」

レオン君に一瞬で倒された挙句、止めを刺されなかったのか。
村人達がみんなこっちを向いている。

仕方ねえな

ライフルを取り出し、遠くにいる一番手前の敵を狙う。
パシュン
ヒット!後ろの敵に。まあ、結果オーライさ。どうせ倒されるのだから。

ライフルはまだ慣れていないため、苦手なのだ。

練習がてらここであの村人を狙い撃ってみよう。
集中してスコープを覗く。
手が震える。

パシュン
後ろの敵にヒット

パシュン
後ろの敵にヒット

俺はライフルをハンドガンに変えた。
また今度使ってやるからな、ライフルよ。

とりあえず残ったのは残り1体だから大丈夫だろう。
つか、レオン君ちゃんと村人を殲滅しておきなさいよね。