~NOVELIZE 78th~
…
目を開けると、天井の蛍光灯の眩しさに目がくらんで、慣れるまでにしばらくかかった。
??「あ、起きたみたいね。頭痛くない?」
側に居た女医さんが声をかけてくれた。
美月「ハイ…大丈夫です…」
美月(やっぱり夢やったんやろか…)
記憶をたどりながら、私は考える。
シャマル「自己紹介がまだだったわね。私はシャマル、時空管理局の医務官よ」
美月「森山美月です…あの…シャマル先生、時空管理局って…?」
シャマル「あー、やっぱり分からないわよねー。ホント、シグナムってば心配性なんだから」
と言われても、何が何やら…
シャマル「美月ちゃん、ちょっと待っててね」
と言って、シャマル先生は部屋から出ていく。
周りを見渡してみる。
服は…舞原高校(舞高)の制服。
横の机には私の鞄が置いてある。
私が寝てるのはアスファルトやなくて、病院にありそうなベッド。
美月(…)
ますます謎は深まるばかり…と頭を悩ませていると、シャマル先生が帰ってきた。
シャマル「ごめんねー、起きたばっかりで悪いんだけど。ちょっと話を聞かせて欲しいって人が居るの」
美月「あ、ハイ…」
私も聞きたい事は色々ある。
すると、シャマル先生の後ろから人が現れた。
??「ごめんな、美月ちゃんも聞きたい事は盛り沢山やと思うねんけど…こっちも聞きたい事は盛り沢山やねんよー。あ、私は八神はやて。時空管理局地上本部特別捜査官の二等陸佐や」
美月「…森山美月です」
簡潔に自己紹介したつもりなんやろうけど、全っ然分からへんって…
作品名:~NOVELIZE 78th~ 作家名:かもかの鴨