~NOVELIZE 78th~
−森山家・美月の部屋−
美月(…)
やっとのことで私は家に帰ってくることができた。
美月(自分の人生…か…)
今の私には将来の夢はない。
時空管理局空戦魔導士
響きとしてはすごく格好良いし、私も小さい頃は魔法使いに憧れていた。
その上「素質がある」なんて言われて、心が揺れ動かない訳はない。
美月(はやてさんは「時空管理局は政府と警察が一緒になったような物」って言うてたけど…)
【警察が犯人を捕まえる=犯人と戦争をする】という変なイメージが頭の中にあった。
美月(やっぱり戦争みたいなんもするんかなぁ…?戦争はしたくないなぁ…)
あれこれ考えながら、ふと時計を見ると深夜1時を過ぎていた。
美月(…今日はこれくらいにして…また明日考えよ)
布団に入ると私はすぐに寝てしまった。
作品名:~NOVELIZE 78th~ 作家名:かもかの鴨