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Muv-Luv Alternative~二人の傭兵~

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 そして護衛に入ると宣言、そして条件を交えたならばそれに見合うだけの戦果を残さなければならない。今も前線で一人暴れているシルビアだけにいい顔をさせるのも少しだけ癪だ。この機体の性能も皆にみせてやろう。
 
 OBを起動し、瞬時に前衛に展開していたヴァルキリー中隊を追い越す。そしてホワイトグリントに接近した所でOBを停止、瞬時に左武装のマシンガンを周囲に乱射する。

 これだけの数がいるのならば打てば当たる。それ程の数が目の前に展開しているのだ。

「シルビア。仕事だ」

「なんですか?」

「予想は出来ているだろう?ヴァルキリー中隊の援護だ」

「了解」

 シルビアの返事を聞いた所で敵の以内部分に着陸。それと同時に両腕側面に装備されている月光を起動。二対に紫色の刀身が出現。

「シルビア。お前も月光を起動しろ。相手の前衛に位置する奴らを一気に切り裂く」

「了解」

 ホワイトグリントの両腕に装備された月光から紫色の刀身が出現したのを確認してからQBくを使い、ヴァルキリー部隊の全面に展開している甲羅を纏った奴らを横から一気に切り捨てて行く。

 QBとレーザーの連続使用によりエネルギーが瞬時に減るが、エネルギーが底を尽きると同時に前衛は全滅。シルビアと俺の背後には赤い絨毯が出来上がった。

「この後はどうするのですか?」

「あくまで目標はヴァルキリー中隊の護衛だ。こいつらを殲滅する訳じゃない」

 そう言いながらも既に回復したエネルギーを使い、次々と敵を切り裂いていく。月光の巨大な範囲が横に振られる度に二桁に及ぶ敵の数が消えてゆく。その刃が四振りある訳だから画面越しに見える敵は面白いくらいに数を減らしてゆく。

 更には敵が俺達二人を熱心に狙ってきてくれるものだから此方をしてはさらに闘い安い。

 サイドモニターでヴァルキリー中隊の方を確認して見れば既に後退を始めている模様。光線級の殲滅は俺が香月と話している時に終わっていたからな。

「シルビア。ヴァルキリー中隊が後退を始めた。俺達も後ろに引くぞ」

「了解」

 月光の起動を停止させ、両肩に装備された他弾倉ミサイルを展開。ホワイトグリントも同様にミサイルを展開。50は優に超えるであろうミサイルの雨が相手の前線を吹き飛ばし、その爆風により周囲の敵も全て吹き飛ばす。

 これにより相手の進軍は一時的に止まるだろう。今の内に此方も後ろに引いておこう。

「今の内に引くぞ」

 機体を180°展開させ、敵の様子には目もくれずOBを起動。既に後退したヴァルキリー中隊の後を追う。

作品名:Muv-Luv Alternative~二人の傭兵~ 作家名:灰音