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終わりなき境界線上のエデン EPISODEⅠ

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第三話 死亡フラグゲット!オリオトライ・真喜子、怒りの制裁!!


午前8時30分 航空都市艦群「武蔵」
武蔵中に響くアナウンス。
“武蔵”「市民の皆様、準バハムート級航空都市艦・武蔵が、武蔵アリアダスト教導院の鐘で朝八時半をお知らせ致します。本艦は十時に、情報遮断ステルス航行に入りますので、御協力御願い致します。――以上」
アナウンスを終える武蔵。そんな中、教導院内で逃げ回る一人の男。
教師A「まてーーー。」
教師B「人攫いめ。大人しくお縄につげ。」
教師C「この人でなし。」
宮本良介「だぁぁかぁぁらぁぁ・・・・・俺は人攫いじゃないって、言ってるだろ~~がっ!!。」
本多・正純「な、何で私も巻き込まれるんだぁぁぁぁぁ・・・・。」
教師達に追われる良介、正純。この後、武蔵全域を巻き込む大騒動が始まる…。
午前8時40分 武蔵アリアダスト教導院前
オリオトライ・真喜子「よぅーーし、三年梅組集合ーー。これより体育の授業を始めまーす。先生、これから品川の先にあるヤクザの事務所まで、ちょっとヤクザ殴りに全速力で走って行くから、全員付いてくるように。そっから先は実技ね。遅れたら早朝の教室掃除よ。ハイ返事は?。」
全員:「Jud.(ジャッジメント)。」
何やら体育とは違う気がする・・・。
シロジロ・ベルトーニ「教師オリオトライ。」
オリオトライ・真喜子「はい、シロジロ。」
シロジロ・ベルトーニ「体育とチンピラとどのような関係が。金ですか?。」
ハイディ・オーゲザヴァラー「ほらシロ君、先生、最近地上げに遭って最下層行きになって暴れて壁割って教員科にマジ叱られたから。」
シロジロ・ベルトーニ「中盤以降は全部自分のせいのようだが。報復ですか、教師オリオトライ。」
オリオトライ・真喜子「報復じゃないわよー。ただ単に腹が立ったんで仕返すだけだから。」
全員「(同じだよ!!。)」
オリオトライ・真喜子の私情まみれの報復に呆れる梅組。
マルゴット・ナイト「報復、報復。」
マルガ・ナルゼ「うん。」
二人「報復ー。」
報復と繰り返して言うナイトとナルゼ。そこへ、剣を向けるオリオトライ・真喜子
二人「わわっ!?。」
オリオトライ・真喜子「休んでるの、誰かいる? ミリアム・ポークウと東は来てないとして」
マルゴット・ナイト「ナイちゃんが見る限り、セージュンとソーチョーがいないかな」
マルガ・ナルゼ「正純は小等部で講師のバイトで。午後から酒井学長を送りに行くから、今日は自由出席の筈」
オリオトライ・真喜子「じゃあトーリについて知ってる人いない?」
葵・喜美「フフ・・皆、うちの愚弟のトーリの事がそんな聞きたい?。聞きたいわよね?。だって武蔵の総長兼生徒会長の動向だものね。フフ・・・でも教えないわ!。」
全員「ええー!?。」
葵・喜美 「だって今朝八時過ぎにこのベルフローレ・葵が起きたらもういなかったから。しかしあの愚弟、人の朝食作って行かずに朝から早起きとは、地獄に堕ちるがいいわ!。」
マルゴット・ナイト「あの・・・喜美ちゃん?。また芸名変えたの?」
葵・喜美「そうよマルゴット。私のことはベルフローレって呼ぶの、いい?。」
マルゴット・ナイト「三日前はジョセフィーヌじゃなかったかな。」
葵・喜美「あれは三軒隣の中村さんが飼い犬に同じ名前つけたから無しよ! いーい!?。」
しつこく自分が変えた芸名を呼ぶようにする喜美。
オリオトライ・真喜子「じゃ、トーリは無断遅刻かな?。ま、聖連の暫定支配下にある極東武蔵の総長は、この位じゃなきゃね。歴史再現の名の下に、各国の代表が教導院の学生に姿を変え、極東を分割支配している今、極東の代表には聖連の支配に都合のいい人物、葵・トーリ。彼のようにもっとも能力のない者が選ばれる。しかも”不可能男(インポッシブル)“なんて字名(アーバンネーム)を与えてね。」
どうやら聖連にとっては武蔵は都合のいい存在である様子。
トゥーサン・ネシンバラ「もう、百六十年昔からそうだもんね。本来この神州の大地はすべて僕たち極東の物なのに。ずっと頭下げたり協力したり金払ったりで、この武蔵は極東の中心になろうにも移動ばっかりの権力骨抜きでどうしようもない。はあ・・・何しろ各国の学生は上限年齢が無制限なのに、こっちは十八歳で卒業。それを超えたら政治も軍事もできないんだから」
彼の横に武蔵を監視している聖連の武神が飛行していた。
御広敷・銀二「小生、あまりそういうこと言ってると危険ではないかと……」
心配する御広敷・銀二に対し、ネシンバラはこう言う。
トゥーサン・ネシンバラ「大丈夫だよ。あいつら僕達の声をいちいち拾ってる暇はないさ。なにしろもうすぐ三河圏内だからね」
オリオトライ・真喜子「へえ、大人ぶって。でもま。そんな感で面倒で押さえ込まれたこの国だけと、君らこれからどうしたいか。解ってる?」
全員「!!。」
オリオトライの言葉に真剣な顔つきになる梅組。
オリオトライ・真喜子「いいねえ、戦闘系技能を持ってるなら、今ので来ないとね。ルールは簡単、事務所にたどり着くまでに先生に攻撃を当てることが出来たら出席点を五点プラス。意味解る?・・・五回サボれるの。」
戦闘系技能持ちが反応したこと褒めるオリオトライ。さらに自分を当てたら出席点をもらえるという。
点蔵・クロスユナイト「先生!、攻撃を“通す”ではなく“当てる”でいいので御座るな?。」
オリオトライ・真喜子「戦闘系は細かいわねえ。それでいいわよ?。手段も構わないわ。」
点蔵・クロスユナイト「では先生のパーツでどこか触ったり操んだりしたら減点されるとこありますか?。」
キヨナリ・ウルキアガ「または逆にボーナスポイント出るようなとことか。」 
オリオトライ・真喜子「あはは、授業始まる前に死にたい?」
点蔵、ウルキアガ「ウヒィッ!」
悪乗りしすぎて、オリオトライに脅しをかけられる二人。そこへ・・・。