二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

Muv-Luv MSigloo 1 日本帝国秘録

INDEX|4ページ/21ページ|

次のページ前のページ
 

第2話 旭日に孤狼は甦る


1995.2.21 深夜
「・・・・・」
自分以外だれもいない部屋にパソコンを打ち込む音だけが響く。
何をしているかというと、現存する帝国軍採用の戦術機のデータと自分が偶然所持していた公国軍のMSとの比較をしている。
それをしていて幾つか分かったことがある。
1つ、戦術機はMSに比べ出力が大幅に低い。
そういうのも、動力源としているものがそもそも違うからだ。
戦術機は電池駆動と燃料駆動で、言ってしまえばハイブリッド駆動。
それに比べ、MSは熱核ジェネレータ。出力差は格段に違う。
2つ、戦術機は実弾兵器、それもマシンガンとショットガンしかない。
つまり、兵器のバリエーションがないのだ。
3つ、装甲があまりにも脆すぎる。
話によると、レーザーを食らうとほぼ確実に撃墜されるらしい。
MSはその確率は低い。
対ビーム装甲ならさらに撃墜される確率は低くなる。
「やはりこの問題を回避できて安価で生産できるのはMS-06シリーズか・・・」
ジオンの生み出した不朽の名機と名高い機体である。
これが主力機となれば前線はかなり楽をすると思う。
「よし、とりあえず掛け合ってみるか・・・」
その日は初期生産型であるMS-06Cのデータを記憶媒体チップに保存し、床に入った。