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図書館戦争 堂x郁 狙われた宝石

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数日が経過したある日、進展が無いように思われていた懸案事項が急に動き出した
『未来企画』の手塚慧と黒き魔女柴崎の最強タッグが事件の解決を導き出した

なぜ手塚慧が郁の為に動く?
堂上はそう思いながら、柴崎の報告を聞いてた
柴崎は堂上に気付き、右手の人差指を軽く顎に乗せながら「んー貸しを返して頂きました」と二コリと微笑む
手塚は「兄貴にも貸しとか作ってるのか!お前は・・」とがっくりと肩を落とす
「まぁ〜一応解決したみたいだし、結果オーライでしょ?」
ね、堂上!と言って小牧は肩を叩く
「裏サイトは全て跡形もなく潰しました
 サイト構築を手助けし、写真を投稿していた方は全員盗撮容疑で逮捕されました
 また、館内で笠原に仕掛けていた館員については、彦根司令に伝え、減俸・厳罰・降格処分となりました」
報告は以上です。と言って、柴崎は席に着く
玄田も「もっと派手に潰せないのか?」と物騒なことを言っているが、とりあげず現状に満足ということが

「後は笠原の視力の回復だけですね・・・」と柴崎がポツリと言うと、全員の視線が堂上に向いた
「これと言って進展はありません。検査の結果も悪くありません。」
一旦言葉を区切り、これは憶測ですが・・・と続けた
「笠原は無意識に”視ない”ようにしている節があります」

会議室の皆が驚いたような表情になった
「どういうことだ?」緒方が堂上に根拠の説明を促した
堂上はコクリと頷き話しを続けた
「医師の説明によると、視力自体には問題が見つからないそうです
 そのうえで、笠原が”視えない”のは、何か”視たくない”ことが原因なのではないでしょうか?」
「つまり”見たくないものから目を逸らす”と言ったところか?」
堂上はコクリと頷き、「事件発生の直後に心的ダメージを受けた可能性が高いと思われます」

沈黙していた小牧が「もしかして・・・」と呟く
何だ?何か知ってるのか?堂上が小牧に視線を送ると、俺も憶測だけどね・・と言って話した
「嫉妬に狂い、必要に攻めてくる加害者女性の顔が目に焼き付いてるんじゃないかな?
 笠原さん、優しいからさ、多分自分に向けられた憎悪に耐えられなくなってるんじゃないかな?」
「だから”視えない”のか?」
「そうですね。だから”視たくない”のではないでしょうか?
小牧は緒方の質問に答えると、笠原さんらしいけどねと言って堂上を見る
柴崎も「あの娘ならあり得るかも・・」と呟き、手塚は「やっぱりバカだ・・あいつは」とブツブツ言う

玄田は緒方に視線を投げると、軽く頷き堂上に声を掛けた
「堂上班は笠原が戻るまで別行動とする!
 小牧、手塚は進藤班へ合流!堂上は有給消化だ!」

「ハァーー?何言ってるんですか?」
「因みに、笠原の視力が回復するまで戻ってくることは許さん!以上!」
「ちょっと待ってください!何無茶苦茶な事いってるんですか?!」
「無理無茶無謀は特殊部隊の十八番だろ?
 それに、笠原の失明が心理的な問題だとしたら、治せるのは堂上だけだろう?」
緒方副隊長まで・・とがっくりと肩を落し、堂上は玄田を睨みつけた
玄田はヒョウヒョウとしながら、「サッサと行け!解散!」と言って手を振る

隊長室を後にし、自席に戻ると、堂上は海底奥底まで届くかという程の深い溜め息を吐いた
小牧は手塚連れて進藤の元へ行き、柴崎は業務部へ戻って行った
残された堂上は、「まったく・・・」とブツブツ言いながらに荷物を纏め、郁の居る病院へ向かった」