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Muv-Luv MSigloo 2 黙示録1998

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「松口少尉!」
「なんですか?オリヴァー・マイ大佐どの」
「素晴らしい操縦技術だ。感服したよ」
「・・・・・ありがとうございます」
「それじゃ、また明日も頼むよ」
「・・・・・」
俺の名は松口・P・慶吾。
父がアメリカ人、母が日本人のハーフだ。
そのせいで迫害を受けてきた経験がある。
だからこそ、実力が物を言う軍に入ったのだ。
帝国衛士学校を卒業し、そのままこの前線基地である築城基地に配属された。
俺は、自分の力だけで生き残ってやる。
絶対にだ!

『松口?あぁ、そんなやつの面倒も見たな』
「本当ですか?少佐」
『敬語はやめてくれや。お前さんが今は上司なんだからよ』
「いえ・・・どうもクセが抜けなくて・・・」
『まぁお前らしいと言えばそうかもな!アッハッハ!』
「お恥ずかしい限りです」
通信で帝国衛士学校教官のソンネン少佐と会話するマイ。
『んで、松口のことだが・・・確かに成績はいい。が・・・』
「が?」
『戦闘中に周りが見えなくなる。まぁエースになるには致命的なクセだな』
「成る程・・・・・」
『あ。そーそー、唯依姫の面倒を見るの、カスペン大佐に決まったぞ』
「うわ、厳しそうですね・・・」
『いや、それがだな。「そんなようではマイの嫁にはなれんぞ!」ってばっかで』
「ぶっ!?本当ですか!!?」
『マジマジ。んじゃ、仕事があるからここいらで』
「あ、はい。ありがとうございました」
そう言い、通信を切る。
「カスペン大佐も物好きだな・・・まったく」
半分呆れつつも満更ではないマイであった。
「そういえば、唯依ちゃん元気かな?」

「くちっ!」
「こら!篁!集中せんか!それではマイの嫁にはなれんぞ!」
「べ、別にあの方のお嫁さんになりたくて衛士学校に入ったわけではありません!・・・・・もう!//」
こちらも、満更ではない唯依であった・・・
作品名:Muv-Luv MSigloo 2 黙示録1998 作家名:mkmk0829