ストライクウィッチーズss集vol.2
エーリカ「一夏?うん、好きだよ♪(友達として)」
バルクホルン「そうか、わかった」
~一夏の部屋~
一夏「…」
バルクホルン「織斑、話がある」
一夏「何だ?」
バルクホルン「貴様に決闘を申し込む。私が勝ったら貴様は扶桑へ帰れ。貴様が勝ったら私は貴様のやったこと全てを許す」
一夏「決闘って…本気か!?」
バルクホルン「ああ。もちろん本気でやりあうからな」
一夏「そんな…怪我でもしたら!」
バルクホルン「エーリカの受けた痛みに比べればそんなもの…」
一夏「本気なんだな、わかった」
~格納庫~
バルクホルン「勝敗は簡単だ。どちらかが降参するまでだ」
一夏「わかった」
バルクホルン「」ウィーン ピョコンピョコン ブゥゥゥゥゥン…!
一夏「来い、白式!」キィィィィン…!
バルクホルン「行くぞ!」
二人の決闘は苛烈を極めた。まずバルクホルンが白式の背後を取って機銃を撃つ。白式はそれを回避しつつ急減速で相手を追い越させ、一気に加速して接近し、雪片弐型で切りつけようとする。それを魔力シールドで防いだバルクホルンは至近で機銃を撃ち込む。白式のシールドエネルギーが若干減るものの、気にせず切りかかる白式。再び距離を取ろうと加速するバルクホルン。バレルロールを用い、白式を追い越させて背後を取ると再び機銃を撃つ。白式はいくつか被弾するも怯まず機動性を活かしてバルクホルンの真上につく。そこから雪片弐型を真下へ向けて刺そうとするも再び魔力シールドに防がれる。
芳佳「あれって…バルクホルンさんと織斑さん!」
バルクホルンは隙を逃さず機銃を撃ち込むが、まだまだシールドエネルギーは減っていかない。
一夏「そろそろアレ、いくか…!」
一夏が言うと白式の雪片弐型の形状が変化していく。白式の必殺技、零落白夜である。これを持って斬りかかる。バルクホルンは魔力シールドで防ごうとする。その刹那。
芳佳「ダメです!!」
芳佳が間に割って入り、零落白夜を防いだ。
芳佳「坂本さんから聞きました。零落白夜は並の魔力シールドなら切り裂いてしまうって。今、バルクホルンさんに向けて使ってましたよね?もし当たっていたらただでは済みませんでしたよ。もしかしたら、亡くなっていたかもしれません」
一夏「お、俺…何てことを…」
芳佳「そもそも、味方同士で撃ち合うなんて何を考えているんですか!?」
バルクホルン「宮藤、これは私なりのけじめだ」
芳佳「何がけじめですか!下手をしたら死んでいたかもしれないんですよ!?」
バルクホルン「済まなかった」
ウーーー、ウーーー!
芳佳「!」
バルクホルン「敵襲か!」
ミーナ「トゥルーデ!そこで何をしているの!」
バルクホルン「済まないミーナ、ちょっとした演習だ」
ミーナ「まぁ、いいわ。そこから西の方角、高度2800にネウロイがいるわ。数はおよそだけれど100以上。すぐに皆も向かわせるから、何とか持ちこたえてちょうだい」
バルクホルン「了解した、すぐに向かう。宮藤、織斑、ついてこい!」
芳佳「はい!」
一夏「ああ!」
~格納庫~
美緒「エーリカ、シャーリー、ルッキーニ、篠ノ之、セシリア、シャルロット、鈴音、ラウラ、行くぞ!」
全員「了解!」
~海上~
バルクホルン「数が多すぎる。それに、残弾も少ない」
一夏「こっちもシールドエネルギーが底をつきそうだ」
芳佳「囲まれました!」
一夏「ここまでか!」
そう思った時、青い閃光と見えない砲弾、紫色の砲撃でネウロイ達が撃破された。
バルクホルン「今のは…!?」
一夏「ブルーティアーズのビームと甲龍の龍咆、それにシュヴァルツェア・レーゲンのブリッツじゃないか!」
鈴「一夏、お待たせ!」
シャル「良かった、無事で!」
一夏「皆、助かったよ」
箒「一夏」
一夏「ああ、頼む」
箒「紅椿、絢爛舞踏!」
白式のシールドエネルギーが回復していく。
一夏「よし行くぜ、白式。雪羅だ!」
白式の右腕が変化を始める。
バルクホルン「少佐、助かりました」
美緒「馬鹿者が。ミーナが心配していたぞ」
バルクホルン「それは申し訳ないことをしたな」
エーリカ「トゥルーデ、はい。弾だよ」
バルクホルン「ありがとう。よし、一気に倒すぞ」
ここから501とIS代表者達によるフルボッコが始まった。あっという間にネウロイを殲滅してしまった。
美緒「では帰投する」
全員「了解!」
~基地~
バルクホルン「織斑、さっきは疑ったりして済まなかった。エーリカから全て聞いた。私の早とちりだったようだ。本当に申し訳ない」ペコリ
一夏「いや、もう気にしてないって。誤解されるような真似をしたこっちも悪いんだからな」
バルクホルン「あらためて、よろしく頼む」
一夏「こちらこそ」
シャル「それで一夏、エーリカさんと何をしたのかな?」ニッコリ
一夏「え?」
ラウラ「裸だったと聞いたぞ」
鈴「いーちかぁー?」ニッコリ
セシリア「これは後でよーく話し合う必要がありますわね?」ニッコリ
一夏「あれ、デジャヴ?」
箒「この…変態がぁーーっ!!」バシィーーン!!
一夏「ぎゃあーーーーっ!!」
完?
作品名:ストライクウィッチーズss集vol.2 作家名:Dakuto