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ストライクウィッチーズss集vol.2

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バルクホルン「大掃除だ!」エーリカ「えー」


プーン…ペチッ

バルクホルン「何だか最近、部屋に虫が多い気がするな…」

プーン…プーン…

バルクホルン「……」

エーリカ「zzz…」

プーン…プーン…

バルクホルン「発生源はここか…」

バルクホルン「」スゥッ「起きろ、ハルトマン!いつまで寝ている気だ!」

エーリカ「うーん…あと40分~…」

バルクホルン「いいや、今日は起きてもらうぞ!」ガバッ 布団ハガス

エーリカ「むー、何だよー」

バルクホルン「部屋を片付けろ」

エーリカ「えー」

バルクホルン「えー、じゃない!お前がだらしないから虫が沸いてるんだぞ。わかっているのか!」

エーリカ「虫ー?……でもめんどくさい」

バルクホルン「今日という今日は許さんからな。ミーナにも言っておく!」

エーリカ「やだやだ。めんどくさいめんどくさいー!」


バルクホルン「というわけなんだ」

ミーナ「そう…それはフラウが悪いわね」

バルクホルン「そうだろう。それなのにあいつは…全く、何度言ったらわかるのか」

ミーナ「ちょうどいい機会ね。この際だから基地中の大掃除をしちゃいましょうか」

バルクホルン「それはいい考えだ。ミーナからの命令にすればエーリカでも掃除せざるを得ないだろうからな」

ミーナ「それに、もうすぐ最終決戦だもの。今のうちにお世話になったこの場所も綺麗にしておきたいでしょう?」

バルクホルン「ああ、そうだな」

ミーナ「それじゃあトゥルーデ、会議室に皆を集めて頂戴」

バルクホルン「了解した」


ミーナ「そんな訳で今日は基地の大掃除を行います」

ミーナ「では、それぞれの担当場所を伝えます。まずハルトマン中尉は自室を」

エーリカ「」

ミーナ「ハルトマン中尉?」

エーリカ「…はーい」(まぁ、適当に片付けておけばいいよね)

ミーナ「なお、ハルトマン中尉は私とバルクホルン大尉が監視するので真面目にやること」

エーリカ「え」

ミーナ「宮藤さんとリーネさん、ペリーヌさんはキッチン周りを清掃してください」

芳佳・リーネ・ペリーヌ「了解(ですわ)」

ミーナ「少佐とシャーリーさんとルッキーニさんはモップがけを」

美緒・シャーリー・ルッキーニ「了解」

ミーナ「エイラさんとサーニャさんは窓の清掃をしてください」

エイラ・サーニャ「了解」

ミーナ「終わり次第、各自の部屋の清掃も行ってください。何か質問は?」
シャーリー「ハンガーとかはやらなくていいのか?」

ミーナ「整備班に頼んであるわ」

シャーリー「なるほど、了解」

ペリーヌ「お風呂はよろしいんですの?」

芳佳「あ、お風呂掃除は私がやります」

ミーナ「では宮藤さん、お願いね。他に質問が無ければ、各自始めてください」


芳佳「私は水回りをやるから、リーネちゃんとペリーヌさんは食器棚をお願い」

リーネ「うん」

ペリーヌ「わかりました」

リーネ「脚立を持ってこないといけませんね」

ペリーヌ「そうですわね。私が持ってきますわ。少し待っていてくださいまし」

数分後

ペリーヌ「ありましたわ」

リーネ「ありがとうございます」

芳佳「」掃除中

ペリーヌ「……」

リーネ「ペリーヌさん?」

ペリーヌ「えっ?」

リーネ「どうかされたんですか?」

ペリーヌ「いいえ、何でもありませんわ。決して宮藤さんが家事を何でもこなせて凄いなどと思ったりは…」

リーネ「ふふ、そういうことにしておきますね」

ペリーヌ「もう、リーネさん!」


シャーリー「よーし、ルッキーニ。どっちがモップがけが速いかレースしようぜ」

ルッキーニ「うん!やろやろー!」

美緒「お前たち、真面目に…」

シャーリー「よーい…」

シャーリー「ドン!」

シャーリー・ルッキーニ「」シュタタターッ!

美緒「…いいだろう、ならば捕まえて反省させてやる」

美緒「待て!シャーリー、ルッキーニ!」

ルッキーニ「シャーリー!少佐が追ってきたよ!」

シャーリー「二手に分かれるぞ!」

美緒「分かれたか…ならば、まずは…!」


エイラ「私が外側から拭くから、サーニャは内側をやってくれ」

サーニャ「わかったわ」

エイラ・サーニャ「」フキフキ

エイラ(窓越しとはいえ、サーニャの顔が目の前に…)

エイラ(やばいぞ、何か変な気分に…)

サーニャ「エイラ?」

エイラ「な、ななな何だ、サーニャ


サーニャ「大丈夫?何だか顔が赤いけど…」

エイラ「だ、ダイジョウブだ!心配スンナー」

サーニャ「うん…それなら良いんだけど…」


ミーナ「さあフラウ、始めて」

エーリカ「はーい…」

バルクホルン「逃げよう、または適当にやろうなんて思うなよ?」

エーリカ「思いたくても思えないって。二人が監視についてるんじゃ」

ガサッ、プーン…プーン…プーン…

バルクホルン「うわ、何て数の虫だ!」

ミーナ「これは見るに堪えないわね。どうしたらこんなに増えるのよ」

バルクホルン「…ミーナ、チクロンBはないか?」

※チクロンB…WW2時、旧ドイツ軍が使用したシアン系の毒ガス。野菜についた虫等を駆除したりするのにも使われたらしい。

ミーナ「そんなの、この基地にはないわ。あったとしても、部屋の中じゃ使えないし」

バルクホルン「ならば火炎放射器で…」

エーリカ「そんなことしたら火事になるだろー」

バルクホルン「ならこの虫をどう駆除しろというんだ!?」

ミーナ「仕方ないわね、何か探してくるわ」ガチャ


ルッキーニ「あっ!」

ミーナ「え?」

ドシーーン!

ルッキーニ「あいたた…」

美緒「ルッキーニ、捕まえたぞ」

ミーナ「美緒、これはどういうこと?」

美緒「どうもこうも、シャーリーとルッキーニがモップがけレースを始めてな。私は二人に真面目にやらせようと追いかけていたんだ」

ミーナ「そう。シャーリーさんは?」

美緒「まだ逃げ回っているだろうな」

ミーナ「はぁ…。美緒はシャーリーさんを追って」

美緒「了解した」

ルッキーニ「」ソローリ、ソローリ…

ミーナ「どこへ行くの、フランチェスカ・ルッキーニ少尉?」

ルッキーニ「!」

ミーナ「真面目にやる気がないようなので、罰としてトイレ掃除もやること。美緒、シャーリーさんにも伝えておいて。二人でモップがけが終わったらトイレ掃除もすること、と」

美緒「わかった」

ルッキーニ「トイレ掃除なんてヤダー!」


芳佳「あ、ミーナさん」

ミーナ「宮藤さん、頑張ってるみたいね」

芳佳「どうかされたんですか?」

ミーナ「ちょっと、虫を駆除できるものを探しているの」

芳佳「虫ですか?それなら…」ゴソゴソ

芳佳「これなんてどうでしょうか?」

ミーナ「これは…キンチョウ?」

芳佳「キン○ョールっていう扶桑の殺虫剤です。最近、基地内に虫が出てきてる気がしたので取り寄せてもらいました」

※キン○ョール…1934年発売。言わずと知れた日本の害虫駆除剤である。

ミーナ(それは間違いなくフラウのせいね…)

ミーナ「ありがとう、宮藤さん。借りていくわ」


ミーナ「トゥルーデ、見つかったわ」