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遊☆戯☆王ZEXAL THE ORIGINAL Ⅳ

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「すっげえなあジェムナイト!超かっけええ!!」

遊馬はダメージを食らっていると言うのにヘラヘラとしていた…No.の余裕という奴か…とことん気に入らない。

「俺はこのままターンエンドだ!!」

フェイズが切り替わり俺のターンとなる。

「ドロー!!」

デッキからカードを抜き放ち、そのカードを見た俺は笑う。

「例え倒せなくても…ライフさえ0にすればいい…ならサンドバックにしてやるぜNo.!!」

俺は歯を剥き出しにしてホープを睨み付けた。

「俺は手札から!ジェムレシス(効果、レベル4、岩石族、地属性、攻撃力1700、守備力500)を攻撃表示で召喚!」

ガネットの隣に穴を開け、モグラのような形の土器が顔を出す。

「ジェムレシスの召喚に成功したとき!自分のデッキからジェムナイトと名の付くモンスター1体を手札に加える!」

ジェムレシスは穴の中に潜り込み、中から蒼玉石を掘り起こし、俺の手に投げつけてくる。

「俺は手札にジェムナイト・サフィア(通常、レベル4、水族、地属性、攻撃力0、守備力2100)を加える」

俺はレシスからサフィアを受け取れば、遊馬を睨む。

「な…なんだよ」

遊馬は少し引いたような視線を向けてきた。…どことなく風香みたいでやり辛い…。

「俺は!レベル4のガネットとジェムレシスをオーバーレイ!!」

「え!エクシーズ!?あんたやっぱりNo.を…」

いま遊馬がなんか言っていたような気がするが…俺は気にしない。

「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!!エクシーズ召喚ッ!!」

ガネットとジェムレシスが赤い光の中へ吸い込まれ渦となり光が爆発する。


「No.をぶっ飛ばせ!!【ジェムナイト・パール】(エクシーズ、ランク4、岩石族、地属性、攻撃力2600、守備力1900)!!」


空から巨大な真珠が降り注ぎ、地面を砕くような勢いで激突し、真珠を卵のように砕いて現れたのは、純白に光り輝くの騎士だった…パールは静かに浮かび上がり、沢山のパールを携える。そして実に偉そうに腕を組み、格下を見るかのように踏ん反り返りながらホープを見下ろす。

「攻撃力2600!?ホープよりも高いなんて!…」


「そして俺は手札から鬼神の連撃を発動!」

魂のように同時に素材となっていた二枚のカードが墓地に行く。

「このカードは選択したモンスターのエクシーズ素材を全て墓地に送る事で、1ターンに二回までバトルが行う事ができる!」

「二回もッ!?くっ!」

遊馬は素早く身構え、バトルフェイズへ行こうする。

「バトル!パールでホープに攻撃!【パール・スパイク】!」

パールは空間に浮いた沢山の真珠を繋げて空中で叩いてホープへ飛ばす。

「エクシーズ素材を一つ使い!ホープの効果発動!!【ムーン・バリア】!!」

真珠による両翼を閉じて攻撃を受け止め、攻撃を無効化される。

「希望皇ホープはエクシーズ素材を一つ使う事で!一度の戦闘を無効にする!!」
「ならばもう一度攻撃だ!!【パール・スパイク!】」

パールは更に真珠を投げつける。

「ならっ!…」

【まて遊馬!ムーン・バリアは使うな!!】


何度目の声だろうか…結果的に遊馬はムーン・バリアを使わなかった。ジェムナイト・パールの投げつけた真珠の玉がホープに激突し、ホープの身体が大きく吹き飛ばされる。

「くっ…」(2700-2600)

遊馬は不服そうな顔を浮かべているのは何故だろう。

「うっ!うるせえなアストラルッ!今やろうと思ってたんだっ!!」

遊馬はそう言って右に向かって叫んでいた…。

「アストラル?…」

それが、さっきからの声の正体か?だが分からない…そんな事はどうでもいい。

「俺はターンエンドだ!」

俺のターンエンドを受けた機械が、フェイズを遊馬に切り替る。

「俺のターンッ!ドローッ!!」

遊馬は直ぐ様カードを手札に加えて身構える。

「バトル!ホープでジェムナイト・パールに攻撃ッ!」

馬鹿め…自爆特攻だと?、なめやがって…俺は歯を食い縛り怒りを露にして遊馬を睨んだ。が、ホープは即座に遊馬の指示に従い、パールへと斬り掛かる。

「ホープの効果を発動し!ホープの効果を無効にする!!」

「何!?」

俺はその相手の訳の分からない行動に不安と戸惑いを覚え、同時に嫌な予感が過った。

「手札から速攻魔法!ダブルアップチャンスを発動!」

ダブルアップチャンスは、攻撃が無効にされたときに発動でき、攻撃力を倍にしてもう一度攻撃することが出来る魔法カードである。

「攻撃力…5000…」

ホープの攻撃力は5000となり、俺のフィールドのパールと啀み合う。

「ホープでジェムナイト・パールにもう一度攻撃!!【ホープ剣スラッシュ】!!」

翼までもが剣へと変わり、四本の剣がパールを4当分に斬り分け、パールは爆発して真珠の鉱石をばらまいた。

「ぐわああっ!!」(4000-1600)

パールの爆風を浴びた俺は、顔を遮る。

「俺はターンを終了するぜっ!」

「俺のターン!!」

敗色の色が濃くなりつつある俺は、震えながらカードをドローする。

「…!」

引いたカードは…この戦況を覆しうるカードであった。

「俺は!墓地のジェムナイト・フュージョンの効果を発動!」

「ぼ!墓地で発動する魔法カード!!?」

遊馬は新鮮な物を見るように驚きを露にして来た。

「ジェムナイト・フュージョンが墓地に存在する場合、墓地のジェムナイトと名の付くモンスターを除外する事で!手札に戻す事が出来るっ!俺はジェムナイト・アレキサンドを除外しジェムナイト・フュージョンを手札に戻すッ!」

「これであいつの手札は三枚…融合する気か!?」

「そうさ…」

俺は遊馬のハンドとフィールドを確認する、フィールドには伏せカードが一枚とNo.39希望皇ホープ、手札は2枚残っている。

「俺は手札のジェムナイト・サフィアと!ヴァイロン・プリズム(効果、レベル4、天使族、光属性、攻撃力1500、守備力1500)を融合!!」


サファイアの石が現れて溶けだし、まるでスクリーンのように広がると、その中からジェムナイト・クリスタ(通常、レベル7、岩石族、地属性、攻撃力2450、守備力1950)が登場し、その目の前にヴァイロン・プリズムが突き刺さり、剣と盾に変わるとクリスタはそれを手に取った。

「悪の闇を凪ぎ払え!!ジェムナイト・プリズムオーラ(融合・効果、岩石族、地属性、攻撃力2450、守備力1400)!!推参!!」

剣と盾を手にしてプリズムオーラとなったクリスタは、ホープと向かい会い睨み合う。

「すっげええ!!ジェムナイトすっげええ!!」

遊馬は何故かはしゃいでいた…こいつは真面目に戦う気がないのか?

「でも…まだまだホープの方が攻撃力は高いぜ!」

「ふん…俺は墓地のジェムナイト・パーズを除外!ジェムナイト・フュージョンを手札に加える」

「げげっ!また融合すんのか!?」

ジェムナイト・フュージョンを手札に加えただけで遊馬は露骨に警戒を露にする。