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GANTZ Paradise Lost 野球星人篇

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エピローグ&ネクストプロローグ・監視者は呟く






新宿・某所・・・

「・・・へー、クドウナオト、かぁー」

男は手製のフレンチトーストを食べながら呟く。

「・・・中々面白い逸材だね・・・」

その男はフレンチトーストを皿の上に置き、代わりにその皿の隣にあったゴルフボール大の大きさの黒いボールをヒョイ、とつまみあげる。
その黒いボールはちょうど、ガンツを小さくしたかのような形をしており、表面にはマップのような映像に現在地を示すような赤点が光っていた。

「西丈一郎もそうだけど、彼も良いなあ・・・」

彼は恍惚の表情で笑う。

「・・・強い装備を与えれば人は、残酷になれる・・・これだから、俺は人間が好きなんだ・・・・」

解釈を間違えば非常に気持ちの悪いセリフをまるで、自分に酔いながら紡ぎ出す。

「・・・さてと・・・次のミッションは何だい?」

男は黒いボールに問う。
すると、先ほどまでマップだった映像が消え、代わりにメッセージと次のミッションの星人が表示された。
まるで、ガンツのように。

『つぎわ、コイシだす。』

男は黒いボールを見る。
次の瞬間、男は元々緩んでいた口元をさらに緩め、悦楽の情を浮かばせる。

「・・・・そう来たかぁ・・・・・」

男はやれやれ、というように首を振る。

「田中星人、かあ・・・面白くなりそうだ・・・」