ある日の・・・・
(シェ)「あんたがいいなら!いいのよ!」
(ラ)「うん!ミシェル君!なんかあったら私に言ってね。お兄ちゃんにぶっ飛ばしてもらうから!」
ミシェルは、「ぶっ飛ばす」の言葉に震えながら何回も縦に首を振った。
(シェ)「とりあえず・・・文化祭の準備はこれで完璧ね。」
(ラ)「そうだ!文化祭にね!お兄ちゃんも!ブレラさんも来てくれるって!」
(ミ)「た・・・・隊長が!?」
ミシェルは、汗だくだくになった。
(ラ)「うん!私の働きを見に来たいんだって!たぶんSMSのみなさんたくさん来ると思うよ!」
ランカの一言でミシェルは泥沼にはまったような顔をしていた。
(ラ)「ん?大丈夫?ミシェル君~?」
(ア)「しかもブレラもかよ・・・」
(ミ)「最悪だ・・・・」
そして・・・文化祭。
(ラ)「いらっしゃいませ~何名様ですか?」
(シェ)「このシェリルが注文を取るんだから!たくさん頼みなさいよね!」
皆が、働いている隅っこで一人陰で動いている人がいた・・・
(ミ)「アルト・・・オムライス一つ・・・」
(ア)「おい!ミシェル・・・此処は大丈夫だから。あっちに行って注文取ってこいよ。」
(ミ)「いや・・・しかし・・・!」
後ろからランカが腕を引っ張った。
(ラ)「もう!ミシェル君!忙しいから!早く手伝ってよ!」
ミシェルは、押された。
(ミ)「うわっ!」
ミシェルは、注目の的となった。
(ミ)「あ・・・・えっと・・・その、いらっしゃいませ・・・ご主人様?」
ミシェルは、恥ずかしながら言った。しかし、周りには、受けていた。
(モブ3)「ミシェルちゃん!注文!」
(モブ4)「ミシェルちゃん~こっちも~」
ミシェルは、まさかの反応に困ったが急いで注文を取りに行った。
(ミ)「は・・・はい・・・!」
こうして午前は、何もなく終わると思った・・・が・・・
(ミ)「いらっしゃい・・・・ませ・・・何名様で・・・?」
(ラ)「あっ!ブレラさん!いらっしゃい!」
ブレラは、少し考えていた。
(ブ)「ミシェ・・・・」
ブレラが名前を出す前にミシェルは口封じをした。
(ミ)「頼む!見なかったことに!してくれ!」
(ブ)「あ・・ああ・・」
ブレラは、ミシェルの勢いにおされた。
(ブ)「しかし・・・」
(ミ)「んっ・・・?」
(ブ)「似合っていると思うぞ・・」
ミシェルは、真っ赤になりトイレに走り去っていった。
だけど・・・そこは、男子トイレ・・・
(ミ)「あっ・・・しま!」
男トイレに二人いた。それは、さっきのモブ3とモブ4だった。
二人は、笑ってミシェルを追いかけた。
(モブ3)「ミシェルちゃん♪俺たちと一緒に遊ぼう~」
(モブ4)「まって~ミシェルちゃん♪」
ミシェルは、あわてて逃げ出した。
(ミ)「うわ~!来るな!誰か!助け!スカートじゃ走りにく・・・あっ・・・」
ミシェルは、こけてしまった。
(ミ)「しまっ!」
二人の手がどんどん伸びてきた。
ミシェルは、だめかと思った時だった。
二人の男は、目の前で倒れていた。
ランカとオズマだった。
(ラ)「お客様~当店では、セクハラの行為は禁じております~♪」
(オ)「貴様ら!それでも男か!この軟弱共!」
やはりランカは、怖かった・・・ミシェルは、再びそう思った。
(ラ)「大丈夫?」
(ミ)「ランカちゃん・・・隊長・・・」
しかし・・・・
(オ)「おい・・・ミシェル・・・その、パンツが・・・」
(ミ)「えっ?・・・・はっ!うわ――――――!」
転んだとき丸見えになったパンツは、ほかの人にも見えてしまった。
(ア)「いいもの見れたな・・・」
(ル)「はい!ミシェル先輩かわいいです!」
(シェ)「まったく!この変態どもは!」
この学園にミシェルの悲鳴が、鳴り響いた瞬間だった。
そして、文化祭の一日目が終わり・・・・
(ミ)「は~一日目が終わった。まさか隊長にあんな姿見られるなんて。俺SMSに行けない・・・」
ミシェルは、涙目だった。
(ア)「ま・・・まあ、結構ミシェル人気だったし。明日もがんばれ!」
(ル)「そうですよ!シェルさんより売り上げが上でしたよ!男の客にも女の客にも人気でしたし!」
(ミ)「お前ら・・・ホローしているつもりか?」
二人は、縦に首を振った。
(ラ)「それにしても・・・ミシェル君を一人にしとくのは、危険みたいね。」
(シェ)「そうね。ボディガードみたいなのが必要みたいね。」
その時、ランカが浮かんだ人物は・・・
(ラ)「ブレラさん・・・とか!ねえ!ブレラさん!いいですか?」
(ミ)「なっ!ランカちゃん!男の人に守ってもらわなくても!俺は・・・!」
(ラ)「えっ・・・じゃあ、ボビーさんですか?」
ミシェルは、固まった。
(ミ)「ブレラさん!お願いします!」
ミシェルは、九十度に頭を下げてお願いしていた。
(ブ)「わかった。引き受けよう。ただし、貴様のメイド姿の写真で!」
(ア)「こいつも俺らと同類だったか~」
(ル)「でも!ミシェル先輩かわいいですもん!気持ちはわかります!じゃあ、僕が撮った。この中から選びますか?」
ルカは、今日のミシェルの写真をたくさん撮っていた。
(ル)「これ~今度校内で売ろうと思って~ブレラさん!お気に入りを一枚選んでください!」
(ミ)「なっ!ルカ!いつの間に!待て―――――!」
ミシェルは、真っ赤になっていたがアルトに抑えられていた。
(ア)「ブレラ~早く選べ~おい!ルカ!俺買うから!予約な!」
(ル)「はい!」
ブレラは、一枚選び・・・
(ブ)「じゃあ、明日はお前のボディガードとなることにしよう。」
(ミ)「くっ・・・・」
ミシェルは、手出しできなかった。
そして、次の日・・・・
ミシェルは、一生懸命働いた。
ブレラは、セクハラしようとしている客を、セクハラさせる前に退治していた。
(ラ)「やっぱりブレラさん・・・すごいな~」
(シェ)「まあ、これならミシェルも大丈夫ね~」
シェリルは、袋を持って現れた。
(ラ)「シェリルさん?これ何の袋ですか?」
(シェ)「これはね~・・・ミシェルこっちに来て~」
(ミ)「ん?なんだ?」
ミシェルは、なんかわからないがシェリルの方に行ってみた。
シェリルは、いきなり猫耳と猫のしっぽを付けた。
(ミ)「ちょっ!これ!」
ミシェルは、すぐに外そうとした。
(シェ)「外したらどうなるか・・・・わかっているんでしょうね~」
この日・・・この間よりも怖いシェリルの怖さを知った。
(ミ)「はい・・・・」
ミシェルは、真っ赤になりながらも仕事を続けた。
客は、さっきよりも増えた。
(ラ)「さすが!シェリルさん!」
(シェ)「もちろんよ!」
そして・・・休憩時間・・・
(ラ)「お兄ちゃんどこ行ったんだろう・・・」
(ミ)「どうしたの?ランカちゃん?」
(ラ)「うん・・・お兄ちゃんもう来てもいい時間なんだけど・・・」
(ミ)「えっ・・・隊長が・・・」
(ブ)「それならさっき・・・昨日の連中に絡まれていたが・・・?」
(ラ)「うそ!」
(ミ)「くそ!ブラン!そこの場所を教えろ!」
(ブ)「お前・・・なぜそこまで必至になる?」