とある転生者の話(第二部)
side:ヒビキ
アユムのハッサムは避けきれず攻撃が入った。
かなりのダメージが入ったようだ。
「よし!エイパム、そのまま畳み掛けろ!」
僕はエイパムに命令した。
更に追撃を加えるエイパム。
遂に耐えきれずハッサムは倒れた。
…はずだったんだ。
「…その程度か」
彼女は笑っていた。
「な…なにを言ってるんだ!?自分の相棒が倒れたんだぞ?」
信じられない!
自分の相棒に向かって言ったのだとしたらアイツより最低だ!
「誰が倒れたって?」
「誰がってもちろん君の…」
その一瞬がいけなかったんだ。
ハッサムが倒れているはずの場所にエイパムが力尽きていた…。
作品名:とある転生者の話(第二部) 作家名:紗雅羅