とある転生者の話(第二部)
第十二話 凄い偶然もあるものだ
夕方、ホーホーが目をさまし、鳴き始める頃。
ここは町と町をつなぐ道路。
トレーナーもポケモンもバトルを仕掛けてくる場所。
そんな所にボクはいた。
「配分を間違えた。」
『ますたー、大丈夫なの?』
「正直野宿だと思う」
『……さっきの民間に戻れる時間じゃないな…』
さっきの民間ってのはボングリおじさんの家。
ボングリケースを貰ったのでボングリを片っ端から入れている。
…まぁ、こんなこともあろうかとお昼は多目に食べたし、ショップで食料は買ってあるんだけどね。
しかも野生のポケモン達が食料にしている実のなる木も近い。
「よし、野宿しよう」
するはずだったのに…
作品名:とある転生者の話(第二部) 作家名:紗雅羅