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とある死神の平行世界

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「君が姫神か?」


「そう。」


俺の問いに何事もなく答える。
これで目的の子を発見したし、このまま保護して脱出をすれば今回は終了だ。


「とりあえず、まずは俺と一緒に脱出しよう。」


「どうして?私はここから出て行くつもりはない。」


どういうことだ…。
彼女は拉致され監禁されているって話じゃないのか?
聞こうにも本人に、
『監禁されてるんじゃないんですか?』
なんて聞けない。なぜならこうして本人が自由に動いているからだ。
ステイルに確認を取ろうにも本人はいない。
一度合流しよう。


「彼ならこないよ。」


「お前は?」


「君には関係ない。今ここで忘れるんだから。」


何を言って…
俺はここで意識がなくなった…。




「ここはどこだ?」


「それはこっちの台詞だ。そしてどうして君といるんだ。」


「俺が知るかよ。」


ばからしい。
俺は家に帰ることにした。
それにしてもどうしてあいつあんな所にいたんだ?
三沢塾なんて予備校に用事なんてあるわけ…


家に着くと、テーブルの上にプリンのカップが置いてあった。
俺のプリン勝手に食いやがって…
帰ってきたらしっかり叱ってやらないとな。


「それにしてもあいつこんな時間にどこにいったんだ?」


時間は既に8時になろうとしている。
仕方ない。こんなこともあろうかと0円携帯持たしている。
しかし…


「あいつちゃんと出られるかな?」


ものは試しで電話をかけた。
6回コールしてやっとでた。


『ひゃ!…ひゃい、もしもしインデックちゅです!』


こいつ噛み過ぎだろ。
それにしても、このやり取り前にしたような気がするのは気のせいなのだろうか?


「俺だ。お前いまどこにいるんだよ?」


『いちご?わたしはいちごを探しに外に出てたんだよ!いちごがいつまでも帰って来ないからお腹がすいて飢え死にしそうになってるんだよ!だいたいいちごはいっつもいっつもって…きゃああああ!』


「おい!インデックス?インデックス?!」


なにが起こってる?ちくしょう!
今の発信地をGPSで確認すれば、インデックスが最後にいた場所を特定できる。
その場所は、


「三沢塾の前…。」


やっぱりあの場所になにかあるのか。
とにかくもう一度あの場所を詳しく調べる必要があるな。
俺は再び三沢塾に向かった。

作品名:とある死神の平行世界 作家名:スバル