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世界一初恋 高x律 葛藤

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【SIDE 高野 Fパート 2/4】 ---------------------------

部屋に連れ込み、すぐさま唇を塞ぐ
何度も何度も角度を変えながら口づける

早く律に触れたくて、抱きしめたくて、熱を感じたくて、存在を確認するように何度も何度も・・・
髪、額、目尻、頬、鼻、顎、耳、項、首、鎖骨・・・
律は「くすぐったい」と身をよじっていたが、苦情は一切受け付けない

「文句ならベットの中で聞いてやる」
耳元で囁くと、真っ赤に染まった顔で小さく「はい」と返事をした



「もう!高野さんは加減って言葉を知らないんですか!」
律が腰を擦りながら、早速悪態をついてきた

「なんだよ。お前だって気持よ「あーーーもういいです!」」
もう!と怒って俺に背を向けてしまった・・・

背後から律に抱きつき「ごめん」と謝る
「逢いたかった・・律・・愛してる」
耳元で甘く囁けば、全身茹でたこのように赤く染まり「俺も・・逢いたかったです」と答えた



脱ぎ散らかされた衣服を纏い、キッチンでコーヒーを淹れる
暫くすると、律も寝室から気だるそうに出てきた

「どーぞ」
カップを渡し、律の隣に座る
以前なら俺が傍に座っただけで「離れて下さい!」とキャンキャン喚いていたが、今はちょこんと大人しくしている
そっと肩を抱き、髪に口づける

律の匂い・・・安心する
こんなにも心が安らぐのは久しぶりだった
そしてジワジワと実感する・・・律が俺の元に戻ってきたと

「お前、今どこに住んでるの?」
もし実家だったら、俺と一緒に住めばいいと思った
と言うか、こいつが帰国したら同棲しようと考えていたので早速聞いてみる

「え?・・・あーーー近くに住んでますよ」
実家じゃないです。そう答える律の挙動がおかしい
急に目が泳ぎ何やらソワソワし始めている

「前に引越したところ?」
それなら引き払って俺と一緒に住めばいい

「・・・いいえ。違いますけど・・・って言うか、もう引き払ってますから」
渡英する前に解約したと話した

「それなら何処に住んでるんだよ」
中々口を割らないため、少しイライラしてきた

そんな俺の気持ちに気付いたのか
「うちに来ます?」と上目使いで俺に聞く

「うん。行く。」
俺は即効で答え、律の手を取る

作品名:世界一初恋 高x律 葛藤 作家名:jyoshico