新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第58話
頭部が電光石火のグレート動輪剣に斬り砕かれ粉砕される。振り返ったグレートマイトガインは、撃破の確認の為に敵を視認した。
グレートマイトガイン 『・・・・・まだかっっ!!!』
舞人 「やはり、あの目玉も意思を持っているのか!!!だが、それごときどうと言うことは無いぜ!!!」
D‐27は頭部を斬り砕かれても尚動き続ける。まだ眼球側が意思を持ち続けていた。ギョロリとグレートマイトガインを睨みつける眼球から再び破壊光線が撃ち放たれた。
D‐27 「ギギギギュギュギュッ!!!」
ギュヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!
だが、決して中りはしない。下降して攻撃をかわしたグレートマイトガインは、止めの一撃を敢行する。チャンスは逃さない。
舞人がディスプレイモニターのコンディションデータをチェックしながら、グレート動輪剣の出力を320%まで引き上げる。従来の動輪剣の出力と比べると、どれほど驚異的な出力かが窺える。
舞人 「グレート動輪剣、出力320%!!!グレートライザー発動っっ!!!」
ディスプレイモニターのボルテージがMAXに上昇。グレート動輪剣を朝の空にかざすと同時に、鍔の車輪が高速回転。更に鍔全体から超高出力のエネルギーソードが天に向かって迸る。
キュイイイイィィ・・・・ヴィギィギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
イエローオレンジに輝く光の剣。グレートマイトガインは新たな必殺技を力強く高速で繰り出す。
舞人 「真っ向っっ、唐竹斬っっっ!!!!」
グレートマイトガイン 『おぉおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!』
ギュグォアアァッッッ・・・・・・ヴィギャズギャシャアアアアアアアアアアアッッ!!!!
正義の輝く電撃斬が生ける災厄を真っ二つに激断した。連続で斬り続ける超高エネルギーがD‐27を激しく爆砕させる。
ズギャギャギャシャドォドォドォドォアアァ・・・・ディドォダギャヴァアアアアアアアアアアアンッ!!!!
大爆発し、燃え盛る炎と化したD‐27を背にして振り向くグレートマイトガイン。グレートダッシュシステムも解除され、通常モードに移行する。そして勝利の青信号が煌いた。だが、まだ斃すべき災厄達が残っている。グレートマイトガインは、再び上昇してあきる野方面へと飛んだ。
お台場では再び進撃を開始しようとするD‐28にジェイデッカー・バーニアンが迫る。その加速力は類を見ない。D‐28もまたジェイデッカー・バーニアンに気づき、腕をかざす。
ドォバオオオオオオオオオオッッ!!!
その瞬間に高圧縮されたエアーバスターが撃ち放たれた。
ビィヒュボオオオオオッッ!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『!!!!』
バシュウウウウウッッ!!! ディギュオオオオオオッ!!!
JXブースターの背面が持ち上がり、その部分のサイドスラスターを駆使して素早くかわし加速する。見えない巨砲をかわしたその背後で、お台場のテレビ局が崩壊する。
バキャラドォガアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『なっ―――!!?空気砲なのか??!』
要 「あれに中れば危険だっ!!!JXブースターをフルに生かして回避していくっ!!!」
もう一方の腕をかざすD‐28。頭上を駆け抜けたジェイデッカー・バーニアンを撃ち墜とそうと試みる。
ビィバボォオオオオオオオオオオオッ!!!
ディギュンッッッ――――
D‐28 「ゴォオオオオオオオオッッ・・・!!!」
ビバボオオオオオオッ・・・・ボビヒュウウウウウウウッ・・・・バヒュボオオオオ・・・
ディギュウウウウンッ、バシャバシュッ―――ドォオオオオオオオン!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『おおおおおおお!!!!』
要 「ジェイデッカー・バーニアンの機動性をなめるなよっっ!!!!」
ジェイデッカー・バーニアンの機動性は伊達ではない。単発を何度も左右交互に撃つが、まったく中る気配が無い。遠隔操縦する要と共にJXブースターの回避性能を見せつける。
業を煮やしたD‐28は、何度も殴りつけるような動きでエアーバスターを乱発させる。
D‐28 「ゴォオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!」
ディシュボ、ドォシュボッ、ドォヒュボッ、バシュボッ・・・・バフュドォオオオオッ!!!
ディギュンッ、バシュッ、ドォドォバアアアアッ、ドォオオオオオオッッ!!!
JXブースター本体が状況に合わせて方向を変え、メインブースターを駆使して全ての攻撃を回避した。
ジェイデッカー・バーニアン 『何度やっても同じだっっ!!!』
そしてここからジェイデッカー・バーニアンが攻め始める。JXブースターで旋回しながら、要がトリガーを引き、JXランチャーを撃ち放つ。
要 「ここで攻めるっっ!!!」
ドォヴァヴォオオオオオオオオオオオオッッ!!!!
ドォヴァズウウウウウウウウウウウウッッ!!!
D‐28 「ギゴアアアアアッ??!」
ビヒュボオオオオオッ!!!
側面にビーム過流が直撃。表面の肉が爆発と蒸発を起こす。反撃でエアバスターを撃ったが、そのポイントには既にいない。続いて左手に持ったJXバスターを撃つ。
ヴァズダアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
ディギャドォズウウウウウウウウウウウッッ!!!!
D‐28 「ギギギイイイッッ・・・!!!」
右肩に直撃。要は旋回攻撃を選択して戦闘を続ける。レバーを引きながら上昇して、斜め上の上空からのモニター画面を視認しながらJXランチャーを胸部に狙いをつけて放つ。
要 「真ん中に撃ち込むぞっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『喰らえっっ!!!!』
ギュドォオオオオオオッ・・・ジャキャンッ、ヴィヴァルギャアアアアアアアアアア!!!!
ドォズヴォギャアアアアアアアアアアッッッ!!!!
D‐28 「ギッッ・・・・!!!」
再び下降して左側面に回りこみ、JXバスターを2発撃ち込む。更には脚部にレッグキャノンを見舞う。
要 「回り込んで攻めるっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『了解っっ!!!』
ギュドォオオオオオッ・・・・・ジャキッ、ヴァズダァアアア、ヴァズギャァアアアアアアアアアッッ!!!!
ドォヴォドォドォオオオオオオオオオオオッッ!!!!
ジェイデッカー・バーニアン 『レッグキャノンッッ!!!』
ギャヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
ディギャヴォドォゴオオオオオオオオオオオウッッ!!!!
連続した高火力攻撃はD‐28の身体を著しく損傷させることに成功した。
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第58話 作家名:Kブレイヴ