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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~ 第1~9話

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 自宅まで帰ってくると、家の前に帰宅を待つ人物が3人レティ提督と護衛だった。
「この様なことになって本当に申し訳ない、謝罪が遅れたことについても重ねてお詫び申し上げます」
 レティ提督が、管理局を代表して土下座しているのだが士郎の態度は冷たかった。
「レティさん、俺はなのはが元通り治ったとしてももう管理局に行かせる気はないよ悪いが帰ってくれ、金輪際管理局との付き合いは無しにしたいんだ。
もし今後、俺の家族に何かするようなことが有れば容赦なく叩き斬る!」

 その瞬間、士郎の目が猛獣の様なまるで虎のような眼差しに変わった。
レティはその眼差しに心の底から恐怖を感じた。

「判りました今日の所はこれで引き上げさせて頂きます、本当に申し訳ありませんでした」

 一旦引き上げるしかなかったレティ、玄関を出たその瞬間だった。

「危ない!」

 走り込んできた士郎に突き飛ばされる。
そこに振り下ろされたのは、巨大なブレードだった。
一瞬姿が見えて歪むように消えた。

「そこだ!」

 士郎が振り抜いた小太刀が機械兵器を真っ二つに切り裂いていた。
それだけじゃないまだ何体かいた。
士郎が襲い来る機械兵器を一瞬でスクラップにしていく、
全部で15体、バラバラに切り裂かれて大破した。

「レティさん、あんた後を付けられたな?」

 その瞬間、町外れの高台で爆発が起きる。
はやての家の方だった。
火炎を纏ったシグナムが戦っていた。

「いかん、なのはが危ない!美由希、恭也の加勢に行ってやってくれ!」

「判ったわ!」

 その瞬間、携帯が鳴る。

「こっちは15体片付いたよ、そっちはどう?」
「ああ大丈夫だ、今片付けた所だ」
「今夜から美由希もそちらに行かせる、交替で警護だ」

 次の瞬間ヴィータが飛んできた。

「ぁ、ここは大丈夫だったか?」
「後はなのはの方だな」
「大丈夫だヴィータちゃん、向こうには恭也がいるし、美由希が向かっている。心配は要らないよ」
「あっ、こいつらはっっ!、なのはをやった奴だ!」
「何っ?」
「ヴィータ一等空士、どう言うことか事情を聞きたい、士郎さんもよろしいですか?」

 こうして高町家で事情聴取が始まった。