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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~ 第1~9話

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「ヴィータちゃん、今のところもう一度」
 今見ているのは次元海賊共が吹っ飛ばされる直前の場面、
芋虫のような形をしたM級戦艦が2隻、その周辺で襲撃準備をする海賊達、
よく見るとそれに混じって武装隊のバリアジャケットも見える。
ただの襲撃準備ではないようだ何かの取引をしている様なそんな感じにも見受けられる。
「どうやら海賊共と癒着している連中が居るようだ」
「あたしはこれからレティ提督にこれを報告してくる。
それからアースラの魔導師は斬らないでくれよ、時々町に降りて来てるから」



「そうですか?よく調べてくれました、それから、ヴォルケンリッターの皆さんは転属の内示があります」
「えっ、転属ですか?」
 シグナムが信じられないという顔をする。
「そうです、これよりヴォルケンリッターはアースラ所属となり地球駐在を命じます」
「任務は高町家及び高町なのはを護衛すること、
任期は高町なのはが再び健康を取り戻すその時までとします」
「なお、シャマル医務官補佐は4年間休職扱いとします」
「なんで私だけ……」
「早く医師免許を取ってらっしゃい、私たちもそれを待っているのだから」
「はい!」

「……と言う訳なんだ、これからはずっとこちらにいられる。
レティ提督がなのはの護衛をしやすいよう高町家に最大限配慮してくれたんだ」
「だが俺はそれでも管理局を信用することは出来ない」



「もしもし美由希、そっちはどうだ?」
「今のところ問題はないわ、恭ちゃんは今仮眠を取ってる。
シグナムさんが来てくれているから特に不安はないわ」
「そうか?引き続き頼む」