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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~10-18話

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 食事の後、理学療法士の先生がやってくる。
いよいよリハビリの開始だった。
 家族を交えてリハビリが始まる。
「まずはこうやって体をくの字にして足をベッドからはみ出させます。
そうしたら足の重さを利用して体を起こすんです」
 僅かな力を掛けるだけで桃子でもなのはを起こすことが出来た。
何度も練習する、家族に起こして貰うだけではない、なのはも自力で起きあがる練習をする。
30分も練習すると自力で起きあがれる様になっていた。
でも起きあがる時に腕を使う為酷く腕がだるい、それにその程度の運動をしただけなのに体全体が苦しい、まだ心臓が回復しきっていない様だ。
「今日はこの辺にしておきましょう」
 1時間としないリハビリだった。
でも自力で起きられた。
今度は車椅子に挑戦したい、早くトイレに行ける様になりたい、出来ればこの一週間でそうなりたい、それがなのはの目標になった。
 おむつ交換の時綾乃が声を掛ける。
「どうだった?リハビリは?」
「うん、凄く手応え有ったよ、なんとか自力で起きられた。
でも最後の方は苦しく成っちゃって……」
「まだ体力が足りないのかな?もっと食べてもっと体力を付けないとね」
 そう、なのはの体力は相当落ちている、標準体重よりかなり軽く成ってしまっている体、体重はそのまま体力に跳ね返ってくるのだ。
(もっと筋肉を付けないと……)
 そんな思いを胸に、少しだけおむつ交換が嫌ではなくなったなのはが居た。