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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~10-18話

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第12話 死ニタイキモチ

 三日目、なのははお昼頃目を覚ます。
昨日は泣きながら眠った、あの悲鳴からずっと泣いていた。
その内に眠りに落ちて気が付けば次の日のお昼だった。
 眠っている間に起きることは何も判らない、
出来れば自分が眠っている間に全てが終わっていて欲しい、それがなのはの切なる願いなのだがそう言う訳にも行かない。
 日に日に起きている時間は長くなる。
起きていれば当然あの時間はやって来る。そう、おむつ交換の時間が……
 嫌なことは早く卒業することだ。
食事にしてもあの気持ち悪い違和感がたまらなく嫌だった。
まずは水を飲む練習、昨日ほど滲みなくなっていた。
これなら明日にはコップ1杯飲めそうだ。
「ぁ、なのはちゃん頑張ってるね」
 テル先生が回診に来ていた。
「そろそろ食べリハかな?」
「食べリハ?」
「そう食べるリハビリ、これが出来るようになったら運動リハビリが始まるよ。
それから今日は検査があるからね」
 食事の前に車椅子に乗せられて検査室へ、MRIが待っていた。
ちょっと遅い昼食を摂る。
歯磨きの後に待っているのはおむつ交換だ。
(嫌だ、嫌だよ、やめてよぉぉぉぉ!)
 声にならない心の叫びを上げながら恥ずかしいのに耐える。
おむつ交換が終わるとしくしく泣くなのはが居た。
そしてそのまま眠ってしまう。